時価総額の高い会社(GAFAM等)の代表がなぜエンジニア出身なのか解説します!
こんにちわ!
株式会社Garoop 代表取締役社長 山下大貴です!
今回は日本のユニコーンが少ない問題はエンジニア出身の経営者が少ないことと関係していると思っています。
例えば GAFAM(世界の時価総額上位のIT企業)の経営者は基本エンジニア出身です。なぜ、エンジニア出身の経営者だと時価総額が伸びやすいのか・・・・
意志決定の質が下がる・・・
プログラミングやITの知識全般の素養がないと意志決定の質が大幅に下がります。システムのことを理解してないので意志決定において短期的な意志決定になりやすいです。
例えば以下のような意志決定です。
技術選定で将来のスケールに適さない、技術的負債に陥るものを使う
→(例)「早くさくっと作ってサービスリリースして、バリュエーションあげて上場させよう」こんな理由でスタートアップではRuby on Railsが使われてきました。ただ将来スケールしてきた場合、Ruby on Railsは高負荷には耐えられませんし、かなり非効率です。
クックパッドもイノベーションのジレンマに陥ってレイオフしましたし、Twitter、GithubなどもRubyから刷新されています。
ERPのFreeeもRubyですが全然パフォーマンスよくないです・・・
→(例)今のトヨタもイノベーションのジレンマに陥っています。EVシフトの流れに世界が完全になってきたのですが大量のガソリンエンジンの技術者を抱えています。日本は解雇規制が厳しいので解雇もできません。ゴミシステムをいっぱい作る
(例)ビジネス、運用側で扱えるように管理画面をいっぱい作る。
(例)ECサイト作りたいから自社で構築したいというときにそれShopifyでいいよね・・・・となる。Shopifyと自社で作るのでは開発費用もメンテナンス費用も桁違いに違います・・・
そのことがまずビジネス側のほとんどが理解できていません
短期的なことしか考えることができない
(例)システムのメンテナンスのことを考えず、サービスをとりあえず出そうとします。5年後にどのくらいスケールし、秒間1000リクエスト飛んでくるようになったらシステムが耐えれないとしたらまた莫大なコストをかけて刷新しないといけません。
エンジニア出身であれば冗長構成にして負荷に耐えれるGoやJava系の言語にするなど初回構築で考えることができます。
エンジニア出身なら10秒で意志決定できるものごとを30分以上かけて意志決定しなければならない(信頼性の問題)
(例)このシステムは秒間どのくらいのアクセス量があり、どのAPIを叩くのが一番多いんですか? どういうシステム構成なんですか?
など投資家に質問された場合、ビジネス出身だと詳細な知識がないので即答が難しいです。「そこで大丈夫かこいつ・・・・」となります。
VCが早く上場させたがる笑
アメリカよりもこの傾向があるのですが、とりあえず上場させたがります。。。
日本だと時価総額1000億超える前に上場しちゃいます。
スモールで上場しちゃってVCも早く利確したがる傾向があるのです・・・
上場すると外部から資金調達しやすくなるのですが、全部公開されたり、意志決定に株主総会を開いたり、承認が必要になったりするので手間が増えます。
下記が最近マザーズに上場した企業です。
※ 参考
https://www.businessinsider.jp/post-253594
まとめ
起業には
気合い
ビジネス知識
エンジニア的素養
これはとても大事です!
なかでも「エンジニア的素養」これが加われば爆発的な成長をとげることができます。例えば下記が実例です。
ビルゲイツ(Microsoft)
スティーブジョブス(Apple)
イーロンマスク(SpaceX、Twitter)
サンダー・ピチャイ(Google)
ラリー・ペイジ(Google前CEO)
マーク・ザッカーバーグ(Meta)
以上です!
エンジニア的素養をあげていきましょう!