sanctuary
まるで夏のような光の午後
もう梅雨なんて終わりとばかりに
汗ばむ太陽の月曜に 僕は休んでる
その代わり日曜も休日もないけど
学校が終わったらいつも本を抱えて
図書館にこもっていた君は 今はどこ
みんな知らない町で知らない人と
うまくやってるのかな なんて
いまだにどこにも行けないまま
何者にもなれてない僕は思う
何回目の夏が来ても同じ場所で僕は
同じ壁の前に 同じ絶望と同じ希望を
繰り返してる そうしてこのどうしようもない
円環とも螺旋ともつかない迷路のような夏に
いつまでも立ち尽くしてる 焼けた砂に
踝まで埋めて ただじっと ここで
〇 〇 〇 〇 〇