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【95】磯遊びから学ぶ:捕まえてヤドカリVSカニを見てみた

連休で真鶴という神奈川県南西部へ行ってきました。磯辺ではカニ、ヤドカリ、ウニ、ウミウシ、ヒトデ、貝、小魚、小エビ...様々な生き物たちがいました。そして自分はなんとカニたちを捕獲し、家で見学してみました。

●品川から一本の磯辺!頼朝船出の地!?
●動くたびにポチャン!大量のヤドカリが!!
●イソガニ捕獲大作戦、始動!
●用心深いカニをどうしたら捕まえられるか?
●驚異!ウニ・ヒトデ・そしてタコノマクラも!
●カニVSヤドカリ!ミニヤドカリとの共生?
●貝にくっつくカニ。一体なぜ!?

品川から一本の磯辺!頼朝船出の地!?

自分は初めて行ったところなのですが、真鶴駅というのは、実は横浜や品川からでも一本で行ける東海道線沿いの駅なんですよね。東海道線は車両前半の方にボックス席、真ん中あたりにはグリーン席もあるので、ゆったり旅気分で行くのもありです。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する源頼朝が船出した場所としても有名で、そこら中にポスターが貼ってありました。自分も見ているのでちょっとワクワクしました^^

あと、デビット伊東さんが自らつくる本格ラーメン🍜の『伊藤商店』というラーメン屋さんも行ったのですが、非常に人気らしく行列になっていました。店内はおしゃれでしたが、すっきりした味もとてもおしゃれでおいしかったです!

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三ツ石という、その名の通り三つの巨岩が並んでいるスポットがあり、ここは海岸景観としても有名らしく、『かながわ景勝50選』とのこと。ちょっと距離あったので今回は行けなかったですが(-_-;)

あと、荒井城址公園っていうところも有名らしく、晴天の中昼寝したり、テニスしたりしました笑

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動くたびにポチャン!大量のヤドカリが!!

元々磯遊びをするつもりではなかったのですが、いざ行ってみたらかなり良い磯辺スポットがあり、友達と童心に戻って遊びほうけてしまいました。

まず、海水が非常に綺麗です。透き通っているので、小魚一匹も見逃すことはありません。岩場の上を進んでいくので、ちょっとごつごつしていたり、滑りやすくなったりしていますが、注意して歩いていれば問題ありません。

また、フナ虫などの「磯辺でみたくないやーつ」も出てきません。基本的に海で生きる善良な(笑)生き物しかいないので、これがまた素晴らしい。

そして!ヤドカリが大量ww

最初見つけたときは「おー!いたぞ!」って感覚だったのですが、よく見ていると、岩という岩すべてにくっついています。中には、日向ぼっこしているのか、水面に出た岩の部分に何匹かくっついていました。かわいい。。

よく見てみると、岩の穴のようなところに、3匹並んでいるのもありました。ヤドカリファミリーなのだろうか。

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そして、個人的にツボだったのが、こいつらポロポロ落ちるんですよ。

人間が近づいてくると、岩肌にくっついていたヤドカリの中でも小心者のやつは、怖くて自分の体をひっこめるんですね。そうすると岩にくっつけていた手足が離れてしまうことになるので、ポチャンって岩から水の中へ落ちていくんです。

つまり、自分がどすんどすん歩くだけで、
周りでポロポロとこいつら落っこちているんですww

中にはくっついたままのやつもいるので、ヤドカリの中にも性格があるわけですね。あははは😊

イソガニ捕獲大作戦、始動!

磯遊びは子供の頃にはまったもので、一番面白いのは、カニの捕獲です。イソガニ(イワガニ)は基本的に手のひらに乗っかる程度で3cmくらいです。しかし、驚異的なスピードで逃げるので、普通に追いかけても勝ち目はありません。

そこで子供の頃に捕まえたときの方法を思い出しました。

それは、通称「ペットボトルへ誘導大作戦」です。

幼き頃の自分は、あいつらは基本的に横移動であるのと、岩陰などの隙間に入って逃げようとする習性があることに気づきました。なので、ペットボトルをセットして、そちらへカニをつついて誘導させれば見事に入る、という戦略です。

考え抜かれたこの知的戦略(笑)で幼少期にカニ捕獲の成功体験がある自分は、今回も飲み干したペットボトルをもって岩場へ駆け抜ける。

見た目は大人、頭脳は子供。

ま、友達も一緒なので怖くないぜよ!

ひゃっふぉぉぉぉぉおぉいいいいいいいいいいい(≧◇≦)

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用心深いカニをどうしたら捕まえられるか?

ってことで、早速カニ捕獲をはじめますが、なかなか戦局は厳しい。

まず、岩だらけなので、すぐに逃げられてしまうこと。また、今回の岩ガニはすぐ逃げるというより、敵が来てもじっとしているパターンが多い。なにかでつついても、ぐっと奥に閉じこもるだけで、なかなか出てこないんですね。用心深いDNAを引き継いでいるようだ。

中にはかなり大きなサイズのカニもいましたが、やっぱりなかなか出てこない。

と、その時、ひとりの友人が妙案を思いつきます。

「この小さな岩をどけたらきっと下からカニが出てくるに違いない」

作戦参謀の助言はもっともだと思いました。
そして、逃げるとしたらこっちの方向だろうという敵ルートを予測し、ペットボトルをセッティング。

さぁ、来いぃぃぃ!!!!!!!!(※28歳)


岩を持ち上げたその瞬間!!

2匹のカニが出現!
一匹はすぐに別方向へ逃げましたが、もう1匹が...

来たぁああああああ!!!!!!!!

ペットボトルの入り口が小さい為、なかなか入ろうとしない様子を見せましたが、ククク貴様そんなところで迷っている立場だと思っておるのか!!もう周りに逃げ道はないんだぞ、ここしかないんだぞ!!

そんな自分の傲慢な思いが届いたのか、カニはやっとペットボトルの中へ!

わはははは!!!!!!

私の勝ちだ!!!!!

※小学生くらいの子供がこっちを真面目に観ていました

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驚異!ウニ・ヒトデ・そしてタコノマクラも!

その後も色々いるいる。

まずびっくりしたのはウニ!

もう大量!!大漁!!!

ウニがそこらじゅうにいるわいるわ。
一つくらい持ち帰ってもええやろと思って、つついてみたら、なんと!!

固い!!!

全然離れないんですよ。トゲを岩にぶっ刺してるのかって思うくらいにガンとして動かないんです。こりゃ駄目だ。でも綺麗だった。

お次はヒトデ。

自分はフィリピンの海で綺麗なヒトデを見たことがあるのですが、日本の海でここまでくっきりと綺麗に見つめることができたのは初めてです。意外とするすると身軽に動いていましたね。

お次は、皆さんご存じでしょうか、タコノマクラ。

ウニの仲間なんですが、名称は江戸時代かららしく、「タコが昼寝しているときに使う枕」という意味ではないらしいですよ。当時そのように見えたからそう命名されたといったところでしょう。花びらのような模様していて結構綺麗ですし、個人的には見つけたときに嬉しい代物です。

こちらも日本でお目にかかれたのは初めて。もう感動ですよ!

あと、基本的にあまり好まれないウミウシ
アメフラシともよく似ていますが、ナメクジみたいな顔しているので、子供からの人気は絶大に低いでしょう。捕まえたいと思ったことはないです笑

というのも、こやつらは貝の仲間。確かに貝の中身だけ取り出したらこんな顔してそうだなって納得ですよね。つつかれたりして危険を感じると紫の液体を出したり、体を収縮させて転がったりします。あの液体は、敵の食欲をなくす効果があるらしく、天敵に食べられないようにする機能らしいですよ。前にこいつらの力を使って「記憶の移植」ができるのではないかというニュースもありました。

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カニVSヤドカリ!ミニヤドカリとの共生?

ということで、捕獲したカニとヤドカリ、貝を持ち帰って、1日だけ飼って観ました。小さな箱のなかの生態系がこれまたドラマあって面白かったんですよ。

まずは、カニとヤドカリのバトルシーンも撮れました。

最高!!!w

カニは攻撃や威嚇をするものの、ヤドカリはすぐに引っ込んで結構奥の方までいっちゃうので、カニも諦める。という小康状態ですw

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あと、海水のなかに小さな小エビと小魚もいました!
小魚は本当に小さすぎてカメラだとわかりづらいのですが、エビは結構これでくっきり分かりますよね!偶然すくった海水のなかにいるなんて、やっぱり生物の宝庫やな、あそこ

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喧嘩が終わってか仲良くなったのか、しばらく見つめ合うカニとヤドカリ。

ちなみに、その後ろには、ヤドカリonヤドカリ状態。
超小さなヤドカリもいるのですが、こいつずっと他のヤドカリや貝の上に乗っかってるんですよ。甘えん坊だなぁ。

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しまいには、カニのハサミの上に乗っかる。
しかし、それを気にしないカニ。これぞ包容力!
あと、さっきからさりげなく映っているもう1匹のカニもいます。白いラインが中央に入っている珍しい模様のカニです。模様によって種類が分かることも多いので調べてみましたがヒットせず。偶然の産物だろうか?

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貝にくっつくカニ。一体なぜ!?

これもバトル中のふたりですが、上の方に貝うつってますよね。
実はこの貝、ずっと上の方に張り付いていました。

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翌日起きたらカニがこの貝を抱きしめるようにくっついていたんですよ。ちょっと画像はクモみたいにみえてグロデスクなので載せないですが、どうしてあんな行動とるのだろうと疑問でしたね。海水が汚れてきたから上に逃げたのか、逃げ道があるとおもって上にいったのか、降り方が分からなくなったのか、はたまた貝が大好きでくっついていたいのか。。。笑

ともあれ、多くのドラマを見れました。
自宅での『ワイルドライフ』ですね。

翌日、海水が混じっている近くの川に放ってきました。

カニは自由になったとばかりになんの未練もなさそうにそそくさと川の方へ。

自由な分、危険も多いからな、気をつけろよ!

ヤドカリたちはしばらく警戒しているのか、ひっこんだまま。
仕方ない、帰ってあげるから、そしたら自分で移動するんだぞ。
さらば!

生物はたくましい。
きっと生きていけるさ♪


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哲学の本質は、真理を所有することではない。
むしろ真理を探究することである。

カール・ヤスパース

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