Garuchan
普段からバイクで東京をいどうしている garuがいかにバイクで東京を走ることがおすすめかを渋谷を起点と考えて 電車とバイクどっちが安いか解説! ◯銀座 東急プラザ銀座渋谷-銀座 209円(片道) 駐輪場はなんと2時間無料! ちょっとした買い物なら 俄然バイク! また地下で雨にも濡れず、警備員さんもいるので 安心です! ◯新宿 新宿高島屋前渋谷-新宿 167円(片道) 新宿の中心地に2時間まで無料で停められるのはもちろん、こちらは大型バイクも停められるのが嬉しい! 都内
いつか書きたいと思っていた バイクの絵本。 日本中、世界中走り回りながら 自分探しと 呪いを解く方法を探す物語。 自分じゃ絵も描けないので 絵師様、出版社様協力してくれる人 募集しております! よろしくお願い申し上げます。
がるこの冒険 ◆第一章 始まり 私は絶望していた。パスポートと半券そして200ルピー。これじゃあ日本に帰れない。これじゃあ、さっき食べた大盛りのカレーセットが50ルピーだったから…あと4食分!? そのまま崩れ落ちた。もうダメかもしれない。底知れない恐怖と孤独が私を支配していた。 「お姉ちゃん大丈夫?」 今思えば、それが全ての始まりであった。 ●出会い 誰かに話しかけられて、私はびっくりして飛び上がり、立ちつくした。そこにはガリガリに痩せ細
話しかけずにはいられなかった。 言葉も通じないけれど。 牛の糞にまみれた地面にしゃがむ。 その彼の前に置かれたものは五つあった 一つはお金を貰うための薄汚れた紙カップ。 そして白くなった細い何かが四つ。 目を凝らしてよく見た瞬間…悪寒と恐怖と嗚咽が私から溢れてきた。何を見ても何も感じなかった私に…久々の感情だった。 それは…それは…白骨化が進んだ…その少年の手足だったのだ。 しばらくの間何も何も言えず、ただただ眺めていた。 眺めざる終えなかったのかもしれない。 腰が抜け
インドの街はぐちゃぐちゃだ。あちこちで日本では考えられないことが起きている。人は川の流れのように常に動いていて止まらない。蝿がたかる肉売りのおじさん。ニンニクの皮を小さな少女が弟をおんぶしながらむいて売る。そのちょっと端に彼はいた。 始めは小さな子供のように見えた彼は実は青年だった。そうそれくらい小さい青年が。頭はしっかりある。けれど身体がないのだ。
インドは私が考えていたより飢えていて、 活気があって、めちゃくちゃだった。 道はもちろん舗装なんてされてないし、通行区分もない。 クラクションがそこら中から鳴り響く。 人が歩いていてもガンガンバイクを飛ばす。 道の真ん中を牛が堂々と歩いていく。 インドは牛が神聖な生き物で人は轢いても牛は轢いてはいけないらしい。 そんなふざけた街。 ニューデリー駅に行く途中公衆トイレに寄った。 紛れもない公衆トイレに。 そこにはしっかり英語でpublic toiletと書いてあったのだ
日本から約10時間。インディラ・ガンディー国際空港に到着。空港で全財産の1万円札を両替すると、その辺にいる人に「ガンガ」「ヴァラナシ」この2つのワードを言い続けた結果、空港から2日でニューデリー駅につけた。 途中オートリキシャ(三輪のタクシー)や、バスがあったらしいけど明日には死ぬ身。 最期に自分が死ぬ国をゆっくり見ておこうと思い歩いた。
私は父に褒められた事がない。かけっこで一番になっても、テストで一番になっても。父の口癖は俺の父だから当たり前。家族よりも仕事に重きを置き、家にはほとんど帰って来ない。祖母からは祖父も仕事を一番に考える人で若くして過労死で亡くなったと聞いた。私はそんな父を尊敬していたし、私自身仕事に生き過労死したいとまで考えていた。しかし、母は違っていた。家族第一で育てられた母には、それが理解できなかったのだと思う。 ある日、母がおかしくなった。自殺未遂を繰り返すようになった。病院に運ばれる
私は絶望していた。 パスポートと半券そして200ルピー。 これじゃあ日本に帰れない。 これじゃあ、さっき食べた大盛りのカレーセットが50ルピーだったから…あと4食分!? そのまま崩れ落ちた。 「お姉ちゃん大丈夫?」 私は雷に打たれたみたいに飛び上がり、 たちつくした。そこにはガリガリに痩せ細った少年が、私のことを覗き込んでいた。 「ねえ、どうしたの?僕の言葉通じない?」 私が何よりも驚いたのが、それが流暢な日本語だったということだ。 日本から約6000キロ離れたインド