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窓際族
オイラ、筋肉痛の窓際族。
筋肉痛は、昨日、娘のマンションの内窓を作ったせい。「えっ、内窓?」って驚かないでください。今はコメリの通販で簡易型の内窓が簡単に手に入る時代。素人でも、窓を2重にできるんです。
午前10時、去年の反省を胸に、いざ出陣。ホームセンターで 1,800円を切る価格の作業台を購入。自転車に積んで、娘の家まで運び、そこで組み立て開始。電動工具がないので、ネジやボルトを締めるのは、すべて手作業。
昼食を摂ったら、いよいよ、作業台の上で窓枠の計測開始です。鉛筆でマーキングしたら、万力に固定して切断。次に、ポリカーボネートの板をハサミで裁断して、枠にはめたら、ハイ、出来上がり。
作業台のおかげで、窓枠が斜めに切れておらず、大満足。でも、ちょっぴり大きかったから歓声をあげるのは、一時お預け。枠を再度カットして、板もトリミングしたら、無事、完成です。
娘が、なぜ内窓を所望したかを、お尻じゃなくて、お知りになりたいですか? それは、エアコンをかけても、窓際や足元が寒くて、不健康かつ不経済だから。
なんと、驚くなかれ、温めた室内の熱の50%は窓から逃げてしまっているんです!! そして、温められた空気中の蒸気が、冷却されて窓に水が付着すると、結露となってしまいます。暑い部屋で、氷の入ったグラスの表面に水滴がつくのも、同じ理屈。
窓辺に座ると背中がスースーしたり、窓が開いていないのにスキマ風が入っているように感じることありますよね。それは、温かい空気が天井側に上昇し、窓辺で冷たくなった空気が下降するコールド・ドラフトが原因なんです。
ちなみに、お父さんたちの知っているドラフトは野球選手の選抜ですが、空調の分野では、圧力差や温度差に起因する空気の流れを意味します。
快適に冬を過ごすための基本は、窓辺で冷やされた空気の下降を打ち消し、不快な空気の流れをなくすこと。せっかく温めた空気を冷やさないことは、暖房効率の改善につながりますし、結露防止にもなるんです。電気ヒーターを置くなら、部屋の真ん中ではなく、窓下に!!
ちっぽけな内窓でも、窓を2重にすると効果が期待できる訳は、空気の流れのない層を作るところにあります。この件については、ながた師範の記事をご覧ください。
てなわけで、窓際の寒さ・結露対策に強いオイラのことを、人は窓際族と呼びます(笑)。
オイラの名前とは無関係ですが、命名に関しては、kojuro先輩の記事をご覧ください。
窓際族 結露・寒さにゃ強いけど 筋肉痛には弱かった by オイラ