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白いウソ

オイラ、いつもマスコミや政治家は倫理的でなければならず、ウソをつくなんてもってのほか、と書いています。

先日、5歳の孫が父の日に、ジジに絵を描いてプレゼントしてくれました。ジジは嬉しくて「上手に描けたね、ありがとう」と言いました。もちろん、大人と比べれば、稚拙な出来栄えです。オイラはウソをついたのでしょうか(笑)。

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ホワイトライ
オンで真っ先に思い浮かべるのは手塚治虫のジャングル大帝

今日は、ホワイトライオンではなく、ホワイト・ライズ(White Lies)、つまり罪のないウソ(白いウソ)の話。

これに対して、Black Liesは「たちの悪いウソ」「悪意まみれのウソ」。

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ちづちゃんの記事。

https://note.com/chizukowood/n/n606744106f12

夫が元気がなさそうな時に「大丈夫?」と声をかけると、いつも「大丈夫」と答えます。でも、そう答えなくていいのに、という内容です。

この後で考えました。
聞き方が悪かったのでは、と。

「大丈夫?」って聞かれたら、つい「大丈夫です」って答えませんか?
私も「大丈夫ですか?」と聞かれたとき、つい「あ、大丈夫です」と答えがちなことに気がつきました。


これって、ウソなの? 聞き方が悪いせい?

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白いウソと黒いウソ

ちづちゃんの夫が「大丈夫」と答えたのは夫の不誠実さを示すウソではなく、詮索されたくないという意味でもありません。これは習慣的・儀礼的な返答であり、心配させまいとする妻への配慮の賜物。

ただ、本心が見えないため、ちづちゃんは、対応に困ってしまいましたけどね。

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またまた、ちづちゃんの記事。

なるべく寄り添う言葉を探したい。

寄り添いたいのに、届かないと、寂しい。
切ない気持ち。
あなたのことを思っています。考えています。
「大丈夫」って、大丈夫になってほしいという気持ち。
あなたのことを気にしていること。
それを伝えたいこと。
だから聞いてしまう。
大丈夫?
大丈夫なあなたになってほしい。

この文章から、ちづちゃんが人との信頼関係、そして相手の尊厳を守ることを大切にしていることがわかります。だから、手助けすべきか、同情だけでいいのか迷い、寄り添う言葉を探すのです。

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大人と比べて、5歳児の絵に注文をつけることは、真実を言うことかもしれませんが、子どもから絵を描く意欲を奪ってしまうでしょう。孫に真意を伝える必要がないというより、孫の聖域を守るためにウソも方便です。それが白いウソであり、そこに不誠実さはありません。プライベートな世界を綴る日記もそうですし、詮索されたくない場合には、白いウソが有効となります。

他のSNSは経験がないので、比較できませんが、note の良いところは、ちづちゃんのように、人との適切な距離感を持った人が投稿したり、コメントしているところかと。オイラが仲間と呼んでる人たちは、オイラのダメ記事にでも、寄り添う言葉を書いてくれます。

困るのは、コメント欄に自分の勝手な思い込みで相手を非難するようなコメントをする人。オイラ、3度もブラックなコメントをもらいましたから(笑)。

白いウソが嫌なら「何も言わない」「口を慎む」という選択が適切です。つまり、コメントしない、静かにフォローを外す。

人と折り合いをつけるための必要な健全な倫理観思いやりが欠落している人には、ちづちゃんの爪の垢でも煎じて飲んで頂きましょうかね(笑)。

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