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【81】ラバーダッキング法から学ぶ:早く・気遣わず・いつでも問題解決!

問題を抱えている時、ゴム製のアヒルに向かって叫ぶと、実は悩みが解決するという話をご存知でしょうか?笑 一見、なにふざけているんだ、と思われがちですが、実は自己解決力が身に着く立派な問題解決方法らしいです。

●マトリックスにも登場!ゴム製アヒルの意味は?
●一人でいつでも。書くよりも早い!
●気を遣わなくてよい!例えば...
●アヒルでなくとも、スライムでもOK!!

それでは今週も\(^o^)/

マトリックスにも登場!ゴム製アヒルの意味は?

ラバーダッキング法とは、Rubber-Dackingと書き、意味はそのまま、ゴム製のアヒルという意味です。子供がお風呂に浮かせて遊ぶ玩具ですよね。

『達人プログラマー システム開発の職人から名匠への道(原題:Pragmatic Programmer)』という本で紹介されたことがきっかけのようです。

元々は、プログラマー業界で、デバック手法としての利用で推奨されていたんですね。コードを書いてみたら、想定していたものと違った場合に、どうやってその問題点を見つけるかが大事になります。バグを見つけなくてはなりません。そこで、プログラマーは、PCの前のアヒルに自分のコードや悩みを説明していくうちに解決できる、という手法なのです。

ゴム製のアヒル、実は最近公開された『マトリックス レザレクションズ』の予告編にも、ネオ(キアヌ・リーヴス)がお風呂の中で頭の上に乗っけているシーンがありますが、それはネオが天才ハッカーとして働いているからでしょう。IT業界の方であればすぐにピンと来る場面なんでしょうね。

特に、プログラマーは自分でコードを書いて、自分でチェックしているので、本当は単純なミスでも気づかないことが多いようです。そこで、ある意味で客観的な視点を強制的に持ち込むわけですね。

しかし、実はこの方法は、日常どこでも役に立つことにも気づきました。

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一人でいつでも。書くよりも早い!

ラバーダッキング法は、実際はIT業界のみで利用されている手法ではありません。なぜなら、自分の思考整理や問題解決、論理的思考のためにも大事になるからです。

一人で抱えちゃうなら、誰かに確認してもらったり、話してもらったりすればすぐに分かるんじゃ?

とも思いますが、いつもいつも誰かがそばにいてくれるわけではないですよね。最近はリモートワークも増えて、自分ひとりで解決していく力も以前より必要になったのではないでしょうか。そんなときに、ゴム製のアヒルに向かって説明してみると、考えていなかったことや意外な事実に気づき、実は解決に近づくのです。自己解決の力も身に付きます。

解決とまでいかなくとも、結局自分が聞きたい質問やゴールって何なのかを明確にしたり、なにかしらの企画や構想であればツッコミどころがないかも確認できます。

しかし、そしたら今度は「じゃ、紙に書きだしたり、タイピングでもいいんじゃ?」とも思いますよね。僕もタイピング派だったので、今まで通りでいいやって思っていたら、圧倒的なメリットがあることに気づいてしまいました。

それは、「書くよりも話す方が絶対に早い」からです。
当たり前といえば当たり前ですが、「まず書きだす!」ではなくとも、「まずアヒルに話しかける!(笑)」でも良いわけですね!

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気を遣わなくてよい!例えば...

例えばどんな感じやねん?ということですが、「転職しようか迷っている」という悩みがあるとします。アヒルに話しかけてみましょう。

「お疲れ、アヒルちゃんよー、職場の上司いやでさ、転職考えようかな~」
「とはいえ、別に、他にやりたいこともないんだけどね」
「やりたいことってさ、むずくない?アヒルもそんなないやろが」
「え、普段はなにに夢中になっているのかって?ゲームだよ、モンハン!」
「ゲームかぁ、ゲーム自分で作れたらおもろいかもな。超絶最強のモンスターつくりたいわ。ゲームクリエイターとかって簡単になれるんかな」
「言われてみたら、どうやってなるのかよく知らんな。資格とかあるのかな、プログラマーになる必要があるのかな?」
「あ、ゲームプログラマーの友達いたわ、今度飲んで相談してみるよ、ありがとうなアヒル!」

といった具合ですかね。
話しかける前よりは思考が整理されていることがわかりますよね。

上記をみても分かるように、

●一人でいつでもできる
●書くより圧倒的に早く思考整理ができる
●気を遣うことなく、気軽に進めていくことができる

という利点があると思います。

誰かに相談や発表するときにも、本質的には同じ思考整理をしているはずです。事前に質問のイメトレをしておくと、効果的かつ効率的にその答えがもらえるはずです。しかし、あまりイメトレしていないと、結局自分がなにを相談したかったのか、もしくは伝えたなかったのかが分からなくなり、相手の時間も無駄にしてしまうことがあります。

イメトレの一つとして、ラバーダッキング法も活用できますよね!

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アヒルでなくとも、スライムでもOK!!

心理学的にも、自分の悩みを言語化することは大事らしいです。確かによくストレス発散方法で「思っていることを口にしまくる!」というのも聞きますが、同じ効果が見込まれるかもしれません。

個人的に、このラバーダッキング法で良いと思うのは、「気を遣わない」「何を話しても良い」「完全にONモードじゃなくてもいける」という点がメリットではないでしょうか。

ロジックツリーを書くとか、箇条書きで1分まずは書き出してみる、とかいろいろ問題解決には手法があると思いますが、構えることなく「誰にもみせなくてよい」「すぐできる」という点では、ラバーダッキング法が実際にしっかりと取り入れられている意味も分かる気がします。

ちなみに、これは書籍で例としてアヒルが引用されただけで、アヒルである必要はありません。

好きなぬいぐるみやフィギュアに対して唱えてみるのも良いかもしれませんね。話しかけやすいというのが大事なので、フランケンシュタインのフィギュアとかはやめてくださいね笑笑(会話が一瞬で終わりそうw)

日本は癒し系のぬいぐるみやフィギュアが多いので、お気に入りのがあるといいですね!

個人的には、ドラクエのスライムはいいんじゃないかな?と思ったりしてます笑 スライムはずっと笑顔なのでw

それではまた!!

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