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ニンジャスレイヤーTRPGキャンペイグン感想記:【即応部隊オオモノミ】第一話


1,はじめに

ドーモ、がーねっとです。
現在ニンジャスレイヤーTRPGプレイヤー歴5か月くらいです。この調子だと多分2024年の大半は忍殺TRPGと共にありそうです……マジで?

普段はdiscord上にて単発卓(野良卓)を中心にエンジョイしているのですが、今回縁あって忍殺TRPGの自由参加型キャンペイグン(キャンペーン)※にお誘い頂きました。いやーウレシイ。実際ありがたい。
※NM・メンバー完全固定ではなく、参加者であれば自由にPLとして参加したりNMとして卓を立てたりできるタイプのキャンペイグン

しかも!

なんと!

ザイバツ・シャドーギルドのCPだ!!ウィーピピー!!

というのも私は忍殺界の三大ニンジャ組織が一つ・ザイバツが大好きでして、隙あらばザイバツ卓に参加したりザイバツ卓のNMをやったりしています。マジで隙あらば参加するので、先日手持ちのザイバツニンジャPCがほぼ成長限界(=キャラクターのステータスに割り振れる40ポイントを使い切った)になりました。ソロシナリオプレイ分も込みとはいえどんだけやってんだよ私は…ソウカイヤやストリートニンジャじゃならまだしも…。

原作登場ニンジャの内、特にお気に入りのニンジャもパーガトリーとメンタリストの二強。どっちもザイバツニンジャです。お気に入りなので私がシナリオ自作するとどうにかこいつらの出番をねじ込もうとします(ダメな作者)
そんな私がこの度ザイバツのCPに参加させてもらえるのです。こんな嬉しいことがありますか?この私が思う存分ザイバツニンジャとしての生を全うしてもよろしいというのですか?あなた

となればやることは一つ!

私の暴走リプレイ記録を残そうじゃねえか!!

というわけで今回の記事は、参加させていただいているザイバツCPのリプレイとなっております。CPの大まかな設定やルールは掲載しますが、あくまでもリプレイ…というか私の感想重点記事なため、舞台背景が分かりづらいところもあるかもしれません。ご了承ください。

※ついでに第一話のストーリーラインをなるべくそのまま追いたい場合はパラ=サンのリプレイがオススメな


2,キャンペイグン概要と設定

①概要

形式:フリー参加CP(セッションの参加メンバーやNM担当者は完全固定ではない。誰でもPL参加・NMをすることができる)
PCの成長:固定成長(特殊)、名声の上限は15
シナリオ報酬:固定
初期作成:名声5スタート、成長の壁1を1枚突破可能。万札150でステータスの数値・防具・サイバネ・スキルなどを購入する形式(詳細は説明が長くなるため割愛します)
ザイバツニンジャとしての派閥や位階について:自由に決められる(派閥無所属でも問題なし)

リプレイ読む分にはこのくらいの情報が分かればええやろという気持ちだ!

②ストーリー・CP内設定

キョート共和国を支配する恐るべきニンジャ組織ザイバツ・シャドーギルド。アラクニッドの占いをもとにしたロードの勅命により、各派閥よりニンジャを供出した即応部隊【オオモノミ】が結成される。当然のように昇格など望めぬ袋小路の「名誉位階」、ゆえに各派閥は最低限程度のニンジャを出向させるのだった。
マスターや位階無しまで同列位階として放り込まれた、名誉とは名ばかりの愚連隊。彼らの栄光はどこに?

キャンペイグンサーバー内のストーリーより引用


さて今回のCPでは、PCはザイバツ内に設置された「即応部隊オオモノミ」に配属させられしており、オオモノミとして様々な任務に駆り出される…という設定があります。
部隊名こそなんかいい感じですが、あくまでもオオモノミは名誉位階。つまりその実態は「配属されれば、その任を解かれるまでギルド内でのキャリアを絶たれたも同然な窓際族めいた部隊」であり、昇格や地位にこだわるニンジャが配属されれば(キャリア的な意味で)死刑宣告も同然です。
そして出向するニンジャを決めるのはグランドマスターやマスター位階。便宜上「名誉ある部隊への配属を推薦された」ということにはなるんですが…まあお上はお上で権力争いとわが身の保守に余念がないため、大抵の場合は政治的思惑だったり個人のなんかだったりで出向ニンジャを選び出すことになります。下々の者は所詮お上の駒よ!

なのでオオモノミには「各派閥における厄介者」や「昇格・権力争いに負けて追いやられた者」「なんらかのなんかをやらかし左遷された者」などが集まっているわけですが、中には自分の意思で部隊入りを希望するニンジャもいます。その結果、派閥も位階もキャリアへの意識も十人十色なニンジャが一つの部隊にブチ込まれているという状況です。約一名オムラのニンジャいるが

位階も派閥も関係なく、様々な事情を抱えて(あるいは特に深い理由もなく)配属された数十人ものニンジャ達。期待、嘆き、野心、そして無関心…各々の感情と思惑が交錯したりしなかったりしながら、彼らはザイバツニンジャとして戦場に赴いていくのです。
設立の背景から理不尽な展開も待ち受けていそうですが…とにかくなんとか我々は戦わなければならない!なぜなら我々は誇り高きザイバツニンジャであり、上位層の命令は絶対であるからだ!
何があってもな!!

3,本日の出撃者

というわけで今回私が参加した「第一話」でご一緒した皆様でございます。
ハム=サンはチーム・ステゴマ※のCPでもご一緒しているのですが、他の方々はほぼほぼ初めましてのメンバーです。

NM:kinoko このCPの企画者=サン。PCへの殺意は高い(主観)。botを用いて毎回トンチキユニークな名前のNPCを生成しては爆発四散させる。
PC①:コッパーテング(ARI) 烏天狗めいた女ニンジャ。スローハンド派閥。太腿はやや太い。よくニヤニヤ笑っている。カワイイ。
PC②:グリンズキャット(silverkey)猫めいた女ニンジャ。ケイビイン派閥。よく昼寝し、首だけ(に見せかけて)で宙に浮く。よくニヤニヤ笑っている。ネコチャン。
PC③:グリムリバー(ハム) 異様な長さの髪を持つ少女ニンジャ。スローハンド派閥。真顔で妙なことをするクソTシャツ愛好家。カワイイ。
PC④:フィアレス(がーねっと) カラテあるのみな女ニンジャ。他には何もない。

敬称略な

    ◆以下のイラストは無断使用・転載その他全て禁止です◆

コッパーテング=サン(画:ハム様)
グリンズキャット=サン(画:ハム様)
グリムリバー=サン(画:ハム様)
フィアレス(画:がーねっと)

女ニンジャしかいねえ!!

…と、ご覧の通りな4人が出撃することとなりましたが…果たして第一話【スロウ・ネオサイタマ・イントゥ・フレイム】の展開やいかに?

(なお、この記事の一番下に設置したおまけコーナーに各PC達のステータスと私の勝手なコメントを載せているので、ご興味あればドーゾ!)

(※チーム・ステゴマの詳細は以下を参照な)



4,オオモノミ設立記念日

①ロード・オブ・ザイバツのありがたいおはなし

キョート城、謁見の間。
邪悪なる古代ニンジャヘレニズム様式のレリーフ彫刻と没薬の煙、奴隷ゲイシャが一心に爪弾く
オコトの音が、ザイバツ・シャドーギルドの心臓部たるこの広間に、退廃的で謎めいたアトモスフィアを
形作る。
巨大なニンジャファラオ像に挟まれた玉座はこの日も紫のヴェールで覆い隠されていた。

玉座の傍らでかしこまる数人のニンジャ達、すなわちグランドマスター達は互いに目配せを交わし、
謎めいた何らかの符丁で言葉なく会話する。
そこから玉座に遠ざかるように控える選りすぐりのマスター、アデプト、アプレンティス達。
そして壁際の空白を埋めるように整列する無数のオカメ・オメーン装備のクローンヤクザども。
居並ぶニンジャ達の中にはキミの姿もある。
銅鑼を叩く奴隷ゲイシャ、オーガニックの猫、カマユデされているシーホース、
ドゲザする奴隷バンガシラ、奴隷スモトリ。ニンジャ千年王国の新たな門出を祝うべく、
謁見の間は多くのニンジャ、モータルが集められていた。

というわけで厳かなアトモスフィアと共に開幕しました第一話。
定刻、大参謀パラゴンが次々とニンジャの名を読み上げ、ザイバツらしい面倒な儀礼的プロトコルをこなしていきます。
ギャンブルオブシディアン、ティンパニアーチャー、クラッシャージェラシー、インサイドギガント…なんだか妙に長い名前の面々が呼ばれたのち、ついに今回のPC達がエントリーの時を迎える…!

「グリムリバー=サン」

グリムリバー(以下「髪」):「…ハイ」
名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

「フィアレス=サン」

フィアレス(以下「フ」):「ハイッ!」
そう勢いよく返事し進み出るニンジャ。彼女は直前まで他のニンジャの動きを見て学んだ一連のオジギを行った。
(これで…いいんだよね…?)両手を額の前で組み、頭を垂れた後、フィアレスは内心の焦りを必死で押し殺す

「コッパーテング=サン」

コッパーテング(以下「銅」):「ハイ」
名を呼ばれたニンジャが『公式記録映像撮影班』『遠神恵賜』『笑顔で』などと書かれたクギリ・ノボリ(ここから公式映像を撮影せよと仰せつかっているのだ)の所で、それまで撮影していたビデオカメラを恭しく畳んで懐にしまい、そして静かに数歩進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

「グリンズキャット=サン」

グリンズキャット(以下「猫」):「ハイ」
名を呼ばれたニンジャが常のニヤニヤ顔を雅なアルカイックスマイル程度まで整え、進み出る。まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、他のニンジャ達にオジギを行う。そして片膝を突き、両手を額の前で組み、首を垂れた。

個性が出ることだなあ

このように、各々が定められた作法をこなして頭を垂れた先は…ザイバツ・シャドーギルドの頂点、ロード・オブ・ザイバツの玉座。
ここに集められた数十人のニンジャは、全員が同じ部隊に配属されるのだ。
その名も…

「皆も既に聞いておるだろう。今日、この日。余はギルドに、アラクニッドの占いの元、ギルドに
もたらされる不吉を払うイチバンヤリとして、新たな部隊の創設と、名誉位階を設けることとした」

アラクニッドの占いは絶対だ。疑問を挟む余地はない。

ロードが二度、小さく手を叩くや、天井より巨大掛け軸が広がる。


【オオモノミ】


「ギルド、そしてニンジャ千年王国到来のため、余はここに『オオモノミ』の設立を宣言する」

一斉に万雷の拍手!奴隷オイランたちは必死の形相でドラを3度叩く!最敬礼を表しているのだ。
作法を少しでも誤れば即、死である。

オオモノミ!
ロード直々に設立した名誉位階への配属!なんたるこの上なき喜びをもたらす素晴らしき辞令であることか!当然この場にいるニンジャは誰も文句言えない一様に賛同、万雷の拍手をもって最敬礼の意と偉大なる部隊の誕生を祝うのである。
ちなみに拍手しないやつは普通に不敬なためカマユデ不可避。なので、

フ:(オオモノミ…あのオリガミは事実…であれば…)そんなフィアレスの考えは万雷の拍手に飲み込まれた。彼女も反射的に拍手!

猫:合わせるように拍手する。血統書付きオーガニックネコが飼い主の手で拍手させられているような様相に見えなくもない。

銅:「………」他のニンジャ達の名が呼ばれている間、カメラを撮影エリアの三脚に設置(定点式であり、ロードの御姿は映さないようになっている)し、それでプロトコルを撮影。その横で拍手。

髪:グリムリバーは一瞬周囲の状況判断を行い、拍手し始めた。そのように教わったからだ。

※ここで実況部屋に拍手する猫のGIFが送信される

もちろん全員拍手!約一名やらされてる感あるニンジャがいるが

こうして割れんばかりの拍手と禍々しきバンザイ・チャントがこだまする中、【即応部隊オオモノミ】は正式に発足する運びとなったのである…。


②あつまれ!ホナミ屋敷

キョート、アッパーガイオン。
オミヤゲストリートよりやや近い通り、モチヅキ・ストリートは、華やかな表道とは打って変わり静かな
住宅街だ。
条例で保護され、景観を維持する奥ゆかしい伝統的キョート建築の屋敷が並ぶ。それはバイオ松の美しい
庭園と、それを周囲から隠す漆喰の高い塀を持つこのホナミ屋敷もまた同様だ。
屋敷内も広く、タタミ敷の室内には新しいバイオイグサの香りがする。またUNIXなどの電子設備も十二分。
地下には広大な秘密ドージョー、茶室もいくつか存在する。
日本人ならばこの屋敷の見事さとリラクゼーションの高いミニマルな箱庭に安らぎのアトモスフィアを
覚えるだろう。
ザイバツのニンジャであっても、このような屋敷を与えられればそれはすなわちギルドからの覚えめでたい
証左。

めんどくさい設立発表の儀式を終えたオオモノミニンジャ一同。キョート城からあからさまに遠ざけられていることを除けば一切の問題が無い詰所に押し込まれ、思い思いに過ごしています。
具体的に何をしてるかというと、

髪:
カコーン。
に設置された電子シシオドシが鳴る。それを追うように、グリムリバーは庭を眺めたまま固まり、定期的に首を上下させている。
カコーン。

フ:「イヤーッ!」フィアレスはいつも通り、ドージョーの空きスペースでカラテ鍛錬を行っている。時間があり、それが許されているのであれば、鍛錬をしないという選択は彼女にはない。

銅:「おお、遠い遠い」 屋根の黒々としたカワラ上で4の字を描く様な片脚立ち姿勢を取りながら手にしたビデオカメラをキョート城の方に向けている。その胸はやや豊満であった。

猫:グリンズキャットは常のニヤニヤした顔に戻り、ふてぶてしい昼寝ネコめいて座椅子に横たわっている。ややシツレイかもしれないが、『名誉位階ではある』という一種の開き直り、当て擦りだ。


NM:バ ラ バ ラ
PL:庭!ドージョー!屋根!室内!
PL:思い思いに過ごし(文字通り)

※なお別日に別メンバーで行われた第一話も見事にバラバラだった

君たち一応この後一緒にミッションこなしていく予定なんですよね?
まあそれだけ個性が強いと言う事だったんでしょう(適当)

そんな物理的距離が遠すぎるニンジャ4人の耳に、ドラ・オブ・ネコチャンのやかましい音が鳴り響く。これは位階関係なくザイバツへの貢献チャンスが与えられるよう、抽選の儀を行いますというお知らせなのだ!

ドラの音を聞いたコッパーテング=サンは屋根の上でUNIXを確認、残りの3名は抽選会場に向けて出発。(フィアレスはほぼ会場にいたようなものでしたが)
そして会場である地下ドージョーでは、あからさまにガラガラポンな巨大抽選レリックが回転し、ニンジャの名が書かれたボールを輩出し、奴隷スモトリが球を掲げ、タイピング奴隷が名前を見て該当者に指令をUNIX伝達し、ついでにスモトリがなんか巻き込まれて死んでいる。その画期的で素晴らしく過去に例のないほど迅速な工程を最低でも30回は繰り返しているというのに、一向に抽選が終わらないという地獄!ていうかオオモノミ何人いるんだよ!

しかし待てば呼ばれる時も来る。最終的にPC達は全員出撃者として選定され、早速目的地へ向かうように伝えられました。行き先は東のクソ田舎ネオサイタマ、交通手段は指定されたポイントで開通中だというポータル。通行者の3割がなぜか二度と返ってこないと言われている魔術的どこでもドアを、なぜこのタイミングでくぐらねばならないのか?
その理由は…。


銅:UNIX画面に表示された文面を見やり。 「……ハハァ、モスキート=サンの言っていた…予見が当たってしまいましたか…」

『奸賊ラオモト、死す。すぐに指定のポイントからポータルをくぐりネオサイタマへ侵攻せよ』

ネオサイタマ炎上のお知らせ

ラオモト・カンが死んだからだ!


③祝!初会話!

そうと分かれば今すぐ出発!と行きたいところですが、その前にちょっとだけ準備をする時間を与えられました。
おのおのがたはスシを早食いしたり、死んだスモトリをつっついて替え歌を歌ってみたり、ドージョーに垂れ下がっていた紐を揺らしては避けてみたりしながら英気を養います。一応聞くけど戦いに行くんだよな?君たちは
そんな中、見事な早食いをキメるフィアレスの元へ、ひらりと舞い降りる一人のニンジャあり。天井で伝達を見ていたコッパーテング=サンである。

銅:「よっ」 屋根のヘリを掴み、飛び降り…下のエンガワにひらりと着地。 カンッ。と高下駄のなる音。
「喉詰まりますよ」 早食いのフィアレスの横でエサをつつくカラスめいてスシを静々食う。嫌味なのでわざわざチャを差し出すとかはしない
フ:「アイエッ」突然降りてきたコッパーテングに驚く!「ど、ドーモ…アリガトゴザイマス…」しかしありがたいコメントには違いないので礼を述べた
銅:「その様子だとあなたも選ばれたみたいですねえ」ニヤニヤしながら。

会話を……している……!(by観戦者組)

コッパー=サンらしい言葉選びと態度で初会話を始める二人。なおこの時点でセッション開始30分が経過していました。
その一方で、残りの二人もドージョーで楽しく(?)おしゃべりを始めます。

猫:「ドーモ、グリムリバー=サン。グリンズキャットです。常在戦場の心得、関心関心……ですが、ポータルへ向かいましょう。拙速は尊ばれるのですねえ」いつの間にかグリムリバーの近くに立ち、ニヤニヤしている。
一方的に喋りたいことを、それも相手のアイサツを待たずに名前を挙げる。
髪:「…………ドーモ、グリンズキャット=サン。うん、わかった。ポータルに向かうんだね。アリガトゴザイマス」 グリンズキャットが話し終えてからアイサツを返す。表情は変わらないように見えるが、心なしか目が輝いているように見えないこともない。

かわいいね

紐とダンシンしていたグリムリバー=サンに声をかけ、ポータルに行くよう促してくれるグリンズキャット=サン。PLのsilverkey=サン曰く、いつまでも紐とたわむれている&あまりにもニュービーの気配だったのでさすがに声かけた方がいいんじゃないか?と思ったとのこと。
なおそれを受けてグリムチャンのPLであるハム=サンは、「グリンズチャンが気を利かせてくれなければ(グリムリバーは)ポータルに遅刻した挙句、ドージョーで紐と遊んだだけでカマユデになったニンジャとしてレジェンドになっていたであろう」とのコメント。貴様の死因は紐とたわむれたが故の遅刻死だァーーーッ!!

閑話休題

どうにかこうにかポータルの元へたどりついた4人は、NMからの「後ろ混むから早く逝け」というお達しを得ながらもなんかいろいろやっていてなかなか入らない。例えばポータルに入るニンジャを撮影してみたり、ポータルから感じる悪いなんかに身構えたり、ニヤニヤしながら立ってたり、「あっさっきのニンジャが誰かと一緒にポータルに入ろうとしてるなー」と眺めたり…。
一応コッパー=サンはグリムチャンを連れて自らポータルに入りましたが、残り二人はグリムチャンの背中を見ながらポータルの前で立ち止まっているばかり。こんな調子ではシナリオ進まない後ろがつっかえてしまうではないか!

というわけで

NM:「フーンク!早くいけ!!」ドスコイオシコミ=サンがキミたちをポータルに放り込んだ!!
猫:「ホンギャ!」雅ではない悲鳴!
フ:「アッスミマ…アイエエエ!」思いっきり突っ込まれて頭から突入!

強制終了

突入!!!!


④キミ冴えて走るハイ・スピード・チューブ

010010010101000100100010010001……
010010010101000100100010010001……
010010100010001キミたちは流星めいたノイズの流れるトンネルを高速で飛行している
010001000100010001スピード・チューブの内部めいた0010001さまざまな影0100101遥か遠く、
黄金の立方体00100000101

NM:D100を振ろう。

ここでNMによる突然のD100振れ宣言!!なんだ?どうした?何の判定だ?
しかし振れと言われたならば振らねばならぬ。4人は0と1の海を泳ぎながら、ただダイスブッダに祈りを捧げる…。

猫:/nd d100 : 1d100 = (60) 合計値:60
髪:/nd d100 : 1d100 = (22) 合計値:22
銅:/nd d100#「おお、コワイコワイ」: 1d100 = (81) 合計値:81
フ:/nd d100: 1d100 = (26) 合計値:26

NM:ふむ!

なおこの直前にゲリラ豪雨による洗濯物取り込みイベントが発生していた

ロール結果は上記の通り。コッパー=サンが一番高いです。

そして地の文=サンは語り始める。透明だが明確に実在するノイズの輪郭、その巨大な鉤爪が0100010001を掴み取ろうと伸び来たる。0010001その斜め後ろではドスコイオシコミの意識体が悲鳴を010010100010001

一瞬のことである。

ドッドスコイオシコミ=サーーン!!
:ドスコイオシコミ=サンもうしんでる!
:サツバツ!
:ナムアミダブツ!!
:間違えて彼もポータルに触ってしまい、消えた。
:ポータル前でグズグスしていたニンジャのせいです。あーあ

俺は悪くねえ!(目を逸らしながら)

ナムサン!ドスコイオシコミ=サンは登場から3分で消滅!これには実況席も困惑!まさか先ほどのダイスロールはドスコイオシコミ=サンの命運を決めるものであっ

嘘です(なおドスコイオシコミ=サンが消失したのは事実)

じゃあ何のダイスロールですかって?

コッパーテングは0101010111の巨大な腕に捕まった!!

(((ドーモモモモ、インクィジタタタターターターターターターター……)))鉤爪、腕、肩、鎖骨、顔がズルズルと壁の中から這い出す。(((インクィジターは許さささははないないないででですすすす)))巨大で禍々しい両手!脱出できぬ!

なお一緒にいたグリムチャンはコッパー=サンにより遠ざけられたので捕まっていない

こいつに捕まるかどうかの判定ですね
(おそらくここで70以上を出すと「3割」認定される)(多分な)

というわけでコッパー=サンがでかい腕に捕まってしまった!
しかしどうもコッパー=サンは過去にもポータルを使用しており、こうして襲われたことも何度かある様子。101010110の触手がコッパーテングをなんか危ない感じに縛っても、「エッチ」と笑うだけであんまり動揺しない。肝が据わりすぎだろコッパー=サン!しょげたネコチャン的カリカチュアライズされた顔のグリンズ=サンは突然の触手バインド光景に対する何らかの何かめいた検閲姿勢(腕を×に交差)を取っているというのに…

あとすでに第一話を終えている他のPLが

:今日の3割は仕事してますね。前回までは5割でしたよ
:初日の3割なんて7割超でしたからね 3割ってなんだよ
:3割は……7割!(てつがく)
:おかしい……ポータルダイスで90台が1人もいない……
なんで90台が2人も出るんです?

大体2~3人は犠牲役のNPCが死んでた

と話をしているというのに(あまり関係ない)


しかしその時!

NM:「アブナイ!イヤーッ!」 その時だ!背後からティンパニアーチャーの意識体がケリ・キックでインターラプト!巨大な手と触手を蹴りこじ開ける!
(((インクィジタタタターターターターターターター……)))
「皮肉屋め!これは貸しだぞ!」

ティ、ティンパニアーチャー=サン!!
地味にオオモノミ設立の儀で名前呼ばれてたティンパニアーチャー=サンじゃないか!!じゃあ他の妙に名前長いニンジャズもこうして登場する可能性があったってことですか?なんとまあ…。

こうして突然のエントリーにより難を逃れたコッパー=サン。しかしNMは無慈悲にもこう告げます。

NM:ティンパニアーチャーは皆さんもよく知るユウジョウある相手です。 全員D4を1回振ってください。

銅:/nd d4 : 1d4 = (3) 合計値:3
猫:/nd d4: 1d4 = (4) 合計値:4
フ:/nd d3 : 1d3 = (2) 合計値:2
髪:/nd d4 : 1d4 = (4) 合計値:4

NM:www(そして貼り付けられる親密度の表)
私:アッ

親密度4のニンジャが…2人!

一瞬のことであった。

「言ってろ!とにかく意識散漫気味なグリムリバー=サンを……」 見事なインタラプトでキミたちを助け、ティンパニアーチャーの意識体はすり抜けるように速度を―――もう一体巨大なインクィジターが突如出現!!スピードチューブの内側めいた空間の壁に叩きつけられ0と1のパーティクルとなって砕け散る!
「バカナ!?101バーッ!サ0101ナ10101!」

髪:「……あ、え、ティンパニアーチャー=サ、」 そのまま0と1の奔流に押し流されていくグリムリバー!
猫:「(号泣する絵文字)」グリンズキャットの表情が戯画化された号泣ネコチャンに!

アアーーーッ!!あのグリンズキャット=サンとグリムリバー=サン相手に親密度4レベルの関係性を築ける相手が!!
あんな思い思いに過ごしてるようなニンジャ達とそこまで親しくなれるのはある種の才能でございますわよ

しかし悲しんでいる余裕はない。ユウジョウある相手を失った4人のニンジャ達は、前方の闇へとスピードを上げて飛び込んでいく。
そしてようやくたどり着いた先は…


5,ようこそネオサイタマへ

飛び出した先はどうやら廃テンプルのようだ。天井には蜘蛛の巣が張り、奥には申し訳程度のブッダ
ウォーリア像がひとつ。ボロボロの首なし像だ。長い年月の中、品のないモータルどもに荒らされたの
だろう。
振り返れば、背後の壁にはキョートのそれと対になるようなマンダラ・ペンタクルが直描きされている。
紫色に脈打つそれはアンバサダーのポータルを補助するマントラであり、儀式である。

目の前には白緑色の装束を着た若いニンジャがザゼン集中しながらポータルを維持していた。
先行したデスナイトは既に到着している。
室内に待機していた数人のニンジャたちがキミたちにアイサツする。

「ドーモ、アンバサダーです」
「ドーモ、ワイルドハントです」
「ドーモ、ウェンディゴです」
「ドーモ、デスナイトです」

思いっきり放り出された先は、「ラクシャージ・テンプル」と呼ばれる廃テンプル。ネオサイタマに駐屯しているザイバツニンジャの拠点の一つです。
たった今唐突に設定が生えたユウジョウ4の相手を失った二人を含め、4人は待機しているニンジャにアイサツを返します。皆が内心どんな感情を抱いていたか、その全ては分かりませんが…。

さて、「早速コッパーテング=サンの脚が必要」と述べたワイルドハントが外を指さすと、そこは見事なアビ・インフェルノでした。もうすぐ夜明けを迎えるというのに、どこもかしこも大炎上。サイレンや銃声や悲鳴がやかましく鳴り続ける中、コッパー=サンが撮影を始めます。

銅:「おお、凄惨凄惨」 ニヤニヤとビデオカメラを回す!
「大体レンラクは入っているので事態はだいぶわかってますが…そうですか、あの男も遂に玉座転落ですか。おお、コワイコワイ」
グリムリバーを撮影している。
髪:「?……???」 カメラを向けられたので、状況判断の末ピースサインを作ってみる。

PL:街撮って街!!!
PL:草

撮っとる場合かーッ

グリンズ=サンはティンパニアーチャーのオブツダンを思い出の場所に立ててやろうかと考えているというのにこれですよ

ただまあ何がどうなろうと、ネオサイタマに派遣された以上は駐屯部隊の指示を仰ぎ仕事をしなければならない!というわけで一同はマネキ・ストリートに散会し、ソウカイヤ系列のヤクザ事務所を潰しに向かうのであった…。

銅:「ソウカイヤの後ろ盾を無くした無粋な輩共を一掃して橋頭堡の確保。ええ、ワカルワカル」
NM:「……オタノシミは構わんが、まず仕事をこなすようにな」ワイルドハントは頭が痛そうだ…
銅:「分かってますよ、ホラ、グリンズキャット=サンも頑張りましょう」 猫顔撮影
猫:「ピース」ニヤニヤ顔!口元が三日月のようだ。

ここでワイルドハントの胃壁は突破された(1枚)

ヤクザ殺しに行く前とは思えないアトモスフィアな

①行くぞ事務所へ殺戮へ

「千円以下」「いいえ未来です」「実際合法」……煩雑なネオンサインの海広がる繁華街マネキ・ストリート。
そこにドクロキンギョ・ヤクザクラン事務所はあった。

「どうなってッダコラー…!何が起きやがった」
オヤブンはチャカとドスダガーを手に事務所内をうろつき、窓からネオサイタマの喧騒を装甲シャッターを
薄く開けて覗き見る。
「オヤブン、実際あちこち大混乱で」「イッキウチコワシとか…」「アイエエ…!オキナワに逃げたほうが」
舎弟ヤクザたちも不安げに顔を見合わせる。

というわけで

NM:好きにエントリーしてブッ殺せ!!

殺意が高いぜ!

  ◆ここからは各PCによる個性豊かなカチコミをごらんください◆

・フィアレスの場合

その時である!

『イヤーッ!』『アバーッ!』
『イヤーッ!』『アバーッ!』 
『イヤーッ!』『アバーッ!』

接近するシャウトと悲鳴!いくつかの銃声を挟みつつ、声は部屋のドアに到達し…
「イヤーッ!!」 
 KRASSSH!! 
轟音!ヤクザドア無惨!

破壊されたドアの破片を踏みしめ、オヤブン達の前に現れたのは…小柄な女ニンジャであった。
「ドーモ、フィアレスです。アンタ達にはここで死んでもらうわ!!」

「ザッケンナコラデイリだ!」
「スッゾコラー!」「アッコラーー!?死ねオラー!!」
オヤブン、舎弟ヤクザはチャカを抜く!BLAM!!BLAM!!BLAM!!

フィアレスはカラテを構え、床を蹴って銃弾の雨を潜り抜ける!
「イヤーッ!」舎弟ヤクザの顔面へカラテストレート!
「イヤーッ!」そのままヤクザを踏み越えてトビ・ゲリ!
「イヤーッ!」そのまま壁を蹴って反対側の舎弟ヤクザの頭部を粉砕!
「イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ!」
事務所内を縦横無尽に巡るフィアレスが、次々にヤクザをねじ伏せ…ついにオヤブン一人が残る!

「アバーッ!」舎弟ヤクザ死亡!
「アバーッ!」舎弟ヤクザ死亡!
「アバーッ!」舎弟ヤクザ死亡!
「アバーッ!」舎弟ヤクザ死亡!
「アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!!?」今さら気づいたオヤブンは失禁!

「フン!所詮モータルなんて大したことないのね!そんなんでアタシが殺せると思う?」
「アタシ、弱い奴は嫌いなのよ!」
「イヤーッ!!」 
フィアレスは強気にオヤブンを見上げると、渾身のハイ・キックをオヤブンの首に叩き込んだ!

「アバーッ!ナンデニンジャがここに!?」オヤブンの首が叫び飛ぶ!即死!!
ドクロキンギョ・ヤクザクラン事務所壊滅!
「…これで最後かしら?」
フィアレスは事務所内の生き残りがいないことを確認すると、色付きの風となり去っていった…。


・グリンズキャットの場合

「ドーモ」声がする。声だけがする。そして、事務所内のタンスが急にガタガタと震え始める。
「アッコラー!?なんだありゃ!?」舎弟ヤクザのひとりが無防備にタンスに近づく。

タンスが急に開き!そこには! ……何もない。誰も居ない。
舎弟ヤクザは不快感と焦燥感に駆られながらも、舌打ちしてタンスを閉め、振り返り……
そこには、装甲シャッターを薄く開けて外を覗き見ているオヤブンしか居ない!
「アレ!?オニイサン?ドコイッタンディス!?」
「ナンオラー……静かにしろオラー…」オヤブンは変わらず外を覗き見ている

「ドーモ、ドクノネコの『お二人さん』。グリンズキャットです」
「アッコラー!?誰だテメエ!」「アん?……ダッコラー!?ナンオラー!?」慌ててチャカを構える!

急に声がして。侵略ネコチャンめいた傍若無人ぶりでヤクザソファに『顔だけで』転がる
グリンズキャット! ……よく見ればその首から下は01ノイズに覆われ隠されているだけではあるが、
この異様な状況でモータルがそこまで判別もできまい。

「アイエエ!?オバケ!?」「な、なんじゃこりゃあ!?」
「突然ですが、死んでもらいたくて。理由とか……えっと、まあいっか。そのビックリする顔が見れたら
飽きちゃった。つまんないねえ」興味の乱高下が著しい!
グリンズキャットはニヤニヤ顔のまま立ち上がり、首だけ(に見えるすがた)で近寄り、
オヤブンを01ノイズに巻き込む。
「く、来るんじゃねアバー01ーッ!1001!」チャカを発砲するも致命的攻撃を受け死亡! 

「オメデト! あなたが次のオヤブンです。4秒ほど!」そしてタンスを開けたヤクザに笑顔を向け、
01ノイズを纏ったカラテ! 
「アイエエ!?アイエエエ!!」BLAM!!BLAM!!BLAM!!
舎弟ヤクザ改めオヤブンも発砲!しかし運命変わらず集任期期間4秒!!歴代最速!!
事務所の歴史は閉ざされた!

「ふわぁあ。2分ほど昼寝していこ」
グリンズキャットはヤクザソファに昼寝ネコめいて丸まり、ご満悦!


・グリムリバーの場合

ブガー。
ヤクザ事務所の呼び鈴が鳴り、戸口に訪問客が立つ。異常だったのは、それが年端もいかない少女の姿を
していたこと。テルテルコケシめいた白い布で首から下をすっぽり覆っていたこと。
そして、その髪が長く……少女の背丈よりも長く、先端が見えないほどに長く伸びていることだった。

「なんだお嬢ちゃん。ここは表の店とは違うぜ、とっとと帰りな」
呼び鈴に出た舎弟ヤクザがにべもなくドアを閉める。
ブガー。
呼び鈴が再度鳴る。

「チッ!アッコラー!?フザケテっとガキでも容赦しねえぞアアーーッ!?」
舎弟ヤクザがドアを開けヤクザスラング!子供どころかそこらのサラリマンだろうと失禁する怒声!
……だが目の前の少女は?
「ドーモ、……エート、ヤクザの皆さん。ザイバツシャドーギルドのグリムリバーです。
今日はカチコミに来ました。」
頭を下げる。

「……」なんだ、この、コレは…?
舎弟ヤクザのニューロンに壮絶な悪寒が流れ込む。
ごくり、唾をのむ。ザイバツ?ザイバツとはなんだ?
カチコミ?カチコミと言ったのか?

「うん、相手を確認した、アイサツもした。オヤブンは……顔を見なくても関係ないか。大丈夫。
……うん、じゃあ殺すね」
「ザ、ザッケンナコラー!」咄嗟に懐のチャカに手を伸ばす!

言い終わるが早いか、グリムリバーの背後、戸口の闇から、濡羽色の濁流が流れ込んできた。
それは、すべて髪の毛だった。
虐殺が始まった。

「アイエ…」チャカを抜き、発砲。出来たのはそれだけだ。
鉛玉は闇に飲まれ、己もまた激流に流され―――
「アババーーッ!?」「アイエエ!?なんだこアバババーーッ!!」
「デイリ、ちがう、ダッコラー!?ドスが通らねアバババーーッ!!!」
ナムアミダブツ…!

……数分後。
真っ黒に染まった事務所の外窓にヒビが入り、割れた窓から、ぞろり、と大量の髪の毛が溢れ出てきた。
事務所内に生きているものはいないだろう。一人を除いて。
最後に窓から吐き出されたグリムリバーの「本体」を、下で待ち受けていた者が受け止めた。
髪を束ねて作り上げた巨漢。
これが彼女のジツ……異常発達した髪を操作し、編み上げる、ヌバタマ・ジツである。

※この辺でNM=サンがうっかりコッパー=サンのターンを飛ばしてしまい、磁気嵐が発生する

・コッパーテングの場合

キラッ、と薄く開けた隙間の向こうに銅色めいた煌めき。
そして。

ドシュッ
  
隙間を覗き込んでいたオヤブンの頭部を、斧の刃先めいて分厚い刃が貫通した!

シャッターの向こうからだ!

ずるり、オヤブンが床に崩れ落ちる。
「……オヤブン?」
舎弟が呆然と声をかける。
「「「アイエエエ!?オヤブン!?」」」一拍遅れて絶叫!舎弟ヤクザたち混乱!

「おお、無様無様」
混乱する舎弟ヤクザの中に、混じるものあり。その女は手にしたビデオカメラで混乱を撮影していた。

「アイエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?テングナンデ!?」メンポ、一瞬で現れた!
間違いなく天狗かニンジャだ!!
「ザ、ザッケンナコラー!!!」
グレーター舎弟ヤクザがチャカを発砲!
BLAM!!

「ドーモ、ドグサレカラスの」

キィンッ

銅色の半弧がひらめき、銃弾を切断。
「皆さん」
「コッパーテングです」

「アイエエエ!!」グレーター舎弟ヤクザ失禁!銃弾を切った!?どうやって!?

カンッ、と床に脚を下ろしたコッパーテング!履いている一本高下駄の歯の部分から突出する…刃!
「……ちょっとお仕事でして。スミマセン」

「アイエエ!アーーイエエーー!!」「ザッケ…!撃て!撃ちやがれ!!」「アイエエエ!!」
恐慌!ヤクザたちはチャカを無駄と知りつつも撃つ!
BLAM!!BLAM!!BLAM!!

ブゥン。コッパーテングの姿が消えた。
残像…高速移動だ!

「おお、コワイコワイ」

残像が…銃弾の嵐の間を通り、その場にいた者共の背後、頭上、眼前で蹴りを繰り出していく。
パウッ
ザシュッ
ブシャ
舎弟ヤクザたちは頭部を瞬きの間に潰され、断末魔もなく即死!即死!即死!即死!ゴア!!

「……そんなマメデッポ、カラスも食いませんよ」

最後に残ったグレーター舎弟ヤクザの前!
ニヤニヤ笑いが至近距離。
「ア、ア、アイエエ……」CLICK!CLICK!CLICK!弾切れの音が虚しい。

「では」
ビデオカメラを構える。
「良い顔を見せてください?」
ぐっ、とコッパーテングの身体が沈み。

突風めいた後ろ回し蹴りが。

「バショーセン!」
カァン‼︎

___吹き抜けて行った。

「アッバーーーッ!!」
恐怖、苦痛、涙と鼻水で汚れた薄汚い生首が天井まで跳んだ。
ごとん、そのまま床に落ち、それを最期に静寂が戻る。

「ド腐れの通りになりましたね」
全てを映像に収め。
「……あの猫ちゃんは多分今頃サボタージュしてますかね」
血痕の飛び散った時計を一瞥して。
「迎えにでも行きますか」

カンッ。

高下駄を鳴らし、銅色のカゼめいて消えた。


まあニンジャVSただのモータルが争ったらそりゃこうなるわ


こうしてマネキ・ストリートのヤクザクランが粉砕された後、ストリートには一人のニンジャが駆け込んできます。
彼の名はロングドゥア、つい昨日トレーニングを終えたばかりのニュービーニンジャ。磁気嵐が吹き荒れる前に一度ストリートに飛び込んでいたのだがきっと気のせいだろう
彼はソウカイヤ系列の事務所に逃げ込むことで、身の安全を確保するのが目的なご様子。
しかし…

4つ。本当にそうかな? 5つって事はないねえ。3つだったりしなかった? 2つだったかも。
1つってこともあり得て……0って可能性があるんじゃないの?」
ニヤニヤ顔の、ニンジャの生首(に見えるように体を01ノイズで隠したグリンズキャット)が、
中空に浮かんで声をかける!

「アイエエ!?」目の前にニンジャ!いやニンジャかこれ!?

「……イヤーッ!」ロングドゥアの背後から現れた巨漢が掴みかかる!
掴まれれば、その体を構成する髪の毛に絡みとられるであろう!

「アイエエ!?アーイエエ!!」ロングドゥアはすっ転ぶようにこれをなんとか回避!

「……あれ。上手くいかない」
巨漢の胸の中央やや左にグリムリバーの顔!首を傾げ、じっと手を見る。


「ほら、笑ってみてくださいよ。いい顔で」
少し離れた場所でビデオカメラを回しその光景を撮影する者あり。

「ドーモ。コッパーテングです。皆さん、もうちょっと真ん中に集まれますか?」チョイチョイ

「アイエエ……ウ、ウオーッ!!」
アイキドー・シャウト繰り出し、気合を入れる。だが完全に腰が引けている!
そうしてロングドゥアが顔を上げた瞬間、フィアレスが目前に降り立ち脚を振りかぶる!
「イヤーーッ!!」 
 SMAAAASH!! 
フィアレスの蹴りがロングドゥアの首をケマリめいて跳ね飛ばした!
「な、なんだお前ら!?マッポ、イッキウチコワシ……誰アッバーーーッッッ!!!!」

憐れロングドゥア!
事態を把握することもアイサツすることも出来ず!
「サヨナラ!」
生首となって爆発四散!

「絵になりますねえ」
「アハハ! 良いですね、今の。お株がとられちゃった。彼はお頭を取られたみたいですが」
生首状態でニヤニヤ顔を浮かべるグリンズキャット!

「おおー……」
グリムリバーが目を丸くする。なんと鮮やかで、迷いのないカラテ。
「……今度トレーニングのやり方教えてもらおう」

「ふぅ…」爆発四散を確認し、ザンシンを解く。「ちゃんと当てられたわね」
「おお、見事見事」ニヤニヤ近づいてくる。
「よきカラテでした。ナイスショット、雅なり」ニマニマしている。

キミたちは見事な手際でマネキストリートを制圧した。

ロングドゥア無残!!

ちなみにこの時コッパー=サンが撮っていた映像は見事いい感じに撮影されたようです。認識災害モスキートの映り込みに備えて中継はさすがにされなかったようですが…。


②犬とムテキの極道車

というわけで無事お仕事終了…かと思いきや、ワイルドハントから更なる指令が届きます。
その端的で武骨なメッセージにNMからシツレイポイント※を贈呈され、彼のネオサイタマ任期が1年(累積分で最低でも4年)延びたところでNMはあることに気付きました。

(※シツレイに対して付与されるポイント。CPが終わって一番高かった人はロスト…となる予定だったが、各種事情により単なるフレーバーとなった)

NM:冒頭見て思い出したんだけど、今日は誰もワビチャしてない…?
PL:してないですね
PL:一番可能性があるのは室内には居たグリンズキャットだけど、してない……もしかしたらスシ食べた組がほんの僅かにチャを呑んでたかもだけど
NM:でもそれワビチャではなく普通にオチャだろうし
PL:シシオドシを眺めてワビサビに思いを馳せるのは広義のワビチャと言えるのでは?(強弁)
NM:ワビサビに思い、馳せてましたか…?
PL:
🙄

なお過去のグループは大体誰かが茶会してました

ザイバツニンジャ#とは

さてコッパー=サンの頭についたポンポン飾りで遊びだすネチコヤンが発生したりしながら4人は次の目的地へと移動!指定されたポイントでソウカイヤの装甲ヤクザベンツを待ち構えます。
目的は、ベンツで護送されているであろうラオモト家の関係者。どうにかその人物を引っ張り出し、確保しなければなりません。ワイルドハントの手配によりクローンヤクザ部隊が道を封鎖しているものの…果たして敵は大人しく止まってくれるのだろうか?
すると…

待ち構えていると、凄まじい速度で突っ込んでくる装甲ヤクザベンツ!
慌ててハンドルを切ったのか、ドリフトし建物に激突するように停車!
……

重金属酸性雨がしとしとと降り始めていた。不穏な遠雷の音。
と、装甲ヤクザベンツの運転席から誰かが下りてくる。
その男が手にもった布を広げる。上等な紫布に金色の糸で刺繍されたクロスカタナの紋章、
「キリステ」の文字。

―――ソウカイヤ旗だ。

男は包帯とサラシの巻かれた剥き出しの上半身をそれでマントめいて覆った。
だが明らかにその男は満身創痍であり、三本足の犬めいてよろめきながら向かってくる。
男はキミたちの前に、立ち塞がる。

「ドーモ、ソウカイヤのオニヤス・カネコです」
狂犬はキミたちを睨み、背を向けて無礼なアイサツを行った。旗を見せつけるためであろう。
サツバツとした風が吹き、ソウカイヤ旗を威圧的にはためかせる。

ソウカイヤの狂犬…来たる!!
敵ながら普通にカッキェー奴だな

銅:「来ましたね、ソウカイヤの走狗めいた輩が」 豊満な胸を支えるかの様に腕組み姿勢で立ち、独自のカラテ構えとして4の字を描く様な片脚立ち姿勢を取ったコッパーテングが彼の者の前に相対する。 「ドーモ。うちらはザイバツ・シャドーギルドです」 代表者アイサツめいて率先オジギ。

猫:「ばく……オット」直立ネコチャンめいて硬直した後、先とは比べ物にならぬアトモスフィアのニンジャをみとめ、ニヤニヤ顔を強める。
「ドーモ、ザイバツ・シャドーギルドの者です」礼儀正しくアイサツし、ザイバツの名を掲げ。「ぼくはグリンズキャット」アイサツを返す。
銅:「うちはコッパーテング」 グリンズキャットの横でニヤニヤする。

フ:「ドーモ、」フィアレスは立ちふさがった男にアイサツしようとして、一瞬思考が止まる。紫のマント。見たことがあるようなないような。 「……フィアレスです」ほんの数秒だけ頭痛がして、フィアレスは顔をしかめた。少なくともこの男は全く知らない人物だ。

髪:「ドーモ、オニヤス・カネコ=サン。グリムリバーです。……ひどい怪我してる。休んでいなくていいの?」 グリムリバーに嘲意はない。純粋な疑問と配慮によるものだ。

ニヤニヤ組と純粋な疑問組

こちらも負けじとザイバツ所属であることをアピールし、ついでにおのおのがたの反応も見せながら、ベンツの中にいる「坊ちゃん」を引き渡せと要求してみるも…最早オニヤスはこちらの声に耳を傾けず。
不可侵条約を破り侵攻してきたザイバツへ、ソウカイヤがまだ死んではいないと証明するために、獣じみた唸り声と共に突撃してくる!

◆戦闘開始だ!!◆

というわけで最初の手番はグリムリバー=サン。彼女はその超絶ロングヘアを操って戦うニンジャですが、TRPGのデータ的にはビッグニンジャ(これを読み替えにより「髪を編んだ巨人を作って戦う」という設定としている)に当たります。
なので彼女は…
シコが踏める!!(ビッグニンジャのジツの一つ)
つまり通常ダメージだけじゃなく回避ダイスダメージ(減少)も与えられる!(ジツの効果)
スゴイ!!

「AAAARGH!」 ヌバタマの怪物が咆哮し、跳躍! オニヤスの斜め前方に着地した途端、その巨躯が元の髪の毛に解けた。そのまま黒い沼めいて広がり、オニヤスを絡め取らんとする!ヌバタマ・スワンプ!

「ザッケンナコラー!!」ヤクザスラング!絡みつく髪の毛を力任せに引き千切る!

いたそう

通常ダメージは回避されてしまいましたが、オニヤスの回避ダイスは追加で2個減少しています。こうして敵の回避リソースを減らし、後続組の攻撃を当たりやすくさせるという戦法よ!!なんてめんどくさいんだ!(敵視点だと)

次の手番はフィアレス。彼女には◉◉タツジン:ボックスカラテというタツジンスキルを持たせています。簡単に言うと手数重点でカラテ殴りができるタツジンです。
他に取得させたスキルをフルに使って、攻撃用ダイスを10個確保。これを4回分…つまりダイスを「3,3,2,2」に分割して攻撃判定し、成功した分だけ連続で殴ることができる!さあどうせなら4回分全部成功してくれ!

/nd n3,3,2,2 : 3d6>=4 = (2,6,3 :成功数:1)
+3d6>=4 = (5,3,5 :成功数:2)
+2d6>=4 = (2,3 :成功数:0)
+2d6>=4 = (4,2 :成功数:1)
合計値:4

もっとダイスが欲しいところ

3発目ェ!!
これ集中状態(e3,3,2,2)だったら成功してたな…

というわけでフィアレスは3回カラテ殴りだ!

銅:「あのカンオケ・リムジンは些か丈夫そうです。足蹴にしても構わないでしょう」フィアレスのスタイルを把握し声をかける。
フ:「アリガトゴザイマス、コッパーテング=サン!」彼女のコメントの意図を察したフィアレスはリムジンへ飛び掛かり、側面を蹴る! 「イヤヤヤーッ!」その勢いのままにオニヤスへ連続蹴り!

※ボス回避:/nd n1,1,1 #緊急3 緊急3: 1d6>=4 = (6 :成功数:1)
+1d6>=4 = (3 :成功数:0)
+1d6>=4 = (5 :成功数:1)
合計値:2(一発被弾)

「イヤーッ!イヤーッ!グワーッ!イヤーッ!」 オニヤスはこれに真っ向から打ち合う!拳にチェーンを巻いただけの無骨なカラテとフィアレスの拳がぶつかり合う!

コッパー=サンのさりげない気遣いがひかる

いややっぱオニヤス普通に涼しい(カッコイイ)な

次はさりげなくアドバイスをくれたコッパーテング=サンの手番、彼女は「☆◉俊敏なる獣の系譜」という通常とは少し違うヘンゲ・ヨーカイジツを使います。
悪辣非道なWi-Fi狩り(ネット回線ダメージ)をどうにか追い返し、ヘンゲ状態で精密攻撃を放つ!この場合、「サツバツ」や「ナムアミダブツ」を出すのに必要な出目6が一つ増えるが…まあワザマエ10あるらしいし大丈夫でしょ(のんき)

/nd n5,5[s]#回避N、ダメージ1
: 5d6>=4[=6] = (2,6,4,6,6 :成功数:4 , サツバツ![=6]:3)
+5d6>=4[=6] = (4,1,3,1,3 :成功数:1 , サツバツ![=6]:0)
合計値:8

オニヤスの背後!その見事な刺青やソウカイヤ旗に向け銅色の風!鋭い回し蹴りが二発!
「ッ!?イヤーッ!!…グワーッ!」 咄嗟に身を捩り回避……しきれぬ!オニヤスの肉体に一文字の傷!

オニヤスの背が傷つく!

マジで大丈夫だった!!すげえや

サツバツの方はかわされてしまいましたが、後半の通常攻撃はヒット。オニヤスの体力がじわじわと削られていきます。
というわけでどんどん行こう!なあグリンズキャット=サン!ちょうどオニヤスの背中に傷もついたことだし………

背中?

「―――AARRHHHHGGG!!」 憤怒!オニヤス獣めいた怒号を上げる!!

銅:「……ちょっと顔が怖いですよ」 オニヤスの顔を撮影しながら即座にバック転!独特の4文字姿勢で構え直す!

NM:ではここで解説を入れよう。

※話の流れを優先してメッセージの順序を並び替えてます

そして突然始まるNMの解説、テーマはオニヤスに付与されている「HYPER不如帰」なるスキルについて。
まあ簡単に言えばボスの手番が2回になり、ついでに同じ敵を連続で殴っても問題ないよ!というだけのものなんですが……

「さ、て、と……」グリンズキャットは生首状態となり、胴体に01ノイズを纏う。コトダマ空間……オヒガンのデータストリームを堰き止め、それを放出することで仮想の質量と運動量を獲得する力。
突然走り出すネコチャンめいた、異様な瞬発力を得て……グリンズキャットが01ノイズを纏う突進、そしてカラテ! 一見して首だけのグリンズキャットは突進の軌道が読みにくく、更に01ノイズのモザイクによってカラテ腕の出所は判別困難!

怒りに飲まれたオニヤスはそれに対し拳を叩き込む。ほとんどヤバレカバレめいた動き。
「危ない危ない……見えなくても反応するんですね? 荒くれの獣は考えないからこうだ。もっとネコチャンめいて優美になると良いのにね」
グリンズキャットは01ノイズを盾にカウンターの拳を躱す!

オニヤスはそれを頓着せぬ。 ギリギリと歯が砕け血が噴き出すほど噛み締め、オニめいた形相でコッパーテングを睨みつけた。



NM:もう一度言おう。過去4回のセッションで。

オニヤスの背中を明確に傷つけたのはコッパーテング、キミだけだ。

NM:(ターゲット選定の)ランダムダイスは無しだ。不如帰は両方コッパーテング

※話の流れを優先させたのでRPの順序等は前後しています

コッパーテング、オニヤスの怒りを見事に買う!
そりゃラオモト=サンの顔に傷つけられちゃあねえ…。

そういう理由から「オニヤス二回目の手番は必ずコッパーテングを殴るからな」と宣言されたわけですが、PLであるARI=サンはというと…

:それを待っていた。

堂々たる太字


か、カッキェー!!

背中を傷つければ自分に怒りの矛先が向くこと、不如帰の対象に自分のPCが選ばれるであろうこと、それを想定した上で背中に傷をつけたというのか!?コッパーテング=サン自身は

「ビックリ・ネコ・パンチの衝撃波は肉球型の陥没痕を残すらしいですよ、知ってましたか?」 熾烈な戦闘光景の横で、グリムリバーに胡乱知識を授けるコッパーテング。
「……!」 コッパーテングの言葉に微かに目を見開くグリムリバー。 (見てみたい……!

「嘘ですよ」ナムサン、カスの嘘注ぎ込みだ!「本当かもしれませんが」

カスの嘘注ぎ込みを行っているというのに!?
これぞRP強者の余裕な


③極道◆進撃の極道電車道◆技巧

というわけで宣言通りコッパーテングを殴るオニヤス。まずは集中し、素手でコッパー=サンをしばこうとします…
がダメージはただの1×2!!

次に◉進撃の極道電車道なるなんか強そうな特殊スキル(◉突撃というスキルの強化版めいたもの)が発動され、再び集中状態でコッパー=サンを3回殴ります…

がダメージは全て1!!偉大なるラオモト=サンの刺青を傷つけたニンジャへの殺意が足りねえんじゃねえかオニヤス?エエッ?

いや待て!

この2回行動分の攻撃を、一度にコッパー=サンに叩き込むのであれば…。

すなわち1ダメ×5発!
フィアレスのボックスカラテ(正確には精密ジャブ連打)よりも手数が1多い!!アナヤ!受ける側はそれなりに回避ダイスを消費するか、攻撃をあえて食らわざるを得ない手数ではないか!

「ザッケンナコラー!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

オニヤスはひたすら愚直に右ストレート!左ストレート!カラテパンチの基本動作にて、しかし獣めいて襲い掛かってくる!

※回避判定:/nd n2,2,2,2,2 : 2d6>=4 = (1,6 :成功数:1)
+2d6>=4 = (4,6 :成功数:2)
+2d6>=4 = (2,4 :成功数:1)
+2d6>=4 = (3,3 :成功数:0)
+2d6>=4 = (6,6 :成功数:2)
合計値:6(一発被弾)

「おお、コワイコワイ」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!
動きが…素早い! ニヤニヤ笑いがオニヤスを全方位から煽りつける!
「……ちょっと掠めましたね。まあこんなものでしょう」

「AARRHHHHGGG!!」

そりゃ叫びたくもなるわ

だがしかしヘンゲで回避ダイス10個を得ているコッパーテング=サン相手にはちと分が悪い!!
一発あたり2個だけとはいえ、5回分全部に回避ダイスを振り分けることができるわけですからね…。ヘンゲのステータスアップは優秀な
これで受ける側が狂戦士化など回避ダイスを減らされるタイプのスキル持ちだったら危なかった!

ちなみに進撃の以下略スキルですが、それまでのセッションでワンキルめいた展開が発生したことで強化されたものだそうな。いずれにせよ分が悪いイクサばっかしてるじゃねえかオニヤス=サンよぉ…

愚直なまでにカラテを振るうオニヤスへ、コッパー=サンとネチコヤン=サンが抜群のコンビネーションでザイバツ流のアオリ・ジツを叩きつける中、グリムチャンが2ターン目の手番を迎えます。
使用するのはビッグニンジャの戦闘スタイル:ひねりつぶし。2ダメ固定、脱出時HARD判定が求められる拘束攻撃でオニヤスを…掴む!!

/nd e1 : 1d6>=3 = (3 :成功数:1) 合計値:1
※グリムリバー=サンはこの時点でカラテ1

PL:通った!
NM:ええ…
PL:サンキュー集中!

迫真の判定ダイス1

というわけでオニヤスは取っ捕まり、実質サンドバッグと化した敵をフィアレスが精密ジャブで殴る!殴る!殴る!
なんとか3発ブチ当てることに成功し、狂犬は回避できずに吹っ飛んでいく!その間もコッパー=サンとグリンズ=サンがひたすらオニヤスを煽っている!なんたるザイバツらしき陰湿かつ奥ゆかしい制圧作戦であることか!

「オニヤス=サン、なんたるザイバツでは到底見られぬカラテ! おひねりでもくれてやりましょうか、傘でもどうです」ナムサン!これはキョート式の『傘を振り回すモンキー』を例にとった奥ゆかしい皮肉である!
「猿ではなくて犬ですよ、グリンズキャット=サン」
「なるほど、通りで唸ること唸ること……」
「骨つき肉でも与えてみますか?カンオケ・リムジンに乗っていらっしゃる高級な肉を」 コッパーテングのカメラはリムジンを捉える…。
「それは良い考えですねえ、コッパーテング=サン! 所詮は唸るだけの犬、肉が貪れるとなればシッポを振って喜ぶことでしょう」グリンズキャットのニヤニヤ顔は極まっている!
「しかしうちらの任務はそのお肉の確保なのですがねえ…」
「そら、いい顔を見せてくださいよ」 オニヤスの身体が拘束され、フィアレスがそれを哀れな犬への懲罰めいて打ち据える! その様をカメラに収める!

TRPGの都合上多対一になりやすいのもあって絵面が完全に悪役なのだ(byハム=サン)

こんな会話されながらただただボコられるオニヤス君可哀想に…


④極道◆弱者忍者制裁◆技巧

こうして満身創痍だってのにタコ殴りにされたオニヤス=サンは、カラテを構えたまま気絶するという雄姿を見せつけました。ブザマに倒れるのではなく、戦う意志を最後まで捨てずに立ち続ける彼の強さよ。
しかし敵は敵なので、さっさとカイシャクしてヤクザベンツ内の者を引きずり出さねばなりません。というわけで話し合いの結果、グリンズ=サンが彼にトドメを差すこととなりました。
グリムリバー=サンにカラテを褒められて照れてるフィアレス、オニヤスの体を地面に寝かせるグリムリバー=サン、オニヤスの最期を『主』ごとカメラに収めるつもりで撮影の位置取りを行うコッパ―=サン、断頭台ギロチンめいてチョップ腕を掲げるネコチャン…もといグリンズ=サン。一人だけカイシャクに関わってないニンジャがいるな?
地面に横たわるオニヤスの首に、グリンズキャット=サンのチョップが無慈悲に振り下ろされようとした――その時である!

NM:さて。グリンズキャット=サンはチョップを掲げましたね?
コッパーテング=サン、名前からしてもう金属ですね?
グリムリバー=サン、纏っている髪の巨人この中で一番背が高いですね?
フィアレス=サンはついでです。

※原文ママ

つ い で
ついでに何をさせるつもりなんだNM=サンよぉ…。

NM:全員極めて罪深い!直ちに制裁!回避判定ハード2回時間差で回避だ!
私:とばっちり制裁じゃねーか!!

PL:草 かわいそう

「―――イヤーッ!」
ZZZAAAAAPPP!! 何処からかデン・スリケンが連続飛来!

なお初日は「金属振り上げ罪」みたいな名前だった気がする

とばっちり制裁じゃねーか!!(2回目)
この時点でフィアレスの体力はまだ満タンだが、2ダメ×2は正直痛い。当たりたくない!というかそもそも俺は明らかに悪くねえ!!

回避判定:
/nd h4,4#俺は悪くねえ!! :
4d6>=5 = (4,2,3,1 :成功数:0)
+4d6>=5 = (6,3,6,1 :成功数:2)
合計値:2(※一発当たった)

PL:フィアレス=サンが完全にとばっちりでかなしい
NM:まあトドメ刺したし…。

それはそう

AAAAAAAAAAAARGH!?
これには私もオニヤスになるしかねえ


結果、何者かのデン・スリケンを食らい2ダメ削られたフィアレス。なお他のメンツはというと、グリムリバー=サンはビッグゆえの回避ダイスの少なさ&体力の余裕もあり一発はあえて被弾。ザイバツ秋の皮肉祭りを開催していた残りのお二人はどっちも普通に回避していました。なんでや!

PC達が突然のスリケンに悲鳴を上げたり上げなかったりする中、一人のニンジャがオニヤスの元へ現れます。もちろんPC達は彼を知らないが、我々PLは彼を…知っている!

「よう、お前最高だぜ」
オニヤスを讃えた新手のニンジャ。
まるでホストめいた白いヤクザスーツ装束。手からほとばしるデンの光。
「ドーモ、ソウカイヤスカウト筆頭。インパルスです」

出世したなあ

インパルス!!このCPでは君がスカウト筆頭になっているのか!
そしてデンの光を迸らせているということは、先程のデン・スリケンも彼による攻撃です。つまりフィアレスにとばっちり制裁を食らわせた相手!確かにNM=サンの言う通りオニヤスをサンドバッグにしたけど俺はまるで何も悪くねえのに!!(まだ言う)
しかし当然ながらそんなことはインパルスに関係がない。それに我々ザイバツニンジャ達もこのホストにアイサツを返し、さっさとご退場願わねばならないのだ。だってまだターゲット確保できてないから…。

先にインパルスにアイサツされ、「相手を驚かせられない」と少し不機嫌になるグリンズキャット=サン、変わらず皮肉と嫌味を交えるコッパー=サン、静かながら明確な殺意を見せるグリムリバー=サン、被弾した太腿の傷が痛いので我慢しているフィアレス。そんな女ニンジャ4人という構成が珍しかったのか、はたまた9割が男ニンジャなソウカイヤ基準では軟弱だと感じられたのか?インパルスはカラっとした調子で皮肉をぶちかましてきます。このインパルス、バトウ・ジツも冴えてやがらあ。

「ドラネコに、ドブガラス、児童(ガキ)に、ニュービーか。ザイバツは人材豊富だな!スカウトとしちゃ羨ましいぜ」
銅:「ありがとうございます。うちはコッパーテングです、ええと…インパクト=サン?」
フ:「!!」インパルスの言葉にフィアレスはあからさまに不機嫌となった。ニュービーだからと甘く見られるのは我慢ならぬのだ。
猫:「ぼくはドラネコじゃない!」一瞬だけ青く、まるっこく見える!?

ホンワカパッパ ホンワカパッパ

ドーラえーm…アッハイなんでもないです

「おっと!口でやり合う気はハナからねえよ。陰湿さが俺のカラテを曇らせたら嫌なんでね」 にやり、肩をすくめるように嗤うと、インパルスはカラテを構えた。
「さぁ!後輩がキアイ見せたんだ。俺が上等見せてやらねえとな!」 バリバリとインパルスの拳が帯電!

「行くぜザイバツ。片端から殺してやるぜ」

敵なはずのソウカイヤニンジャが軒並みヒーローめいて男前だぜ!

ザイバツCPのはずなのにソウカイヤが主役ムーブ決めてらっしゃる、これ如何に

まあとにかく、インパルスに堂々と宣戦布告されましたので戦いましょう。ターンはオニヤス戦から引継ぎ3ターン目。こっちこそ、ソウカイヤのニンジャを片端からぶちのめしてやろうじゃないの!こっちは4人だぞ4人!

先手はインパルス、デン・ジツ使いの彼は★強化放電攻撃というジツを使えます。簡単に言うと、自分の周囲にデンジツを放ちビリビリさせる技です。

/nd n12[s] #集中強化放電攻撃,3*3範囲電磁2ダメ,66で5*5に拡張
: 12d6>=4[=6] = (3,5,2,1,6,6,6,2,5,1,5,3 :成功数:6 , サツバツ![=6]:3)
合計値:9

PL:ヌワーッ
PL:アイエエエ
PL:囲んで棒で殴っていた全員が殴られる格好だ!イチモ・ダジーン!

いきなりナム出しやがって!

見事に666を叩き出したインパルスのデンジツが大地に広がり…コッパー=サンを襲う!(被弾した)
そこでNMがさらに…

NM:(コッパー=サンは)現在の精神でハードで振ってください。
失敗するとカメラのデータが飛びます
PL:草
PL:グリグリコンビのピースサインが永遠に失われてしまう!!!

※ここで笑顔の絵文字リアクションがつく

なんたる無慈悲な宣告!確かに実際データ飛んでもおかしくない電撃が放たれているわけですが…。
しかしこの判定は無事成功、グリムリバー=サンとグリンズキャット=サンのピースサインは守られました。ヨカッタネ!

どうにかデンの一撃をかわしたところで、お返しとばかりにシコをお見舞いするグリムリバー=サン。しかも移動フェイズに「★アースクエイク・シコ」→攻撃フェイズに「★★グレーター・アースクエイク・シコ」と連続で回避ダイス削りを食らわすという合法の暴力!この時点でインパルスの回避ダイスが4つも消えた!
これにはNMも回避ダイスを使わず攻撃を食らう選択をせざるを得なかろうて。最初からあまりにも使いすぎると、後半の近接組がヤバイワザを出した時に対処できなくなったりするからね…。

PL:シコシココンボやっぱこれ規制されなくていいのかなぁ!?
PL:ま、まあ……一応GシコのUHに失敗すると悲しいことになるというのはあるから……

実際いつか規制されそう

さあどんどんいこう
次手番のフィアレスはステータス的に精密ジャブ一択なので判定とかは省略だ!殴れ!

髪:「電気攻撃は厄介……きらい」 一瞬早く察知して跳躍し、地を這う電撃を回避!なんたる巨体に似合わぬ運動能力か! そして……着地と同時に、髪の巨人は爆発した。インパルスの、至近距離で!
「アァッ!?グワーッ!…たく、ザイバツはほんと変なニンジャ多いな!」
銅:「ソウカイヤは粗忽なニンジャが多いですよ。アレとか」オニヤスを指差す
猫:「知識、文化階級に差異があると、ああもなるんでしょう。悲しいね」ニヤニヤ顔でオニヤスを見下し、リムジンを嘲るように指さし、大げさに悲しむポーズを取る。ニンジャ頭巾のネコミミ部位が垂れ下がる。

フ:「イヤーッ!」グリムリバーの髪を突き抜けるようにフィアレス飛来!アンブッシュめいて精密ジャブを叩き込む!
インパルス:「イヤーッ!イヤーッ!グワーッ!ハッハーッ!いいぞニュービー、手本見せてやるよ!」 爆破を受けるも着地、そのままフィアレスの拳も捌く!

隙あらばヒニク・ジツ

スカウト筆頭によるニュービー(※敵組織)への教育ついでに皮肉コンビのセリフもガンガン展開されています。いやあこのコンビ相性が良い。
しかしインパルスも黙って殴られてるわけにもいかぬ。コッパー=サンの攻撃をかわし、合間に彼らしいアオリ・ジツも挟み込んでエキサイティングなイクサの様を我々に見せてくれます。さすがホスト!客の楽しませ方分かってんな!だからといってお前に金落とす気はゼロですが

銅:「……デンによる神経加速ですか」 この攻撃は当たらぬ。そう理解したコッパーテングがニヤニヤ顔の向こうで呟く。
インパルス:「見えてるぜカラス!イヤーッ!」インパルスはデンジツを用いてニューロンを加速!上半身のスウェーで回避する!「おっと、コッパーテングだったか?」にやりと鈍化した世界で嗤いかける

「……それはもう。“同じ使い手”を知ってますとも」 相手の呼びかけに反応し、少し遠くを見るような目。「……カラスよりは少し上等ですよ。ええ」 4の字じみて構えを正す。

つまりデン使いの何者かが…?

雷迸る交差点、イクサのアトモスフィアは収まることを知らず。話の流れで「カワイイ」と言われたフィアレスがイクサ中にちょっと反応したりしていたが互いに一歩も引こうとしない。
この流れを己の有利に変えるべく、インパルスが新たなスキルを用いてグリンズキャット=サンを狙う。その名も

極道◆弱者忍者制裁(ねてろシャバゾウ)◆技巧!!

PL:またなんかすげえのが
PL:各極道スキルの命名センスよ

字面が強すぎる

これはなんぞやかというと
【攻撃対象の基礎能力値を確認する。それが【カラテ】が最も高くない場合に発動。 連続攻撃を+1する。 もし能力値の中で【カラテ】が最も低い場合、6の出目で痛打+1となる。】
というNM=サン作成の特殊NPCスキルです。

対象となるグリンズキャット=サンはカラテこそ一番低くはない…のですが、一番高いのはワザマエなので発動条件は満たしています。
※ちなみにもしここでグリムリバー=サンが狙われていたら、出目6で痛打(1ダメ上乗せ)が発生してました

というわけで「ノーカラテ・ノーニンジャ」と共に、インパルスがカラテ不足のネチコヤンに制裁を食らわせるぞ!食らいな!!

「ハッ!じゃあ可愛がってやるよ子ネコチャン!」
「ノーカラテ・ノーニンジャ!」 インパルスは腰を落とし拳をギリギリと固める。肩、腕、拳をデンの輝きが包む! 「イヤーッ!!」そのまま突進! グリンズキャットに閃光めいたデン・パンチを繰り出す!

※回避判定:/nd n2,1,1 : 2d6>=4 = (4,1 :成功数:1)
+1d6>=4 = (5 :成功数:1)
+1d6>=4 = (3 :成功数:0)
合計値:2(一発被弾)

「ブニャ!」家で踏まれたネコチャンめいた悲哀の叫び!01ノイズによる鎧が貫かれ、ニヤニヤ顔のグリンズキャットに突き刺さったのだ!
「なんてことをする!」グリンズキャットは咄嗟に01ノイズストリームを汲み上げ、推進力に変換! 生首状態で距離を取る!

「おっと!撫で方が悪かったか?」にやっと笑いザンシン!

グリンズ=サンはネコチャンでかわいいねえ

食らった!これは猫暴力罪で制裁が必要では?
猫ムーブを極めていくグリンズ=サンが(おそらく)01の下に隠した全身の毛を逆立て、コッパー=サンに撫でられ、ゴロゴロ喉を鳴らしている一方でフィアレスは攻撃チャンスを窺います。そしてグリムリバー=サンは、

「そらそら、俺はまだやれるぞザイバツども!」 立ち塞がるインパルスはキアイを吐く。そのデンの光はますます猛っているようだ。
髪:「……!」 インパルスの闘志に呼応するように巨人の全身がざわめく。静電気だ!

NM:静電気w
PL:静電気だったかあ
PL:コッパーテングも静電気
PL:微妙に逆立っている巨人

ボワボワになってそう

髪の毛だからね 仕方ないね


⑤ZAP、ZAP、ZAP、ザイバツ

極道技巧は上手く刺さらなかったが、それでも陰りを見せないインパルス。我々ザイバツニンジャ4人衆も十分応戦できてはいるが、如何せんこれといって決定打を与えられてはいない状況。サツバツ6とか出ねえかなあ
このままではベンツ内の「坊ちゃん」に手を出せない。オニヤス→インパルスの連戦で忘れかけそうだが、あくまでも目的はラオモト家と思しき人間の確保なのだ。
こうして一種の膠着状態になりつつあるイクサ場。このまま時間を駆ければもしやすると敵の増援が――キミたちのニューロンに嫌な予感がよぎった。

その時だ!

「イヤーッ!」 インパルスに飛来する小型コマ!

「ッ!?イヤーッ!」 インパルスのデンが空中で小型コマ撃墜!

「フーンク!!」そこへサイバー馬!無慈悲な斬撃が繰り出される!! 「シマ…グワーッ!!」

袈裟懸けに一太刀! ワイルドハント!応援に駆け付けたのだ!
「何をやっているコッパーテング=サン!」
「ドーモ、ワイルドハントです!」
「フーンク!」
「そいつはインペイルメント=サンだ。喋れんのだ。オオモノミもよくやった!」

やっぱいい上司だよなワイルドハント=サンは

味方の増援だ!!
というわけでワイルドハントとインペイルメントの二人が駆けつけてくれました。これでザイバツニンジャは6人に増えた!さすがのインパルスも1VS6は厳しかろうて!
と思ったら

NM:ではグリンズキャット=サン。
NM:インペイルメントを見ていた視界が、背後からぬらぁ…とした手つきで抱きしめられようとしていると気づきます

PL:なんだぁ!?
PL:うわ来た
PL:でたな

嫌な効果音だな

明らかに怪しい手つきがグリンズ=サンを襲う!!
※なお今回は全員女ニンジャだったので他メンツが被害に遭う可能性もあったとのこと

当然ながらグリンズ=サンは身の危険を感じて回避。宙を切る腕、なんか察するコッパー=サン。彼女が手持ちのカメラを向けた先に何があったかというと…。

「そのう、ネコチャンの?生首が空を?……そのう、理解が少し及んでいないのだが…もしや腰だけを出すことも…?」

ビクビク!痙攣し、少し考えこみ…コッパーテングに向き直る
「フィーヒヒ!ドーモ、既に懐かしき太ももコッパーテング=サン!モスキートです」
おお!ナムサン!変態で名高いモスキートまで! シュバババと離れ看板に張り付き痙攣!達した。

PL:達するな
PL:もっと達しろ

達しノルマな

色々ヤバイモスキート=サンだ!!
このすがすがしい変態ぶりに彼を師父と仰ぐヘッズも少なくなく…(適当)

そんな狂人華麗な登場を決めたモスキート師父、読めば察するようなアトモスフィアが溢れ出ているので、他ニンジャの反応も言わずもがな。具体的には

猫:「できますけどもね腰だけ出す意味ないのでやりませんよ本当にだってチョップとかならともかく意味ないでしょ本当に」
グリンズキャットは常の一方的な喋り倒しとも異なる、真に必死な言葉の奔流を捲くし立てる!

フ:「!??!?」フィアレスは唐突に出現した奇妙なニンジャに思い切りビビり散らかしている!

髪:「……………………」 看板に張り付いたニンジャを眺めるグリムリバーの目の奥底に隠しきれない侮蔑と嫌悪が浮かんでいる。 「…………ドーモ。モスキート=サン」

銅:「ドーモ。モスキート=サン。……ダメですよ。腰をしこたま蹴りますよ」ニヤニヤしている。

NM:「ウォッホン!!」ワイルドハントの咳払い
今はイクサ中だ。変態の品評をしている場合ではない。

胃痛ポイント進呈

まあそうなるわな

ザイバツ側の空気がなんか不思議な感じになってしまいましたが、敵が増えに増えたインパルスはさすがに危機感を覚えた様子。実際1VS6は分が悪いとかいうレベルではない。
このままザイバツが彼を囲んでボーするのか、インパルスが撤退を選択するのか…まさに瀬戸際に立たされたインパルスの元へ、降り注いだのは

ZZZZZAAAAAAPP!!

突如!凄まじい雷光が落ちてきた!アスファルトが砕ける!インパルスのそれとは比較にならぬ!
ZZZZZAAAAAAPP!!
ZZZZZAAAAAAPP!!
ZZZZZAAAAAAPP!!
ZZZZZAAAAAAPP!!

PC全員にも降り注いでおります

雷!!
しかもインパルスのデンがかすんで見えるレベルの災害級落雷だ!周囲のザイバツ側クローンヤクザが片っ端から消し炭になっていく!!

NM:アブナイ!これを喰らったらさすがに確定で(コッパー=サンのカメラの)データがトぶ!
銅:「ヒヤリッ!」
カンッ、スターン! コッパーテングは今までで1番素早かった。

猫:「今度は何だあ!」グリンズキャットはニヤニヤ顔が消えてしまった!01ノイズを纏い、被弾面積を少なくしたうえで回避動作!

フ:「何…イヤーッ!!」困惑もつかの間、視界をホワイトアウトさせるほどの激しい稲光がフィアレスを襲う!ニンジャ第六感によりすんでのところで回避!後コンマ数秒遅ければ彼女も消し炭になっていたことだろう…

髪:グリムリバーは咄嗟に状況判断した。……あれを受けては髪の巨人もろともに焼き尽くされる! 「イヤーッ!」 地面を殴りつけ横跳びに回避!

映像は死守する記者の鑑

どうにか回避したワイルドハント達が頭上を仰ぐと、ビルの上に複数の人影を確認。そして雷光がインパルスやヤクザベンツを守るように降り注いでいることに気づきました。つまり…

こっちが撤退すべき状況だ!

こうしてザイバツの4人と駐屯部隊の援軍は状況判断、即座にこの場を後にしました。グリムリバー=サンがそのとんでもないロングヘアを圧縮お団子ヘアにして立ち去るカワイイ絵面も添えておきます。

NM:まさか髪の毛玉と化して転がりを…?
PL:ローリング毛玉撤退
PL:その絵面も大変捨てがたいが頭の後ろにクソデカボールがくっついてる感じですかね?

それはそれでカワイイ

◆◆◆

その後…

「チィ!なんだってこんなところにニンジャスレイヤーがいるんだよ!」
スケルトンページは連続バク転で距離を取るや背中を向けて走り出す。
ともかくこのままではジリー・プアー(訳注:徐々に不利)。
とにかくまずは態勢を立て直して―――

「イヤーッ!」
「グワーッ!?」
逃走先にアンブッシュ!直撃を喰らう!

「アバッ……な、仲間がいたのか…」
「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
「エ……?」

そのニンジャは赤黒のハチマキを額に巻いている。
鋼鉄の鉢金には「忍殺」の文字。
腕に電磁クローサイバネのニンジャ…!

「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、ニンジャスレイヤーです」
背後、追跡者が姿を現す。
そのニンジャは赤黒のハチマキを額に巻いている。
鋼鉄の鉢金には「忍殺」の文字。

「横取りか?」「違う違う、サポートのカネだけ欲しいだけ。あとこのサイバネの試運転な」
「フン、カイシャクはもらうぞ」「ドーゾ」
「アイエエ……!?」

何を、何を言ってるんだこいつらは…?
スケルトンページは恐怖し、絶叫を上げようとして


そのまま路地裏で爆発四散した。



◆スロウ・ネオサイタマ・イントゥ・フレイム◆

忍殺が増殖してるんですけどこれ一体どういうことなんですかね?

次回に…つづく!!



6,おわりに

以上が【即応部隊オオモノミ】第一話のセッション感想です。完走した感想ですが盛り上がったねえ!道理でねえ!

普段の野良卓や別鯖でのセッションとはまた異なる空気感、そしてストーリーやRPの展開が見れて非常に楽しゅうございました。続き物のCPだから演出重点、RPパート重点というところもあったのかもしれない。オニヤス→インパルス戦の流れは何度見てもいいねえ。

これとは別にメンバー固定のCPをまた別のところで始めているので、いよいよガチのマジでTRPG界の住人となろうとしています。でもいいんだ。キャンペーンなるものに長年憧れがあったからな!(※忍殺TRPG以前のTRPG経験、身内でやったマダミスとCoC単発が一回のみ)(しかも10年以上前)

何よりザイバツでやらせてもらえるというのがあまりにも俺得。ルート的には多分新生ザイバツコース(ムーホン)になる可能性が高そうですが、それはそれで「ザイバツの裏切者として処刑されるニンジャ」の立場を味わえるので楽しそうです。

改めて、このキャンペイグンを企画主催してくださったkinoko=サン、4日間の連続NMオツカレサマドスエ!そして色々な時間が迫る中何度もケツをしばかせてしまって申し訳ない(隙あらばRPしたりPLコメントを喋るプレイスタイルをひっさげながら)
あと今後ダイスの出目が狂って胃壁破壊したら本当に申し訳ない(ボックスカラテのニンジャとDKEナガユミニンジャを両手に備えながら)(あまり脅威にはならないかもしれないが)

同卓してくださった3人の方々にも感謝感謝です。今後また同卓することがあればその時はよろしくお願いします!

2024.9 がーねっと


◆おまけ◆

参加PCのステータス紹介のコーナーです(私の勝手なコメント付き)
※ステータスは第一話時点な

◆コッパーテング◆

◆PC◆ コッパーテング(種別:ニンジャ)
カラテ  4 体力 4
ニューロン 4 精神 7
ワザマエ 8 脚力 5/E
ジツ   3 万札

攻撃/射撃/機先/電脳 4/8/4/4
回避/精密/側転/発動 8/8/8/9


『◉常人の三倍の脚力」『◉ランスキック』『◉回転蹴り』『◉回転斬撃強化』『◉バック転回避』
『◉知識:高級嗜好品』『◉知識:伝統的アート』『◉交渉:煽り』『◉交渉:欺き』

☆ヘンゲヨーカイ・ジツlv3
☆◉俊敏なる獣の系譜


銅色のニンジャ装束にカラステング・ペスト・オメーンを身につけたザイバツ・アデプト級女ニンジャ。
主な任務は情報収集。カラスじみて光物好きな性格で、少し意地が悪い。一本高下駄に仕込んだ刃物と
ケリ・キックを駆使して戦い、『バショーセン』なる蹴り技で目の前に立つモータルの首を蹴り飛ばす。
その胸はやや豊満。ちなみに空は飛べない。

隙あらばカメラを回し、重要な映像と仲間のニンジャの雄姿(可愛さ)を記録する記者ニンジャ。私は勝手に「モチーフこれ射命丸(ゆっくり射命丸)では?」と思っています。おお、コワイコワイ
「やや豊満な胸」「それを支えるような腕組み」「4の字めいた立ち姿」そして「やや太めの太腿」と外観描写に余念がない。そしてそれは固定。太めの太腿にはこだわりたいよな!フィアレスも太めにしてるし
しかし戦闘中はバショーセンめいた凄まじいケリ・キックで敵を薙ぎ倒すので彼女もまたニンジャ。そして他のニンジャにさりげなく話しかけたり、グリンズ=サンを撫でてあげたりと彼女なりの優しさがあるように感じます。

ところで君の師匠(らしき人物)とはいったい…?


◆グリンズキャット◆

◆PC◆ グリンズキャット(種別:ニンジャ)
カラテ  7 体力 11
ニューロン 4 精神 5
ワザマエ 7 脚力 4/N
ジツ   2 万札

攻撃/射撃/機先/電脳 10/7/4/4
回避/精密/側転/発動 7/10/7/9


『◉◉◉ニンジャソウルの闇』『◉◉タツジン:コッポドー』『☆◉ダークカラテ・エンハンスメント』
『◉交渉:超然』『◉交渉:欺き』

☆レッサー・コロナ・ジツlv2


常にニヤニヤとした笑みを浮かべる、気味の悪い少女。煙に巻いたようなキョート式皮肉は得意だが、
それが立身出世に繋がるはずもなく。

扱うジツはグランドマスター・パラゴンですら非常に珍しいと評する
『コトダマ空間のデータストリームを汲み上げカラテ化する』ものである。
ちなみにこのジツもザイバツにおいては『珍しさ』による高評価よりも『伝統的ではない』として
低評価が上回っており、不遇。

ん 猫ちゃん猫ちゃん!なチェシャ猫系女ニンジャ。カワイイ。
セッション中はニヤニヤと笑い相手に口撃を与えるシーン、昼寝するシーン、ネコチャンめいた動きやしぐさを見せるシーン、某青いタヌキネコ型ロボットになりかけるシーン(語弊がある)などいくつもの顔を見せてくれました。ニュービー過ぎるグリムチャンに声をかけてあげるところも含め、コッパー=サンとは非常に気が合いそうな御仁。
しかしいくらかわいいネコでも、スキルは地味にDKEコッポとかいう殺意の高さなので、敵のニューロンはオタッシャ不可避。ネチコヤンにだって牙と爪はあるんだからな!

ネコチャンの自由気ままさと奇妙な人懐っこさと残酷さを併せ持っている(by silverkey=サン)


◆グリムリバー◆

◆PC◆ グリムリバー(種別:ニンジャ)
カラテ  1 体力 9
ニューロン 6 精神 11
ワザマエ 4 脚力 3/H
ジツ   5 万札

攻撃/射撃/機先/電脳 1/4/6/6
回避/精密/側転/発動 4/4/4/11


『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉交渉:超然』『◉知識:伝統的アート』

☆巨体化の秘儀(頭髪)Lv5
★アースクエイク・シコ(ヌバタマ・スワンプ)
★★グレーター・アースクエイク・シコ(ヌバタマ・ストリーム)

☆◉ニオーの系譜(暴髪制御)
★◉ひねりつぶし

異常な長さの黒髪を備えた少女ニンジャ。髪を操作する奇妙なジツ、ヌバタマ・ジツを持つ。
戦闘時には束ねた髪でビッグニンジャめいた巨躯の怪物を作り出し、身を守る盾や鎧、
あるいは触れた相手を絡め取る罠としても使う。
ソウルは一種の暴走状態にあり、髪は切られてもすぐさま伸びる。暴走をある程度制御しているため、
際限なく伸びたり意思に反して味方を巻き込んだりすることはない。
モータルネーム:アカネ・コマチ。

迫真のカラテ1!(第一話時点)かわいいね
しかしビッグニンジャなので体力は確保されています。一方回避ダイスが減らされるので、ステータス伸びるまで回避はきついところがありそう。
「真顔で変なことするタイプ」とPLに言われる女の子ですが、ヌバタマ・ジツの力でヤクザ蹂躙したりする程度には容赦がない。あとはオニヤス・インパルスと「坊ちゃん」のような、「ニンジャがモータルの従者として動く」という概念にもピンとこない。やっぱりザイバツニンジャだね!
ステキなロングヘアをお持ちなので、女性オオモノミニンジャ陣にヘアケアをしてもらっている姿が目撃されている。戦闘だと千切られたり燃やされたりするが…。

コッパー=サンのカメラに収められているであろうピース(絵:ハム様)


◆フィアレス◆

◆PC◆ フィアレス(種別:ニンジャ)
カラテ  6 体力 8
ニューロン 5 精神 5
ワザマエ 8 脚力 4/N
ジツ   0 万札

攻撃/射撃/機先/電脳 6/8/5/5
回避/精密/側転/発動 8/8/8/5


『◉レッサー級戦闘系ソウルの力』『◉頑強なる肉体』『◉◉タツジン:ボックスカラテ』
『◉特殊近接ステップ』『◉空中殺法』『◉トライアングル・リープ』
『◉交渉:威圧』『◉交渉:共感』『◉知識:ファッション』


戦闘系ソウルなのでジツもサイバネも持てない。一人称は「アタシ」。モータル年齢25歳。
隙あらばカラテなので、趣味はトレーニング、特技はトレーニングという有様。一応甘いものも好き。

ザイバツCPのために初期作成したニンジャ。この時は私の中で女ニンジャブームが来ていたので女性になりました。
男ニンジャが軒並みなんか妙な設定を抱える(趣味)ので、自分にとっての正統派カワイイ女子ニンジャの一人くらい作っておこう!というのがキャラ付のベースにあります。「弱さ」「幼さ」へのコンプレックスがありますが、本人はそれをカラテ(力)で補い見返してやろうという性格だ!

今回はロスト可能性もあるCPなので、運が悪けりゃあっさり退場する可能性もありますが…まあこいつには可能な限り長生きしてもらおう。カラテだけではどうにもならぬ世界があること、君はもう少し学ぶべきドスエ。

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