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ニンジャスレイヤーTRPGキャンペイグン感想記:【即応部隊オオモノミ】第三話
※2024/12/4追記 第四話更新しました↑
1,はじめに
ドーモ、がーねっとです。
今回は現在私が参加中のザイバツ・シャドーギルドキャンペイグン、「即応部隊オオモノミ」の第三話をお送りいたします。三話だぞ三話!!
第三話にして初の実験台初日組に振り分けられたので、テストプレイ的セッションでもあった今回、果たして何人生き残ることができたのか…?
あと最初に言っておきますが、黒光りする高速移動&飛行可能な例の虫・それをモチーフとするものに嫌悪感を持つ方は閲覧注意です。名前もダイレクトに出ます。画像はありません。
※CP第一話のリプレイ記録はこちら
CPそのものの設定やあらすじはこちらを参照な
※がーねっとが執筆したオオモノミシリーズ感想&おまけをまとめたインデックスはこちら
シリーズをまとめ読みしたい人・サーバー内でアップしているスレイトやPCの地味な裏設定に興味のある方はここから該当記事をチェックするのだ
2,本日の出撃者
それではさっそく今回の参加メンバーご紹介タイムです…が、今日も今日とて女性(シザーリオ=サンは王子様?)ばっかりなオオモノミ。もちろん男性ニンジャもいるんですが、どうも女ニンジャとご一緒する率が高いなフィアレスは。
ちなみに今回は全員初めて会うニンジャでした。PLのsilverkey=サンとは第一話で同卓させてもらっているのですが、連れてきているニンジャは第一話とは別のPCになります。(第一話はグリンズキャット=サン)
NM:kinoko このCPの企画者=サン。第三話は「カチグミ車輛でモータルを巻き込みながら暴れてほしいという願望で作られた」と述べる
邪悪NM。
PC①:シザーリオ(久助) 中性的グッドルッキングのニンジャ。やや芝居がかった口調で、舞台役者めいた立ち振る舞いをする。バンダースナッチをマスターに持つ根無し草。
PC②:ラミエル(さゆーりん) 真っ白なドレスに身を包んだ女ニンジャ。やや小柄。天使のようなビジュアルとバレリーナめいた動きで優雅に敵を始末する、文句なしに貴族出身の貴族派閥ニンジャ。パーガトリー派閥。
PC③:クリアブルーペイン(silverkey) 青白い装束を纏う女ニンジャ。由緒正しきお嬢様…だったが、イタミ・ニンジャクランのソウルが憑依した影響でぶっ飛んだ被虐願望持ちとなってしまった。元イグゾーション派閥。
PC④:フィアレス(がーねっと) カラテあるのみな女ニンジャ。今回は結構ガッツリ貴族なニンジャが多く、どうにもぎこちないムーブが多い。
◆以下のイラストは無断使用・無断転載その他全て禁止です◆
※クリアブルーペイン=サンは10/21時点で立ち絵無し
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158947030/picture_pc_51b437c458bc9885522397cb945da266.png)
画像は久助様がpicrewにて作成
![](https://assets.st-note.com/img/1729598606-h4oBqWPepywjuFzsLY5dngbO.png?width=1200)
フィアレスの立ち絵を出すのも三度目ですが、カワイイので今後も見せびらかしていく所存です(威風堂々)
では本編スタートだ!
3,懲罰部隊?オオモノミ
①裏切者の罪に罰
「グワーッ!」
重金属酸性雨降りしきるネオサイタマの路地裏。
そこにイクサに敗れ倒れ込む巨漢のニンジャあり。
もはや自慢のネギトログラインダー棍棒を持ち上げる力も出ぬ!
彼の名はディレクターデリケート。ザイバツ・シャドーギルドのマスター位階を拝命するニンジャだ。
「ハァーッ!ハァーッ!オ、オノレ、オオモノミ!」
そのディレクターデリケートが睨み上げる先には、キミたちの姿!
彼はザイバツの戦士として不名誉な行いをしたとして、キミたちによる懲罰的処刑の命令が下ったのだ。
フィアレス(以下フ):「観念しなさい!アンタはもう終わりよ!」倒れ伏したディレクターデリケートを威圧的に見下ろす女ニンジャあり。フィアレスである。
ラミエル(以下ラ):「ディレクターデリケート=サンの日ごろの行いの結果であろうかと。本来であれば潔くカマユデされていらっしゃればこのようなことにもならなかったかと存じます」
巨漢ニンジャを人形めいて無表情に見下ろすのは小柄なラミエルだ
シザーリオ(以下シ):「全く獣めいた有様だね ロードの不興を買うわけだ」 シザーリオは レイピアの剣先をクルクルと回転させる
「しかしなんだ……だからこそ、君を追い詰めるボクの姿はマタドールめいた美しさがあるね! これはこれで対比めいていて凄く良いな!」
クリアブルーペイン(以下ク):「ザイバツのオナーを汚す不届き者め。然るべき罰の時ですわ」青白い装束の女が冷酷に言い放つ。
……イタミが乗らなかったため、全然テンションが高まっていないのだ。※
PL達による恒例のバンザイチャントが唱えられた直後、敵ニンジャの叫びで幕を開けた第三話。今回はダンゴウ・アイサツシーンからではなく、いきなり戦場(しかもほぼ決着がついている状況)からのスタートです。第三話だしな!こういう導入もありだよな!
ターゲットのディレクターデリケートはしばらく抵抗していたようですが、一対四ではさすがに敵わなかった様子。もはや死を避けられぬと悟った彼はアグラを組み、ハイクを詠み、しっかりと覚悟を決めます。これぞマスター位階の風格な
ディレクターデリケート:「俺の暴力/何事も解決とはいかず/申し訳ありませんレッドゴリラ師父……カイシャクせよ、明日は我が身と忘れるな!」
ク「そんなこと、心得ておりますわ。……今だけはこの言葉を送りましょう。ユメヨサラバ!」クリアブルーペインは皮肉のカリカチュアたる優雅なコトダマを発しながら電磁クローを突き立てる!
デ「サヨナラ!」爆発四散!
『明日は我が身と忘れるな』、そう言い残しターゲットは爆発四散。成り行きを見ていたラミエル=サンは優雅にチャを飲みながらジツで生成した日傘で爆風カット、シザーリオ=サンは同僚のカイシャクの手際を褒め、クリアブルーペイン=サンは奥ゆかしく謙遜。ザイバツ的かつ貴族的作法をそつなくこなす三人のやり取りからは、直前まで激しいイクサが繰り広げられていたとは到底想像もつかないことでしょう。
そんな中ド平民のフィアレスはというと
(ユメヨサラバ……??)聞き慣れない言葉にフィアレスは内心疑問符を浮かべたが、黙っていた
肝心のコトダマの意味が分かっていなかった
フィアレスはカラテ以外からっきしだからね、仕方ないね
とにかくオオモノミとしての任務を終えた四人の元に、ワイルドハントからの通信が入る。なお彼は第二話で「ニンジャスレイヤードットコム」なる胡乱サイトを知り、ついでにその情報にたどり着くまでの間ありとあらゆる意味不明な「ニンジャスレイヤー」の報告を聞かされまくったせいでおそらく胃壁は無惨状態と思われます。(詳細は第二話リプレイ参照な)
それでも淡々と己の使命を果たそうとするのは、彼の愚直ともいえる生真面目さがなせる技なのか…。
ワイルドハント:「ご苦労。例のニンジャスレイヤードットコム登録の件※だが少し承認に手間取っている。今は電算機室の応援も込みで対応中だ」
ワイルドハントの通信はいつも端的だ。
風流ではない、そこが彼がネオサイタマから戻れぬ最大の理由であろう。
ク「構いませんわ。相手方の出方待ち、ということも大きいでしょうし」
ラ「ご苦労をお察しします。増えすぎた野良ニンジャの駆除に手を焼くのも面倒なことでしょう」半分は嫌味である。増えすぎた野良ニンジャの駆除などザイバツ的ではない
フ「登録……ってことは、やっぱりアタシ達、正式に登録されるんですね、あのサイトに…」
シ「アハハ……そりゃあ……大変だ」 赤黒の鉢巻きを巻く自分の姿を想像しながら 引き攣った顔でなんとか取り繕う
…これ書いてて思ったんですけど、第二話知らないとこの一連の会話普通に意味不明ではないか?忍殺サイトって何?登録って何?赤黒のハチマキを巻く必要は一体どこからやってきたんですか?
しかし悲しいかな、第二話の展開的にどれも事実であり、上記の会話も一応意味が通るものになるのが恐ろしい。詳しくは私やパラ=サン(同CPに参加中の他PL)の第二話リプレイを読んでみよう!(宣伝コーナー)
閑話休題
ワイルドハント「気持ちはわかるが、飲み込んでくれ。とりあえず貴様らはキョートのオオモノミ詰所に戻れ。どうもネオサイタマに網を張って貴様らを査定しているらしく、少しでも目立つ動きをすると登録が遅れる仕組みのようだ」
……キミたちはふと、上を見上げる。
―――路地裏を無言で監視する防犯カメラ。この建物の警備のモノだろうか?
「ついでに輸送してもらう『荷物』がある。それも込みで後ほど連絡するゆえひとまず駐屯所に戻っておけ」
フ「……?」カメラをじっと見て、数秒遅れて気づく(アッこれあんまり顔映しちゃダメなやつかも)
シ「全く、素人組織の割にはジゴク耳だね じゃあお言葉に甘えて、懐かしきキョートへ帰還させてもらおうか」
ク「監視システム? ……フヒッ」奥ゆかしくない笑い声がわずかに漏れる!
約1名妙な笑い声を漏らしているが通信内容からとにかく一回キョートに帰る必要が出てきたとのこと。となれば大人しく帰還するしかあるまいよ。
使い捨ての駒めいてポータルに押し込まれてはネオサイタマの前線へ放り込まれるオオモノミ(例:第一話)ですが、こうして急遽キョートに呼び戻されることもチャメシ・インシデント。キョート城にもネオサイタマ駐屯所にも常駐できぬ即応部隊、果たして今回は無事にキョートに帰れるのか?ていうかそもそもポータル以外の手段で帰らせてくれるのか…?
②田舎者の無知に試練
数日後。
ギゴンギゴンギゴン……。ターンテーブルめいた線路が軋みながら回転を止め、
重々しい鋼鉄と無骨な強化カーボネイト装甲板によって包まれた黒い新幹線の車体が、
リボルバーに装填される弾丸めいて、ゆっくりとホームへ滑り込んできた。
ホームの両端に並んだ細い鉄の柱から、定期的に火柱が吹き上がる。
「オラーイ!オラーイ!」蛍光オレンジのツナギに身を包み、LEDチョウチンを両手に掲げた
スモトリ作業員が、NS892便を適切なホームへ誘導する。
ゴウン!ゴウン!激しく火柱が上がり、体温を急上昇させる。タフな彼らにしかできない危険な仕事だ。
「ハァーッ!ハァーッ!オラーイ!オラーイ!」
二番車両の上部に備わったジェットエンジンが火柱に照らし出される。先頭車両の上部には、
列車強盗の攻撃に対抗するための胸壁と、固定式マシンガン8挺。
さらには快適なIRCエクスペリエンスを提供するための衛星通信パラボラアンテナが搭載され、
ソーメンめいた色とりどりのLANコード束が走る。
「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ!アッ!?アババババーッ!」
ここで突然、窓をモップで拭いていたスモトリ作業員の1人に火柱の炎が引火!
たちまち火達磨になり、ホームを転げまわる!ナムアミダブツ!
手作業精神を重点する日本社会においては、新幹線のようなハイテク列車もまた手洗いの対象なのだ!
「NS892便の準備が整いましたので、ダイミョ・クラスのお客様から乗車ドスエ」
ホームと出発ロビーに、電子マイコ音声のアナウンスと和太鼓の小気味良いBGMが流れ、
キョート・アトモスフィアを高める。
ダイミョ・クラスは、一般的な飛行機で言うところのファースト・クラスだ。
つまり、キミたちが乗りこむ車輛だ。乗り込もう。
なんと帰りはシンカンセン、その上ダイミョ・クラス(ファーストクラス)に乗れるという大判振る舞い!ウィーピピー!
このようにオオモノミという大体は鼻つまみ者の掃き溜め名誉ある部隊に相応しい待遇も、ニンジャ至上主義を掲げるザイバツならでは。ザイバツニンジャというのはどれだけ下っ端だろうと左遷組だろうと、その辺のモータル共よりは遥かに高貴な存在として扱われるのです。なんと素晴らしい!
しかし「ニンジャであること」と「上質なサービスに慣れていること」は必ずしもイコールではありません。どれだけ高待遇を受けようと、それを十分に享受できるかどうかは結局そのニンジャ自身の生い立ち次第です。
つまり今回の4人がどんな感じでこれを受け入れたかというと、
ラ「………………」 特段の問題もなく、速やかに乗り込む。もとが貴族系の子女であったラミエルはダイミョ・クラスにも乗ったことがあるためだ
ク「……」クリアブルーペインは全く物怖じせず、当然のように乗車する。実際、慣れているのだ。
シ「これがシンカンセンかぁ……中々最低限の風情があるね」 ずっとポータルだったので シンカンセンは初めてだ
フ(ダイミョ・クラスとか乗ったことない……やっぱり中も高級な感じなのかな…)フィアレスは初めての体験に緊張しきりながらおずおずと乗車した
こんなところでも(経験の)格差社会が発生している!
ていうかシザーリオ=サン、一応設定的には貴族寄り(没落してしまったそうですが)なのにずっとポータル移動のみだったんか…。
さて、ダイミョ・クラスは内装もサービスも一級品。畳、フートン、シャワールーム完備、オイランドロイドもスシもサケも自由に頼める!しかもこれらは経費で落ちる!なんたる福利厚生!
これらのサービスに右往左往しているフィアレスをよそに、元々貴族系の子女であるラミエル=サンとクリアブルーペイン=サンはリラックスした様子。シザーリオ=サンはスシを頼みつつ、借りてきた猫(シザーリオ=サン談)状態のフィアレスに声掛けまでしてくれます。いやあ器がデカい。さすがはセリフの節々から舞台主役級のアトモスフィアを放つシザーリオ=サンだ。
ラ「フィアレス=サンにもチャを。恐れ知らずとはいえそうも縮こまってしまわれてはこちらもこまってしまいます」 ラミエルが助け舟を出した。と同時にこれはマウンティングでもあり、手慣れた所作で不慣れなシンカンセン・ニュービーを助ける奥ゆかしい行為の3重の意味を持つ
ク「ラミエル=サンは心が広くいらっしゃいますわ」一応、言葉にすることでフィアレスへの(これ自体が試し行為ではあるが)ノーティスとする。
NM:新幹線ニュービーの庶民が貴族のオモチャにされつつある
まあ基本ザイバツニンジャの多くはこういう対応だろうなという気もしているがな!
皆が皆冷徹とは言わないが、生まれも良くなけりゃ最低限の作法も知らぬ田舎者に無償の優しさを与えようなどと考える貴族ニンジャが一体この世に何人いるというのだ?家柄のいいニンジャを堂々とヒエラルキー最上位に据えるグランドマスターもいるこのザイバツ・シャドーギルドにおいて?
しかしバメンテンカンホーの時は近い。発車のベルが鳴り、ジェットエンジンが点火し、令嬢のようにチャを嗜みながらマケグミ・クラスに押し込まれる自分を想像してイタミを補給するクリアブルーペイン=サン※と他三名を乗せて……鋼鉄の弾丸はキョートへ走る!
※なお彼女はイクサであえて被弾したりセルフダメージを与える他、自ら精神的屈辱を味わうことでイタミを補給する場面が今後頻出します
4、珍道中・イン・シンカンセン
①線路はつづくよどこまでも
ネオサイタマの遥か西。枯れ果てた松林や打ち棄てられたライス・フィールドが延々と続く無人の荒野を、
ヨリトモ&ベンケイ・レールウェイ社の新幹線が重々しく疾走する。
降りしきる陰鬱な重金属酸性雨が、無慈悲な黒いボディに弾かれて後ろへと流れてゆく。
フジサンのふもとを通過し、早数時間。もはやここは文明圏とは呼べない。
犯罪組織や列車強盗団が潜む、無法の地である。先頭車両の胸壁に搭載された4基の漢字サーチライトが、
スモトリたちの手で操作され、せわしなく薄暗闇を切り裂く。
ネオサイタマとキョート間をつなぐ鉄道会社は2つ。ヨリトモ&ベンケイ・レールウェイ社と
チョッコビン鉄道社である。無垢なる大衆は知らないが、それぞれの背後にはザイバツとソウカイヤが
存在し、列車強盗団や反政府ゲリラに偽装した武装チームを使い、互いの路線を攻撃し合ってきたのだ。
ソウカイヤが壊滅した今、ヨリトモ&ベンケイ社は、ライバルであるチョッコビン鉄道社に対して
圧倒的優位に立った。彼らが誇る乗客死傷率13%という低い数字に対し、ここ数日のチョッコビン社は
乗客死傷率82%。いかにチョッコビン社で提供されるスシが美味くても、これでは勝負にならない。
閑話休題、キミたちは安全なダイミョクラスで思い思いに過ごしているだろう。
―――だが、完全なフリータイムというわけでもない。
キミたちは部屋の片隅に安置された、漆塗りの運搬可能メガUNIXを見る。
それは今回キョートに帰還するにあたり、アンバサダーより託された大容量データだ。
データ送信中のハッキングの危険性、あるいは磁気嵐によるデータ破損を防ぐべく、
真に重要な機密データは物理媒体に入れて持ち運びするのだ。
また、あえてフロッピーのように持ち運び容易なものではなく、この一抱えもあるメガUNIX
(要:カラテ8)で運搬するのも奪取の可能性を減らすため。
メガUNIX自体のファイアウォールも堅牢であり、UH3のファイアウォールが2枚も仕込まれている。
それを防衛、キョートまで運搬するのがキミたちの今回の帰郷にあたっての仕事だ。
だがまさか罪罰以外のニンジャが列車走行中に乗り込んできて、ダイミョクラス車輛まで突破し、
キミたちをすり抜け、このUNIXにアクセスし、UH3の電子防壁を2回ハッキングして、
先頭車両にある脱出装置で逃げるなんてそんなこと起きるはずがないので問題はない。
実質的に仕事はないも同然だ。
なのでこれから妙なニンジャが突っ込んできてダイミョクラスに来てUNIX(カラテ8で運搬可能)のハッキングUH3を2回成功させてそのまま逃亡ENDとかいう展開は決して起こりえないということですね?NM?
こんな分かりやすい展開ネタバレ、俺でなくても見逃さないね
ワイルドハントが冒頭で述べた「荷物の運搬」とは、すなわちメガUNIXの護衛でした。あらゆる記憶媒体が軽量化&小型化できるこの時代に、大容量データを入れるにふさわしいクソデカUNIXを、各種ハッキングの危機やデータ破損の可能性を免れるために用いるザイバツの危機管理能力!出撃者抽選システムガラガラポンといい今回といいなんでこう死ぬほど非効率なやり方しかできねえんだザイバツって組織はよ
そんなUNIXの護衛を任された四人はというと、恒例のダイス/体力/精神バフサービスを享受しております。具体的には、
・常在戦場、装備を整える。即応、または緊急ダイスを合計6つ得る。
・リラックスしザゼン集中か、あるいはオイランドロイドやモータルを虐げ精神を充足させる。
体力または精神力を2D2+1増やす。
・なんか腹減ったな。スシやチャ、サケを飲み食いし気力体力両方を充足させる。
精神力と体力を2増やす。
上記のどれか一つを選択してくれとのお達しです。
過去二話分と比べると結構がっつりバフをくれるので、実況席からは「それだけ殺意が従来より高いのでは」という不安の声が上がりました。それに対するNMの反応はというと
大丈夫!死は救済だから!
いつも通りですね!やっぱりNM=サンモータルとPCが死の危機にあえぐのを楽しんでないか?
はい
フィアレスは高貴アトモスフィアに圧倒されないようザゼン集中、シザーリオ=サンは客席内の様子や構造などをチェックしてトラブル対処の可能性に備えます。そして貴族の令嬢お二方はというと、
ク「フゥーッ……」
クリアブルーペインは物憂げな令嬢が文庫本をめくるような所作でIRC-SNSにアクセス。ザイバツの主に下級構成員によって自然発生的に作られた匿名のそこで呟かれる自分への非難やバトウを見て、精神を満足させる。
ラ「ん……これはキーマン。わたくしはスリランカの茶葉を所望したはずですが……」
奴隷オイランが土下座。別段殺しはしないが、その頭を純白のブーツで踏みにじった。ヘイキンテキが乱れ、完璧なチャの調和が乱されたからである
何急にミニ加虐被虐クラブめいたなんかを始めてるんだ君達は
いや実際はそういうつもりでやってない(少なくともラミエル=サンは)と思うんですが、いかんせん絵面がね…どうしてもね…。
一応貴族派閥ニンジャには「モータルや下の立場の者を虐げるのは貴族のたしなみ」という認識があるらしいので、茶葉を間違えるなどという粗相をしでかした奴隷オイランを踏みつけるという行為もまた貴族には必要な振る舞いということなのでしょう。己のプライドを自ら踏みつけにするクリアブルーペイン=サンは知らんが
しかしド平民出身のフィアレスには、貴族社会にそのような考え方があることを推察できるわけもなし。シンカンセンのダイミョ・クラスとは無縁の人生を送った彼女には、貴族という存在そのものが無縁。とにかく無縁だ。無縁なのだ!
(貴族の乗り物だもんね…アタシには無縁……アタシの人生に関わるような貴族の方なんて)顔をしかめて眉間を押さえた(――いない)
その時である!
KABBOOOOOMM!!!!
爆発音!?
ブガー!ブガー!ブガー!ブガー!全車両内の非常用ボンボリが点滅し、レッドアラートを示す!
「アイエエエエエ!」「コワイ!」後方車輛のあちこちから混乱の悲鳴が上がる!
ナムアミダブツ!一体何が!?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158964569/picture_pc_87c9fcae8a279d5665f35317b1cb95f4.gif)
列車強盗団の襲撃だ!!地の文で予言されていた通りだ!
ていうか上記のGIFすごいな!シンカンセンという舞台にはぴったりの便利GIFでありますことよ
なお以下のサイトで作れるようです↓
というわけで
シ「ん………」眉を細める「こういう襲撃って 結構あるのかな?」
ク「……何事?」クリアブルーペインは気持ち悪い!洗濯板で顔を擦っていた!という記事を見て精神イタミが高まろうとしていた矢先の爆発音に、不快を示す。
ラ「…………安全なところへと隠れなさい」 ラミエルは奴隷オイランの頭から足をのけると、自前の茶器を桐箱にしまった
イクサの始まり…と思いきや!
だが後方車輛のマケグミどもとキミたちは違う。
キミたちが乗っているのはダイミョクラス。カチグミ車輛よりもさらに厚い装甲と火器で万全に守られているのだ。
すぐにもLED液晶版に協賛会社の偽善的コマーシャルが流れることだろう。
とりあえず一応安全っぽいぞ!さすがダイミョ・クラス!
ついでにその協賛会社は、液晶板を見る限りオムラ・インダストリなご様子。オムラと言えば火力!オムラと言えばマシンガン!となれば、これからきっとご自慢のマシンガンが火を噴いてくれることでしょう。貧相な装備しか与えられぬマケグミ共には尊い犠牲になっていただいて、我々は引き続き快適な地面の旅を楽し……。
ん?
「マシンガンの弾薬が0?」
![](https://assets.st-note.com/img/1729961922-2K0mtOD6NSIQwgcVko19pieZ.png)
:^^qq
:だめじゃねえか
フ「あ、あれ、さっき物理攻撃って……」フィアレスは掲示板を見直した。「…………ダメじゃん!!」
ク「これだから……!」流石に逆境による精神イタミよりも、ダメじゃんオムラ!が勝る!
オムラァ!!!!!
(これをちゃんとgifで見てもらえれば面白さ倍点だったのだが…)
②狂気はつづくよいつまでも
新幹線は実際堅固な装甲で護られている。だがそれは重火砲と重火器による迎撃も込みで想定されている!
反撃なく無防備と見るや列車強盗達は大胆に接近!ロケットランチャーやバギー備え付け重機関砲で
直接攻撃を繰り返す!
その脅威は当然、カチグミ車輛、ダイミョ車輛にもいずれ降り注ぐだろう。
あるいは先頭機関車輛を破壊されれば脱線の可能性すらある!
―――迎撃しなくては!天井から新幹線の屋根上に飛び出せ!
というわけでとびだせ!ザイバツのニンジャ!敵は周囲の荒野にあり!
なお少し遠くに目をやれば侘しくも美しい砂浜、鉛色の海、砂へ埋まり傾きかけた幾つかのトリイが広がっている。重油まみれのイルカが飛び跳ねる、美しき日本の原風景がそこにあります。
しかしこの非常事態に目を向けるべきはそこではない!
そして周囲にはマシンガンを宙に撃ち、奇声を上げる無法者たち!列車強盗団のバイクやバギーの群れは小型ロケット弾、マシンガン、弓、タケヤリなどで武装している!
ニトロエンジンV8気筒エンジン付きバギーには機関砲やミサイルランチャーまで!
「ヒャッハー!」「イエーーー!!」BLATATATATA!!BoooM!!
バリキ中毒のヨタモノが血走った目でマシンガンを、RPGを発射する!
KABOOOM!!
新幹線上の機関砲台は無抵抗のまま爆散!
このままでは先頭の機関車輛まで破壊されてしまう!
シンカンセンを包囲する、ワビサビのワの字も知らんような連中が絵に描いたような無法者ムーブをしています。そして確認不足なせいで置物と貸した機関砲台は当然のごとく爆散!(二重の意味で)使えねえ!
……となれば迎撃すべきは我らオオモノミ。敵のこの暴れっぷりだとUNIXも犠牲になりかねない。これ以上面倒ごとが起きてミラーシェード=サンのケジメ案件がやってくる前に奴らを始末せにゃならんのだ。
シ「………腹ごなしには丁度いいかな」 ちょっと疲れた表情で肩のマントをはためかせると 「さて、では悪党退治としゃれこもうか!」
スラリとレイピアを抜き放つ!
ク「客を防衛のアテにするとは……この暴挙、高くつきますわ……フフッ、良いですわァ……」
フ「アイエエ……UNIX壊れないよね!?」フィアレスは立ち上がる。連日のカラテトレーニングのおかげで体幹は鍛えられているのでよろめきはしない。「奪われないようにしないと…!イヤーッ!」天窓から飛び出す!
ラ「イヤーッ!」 新体操選手めいて窓から飛び出し、優雅に屋上に着地 「ノブレスオブリージュ。ニンジャに課された使命を果たすときという事」
というわけでまずNMから指示されたのは、「全員で射撃判定ノーマルを実施し、成功数の合計10以上を目指す」こと。もし足りなかった場合は、不足分のダメージが(四人全員にある程度均等に分配して)こっちに与えられてしまうのでなんとか無傷で終わりたい。
ただ幸いにも今回は射撃(ワザマエ)重点PCが多かったので、最初のノーマル判定は余裕で成功。クリアブルーペイン=サンは射撃ダイス3なのでちょっと苦しい戦いを強いられてしまうが…まあその分他PCがどうにかすりゃいいのだ!
シ「シッ…………!」 浅く息を吐くと、瞬時に5本のクナイ・ダートを扇状に投擲!黒塗りで実際闇夜に溶け込みやすいが 今は特に関係なし!
フ「あいつらね……」フィアレスは意識を集中させ、片っ端からスリケンで迎撃!「……よし!スリケン久しぶりに投げるからどうなるかと思ったけど、いける!」
ラ「イヤーッ!」 基本的に近接戦闘がメインのラミエルはなんとシンカンセン上から身を躍らせ、列車強盗団のバギーに飛び移ると同時に運転手の首を刎ねる!そのまま横転・爆発するバギーの爆風を利用してシンカンセン上へ!ワザマエ!
ク「ヨルナゲロウ!」雅な拒絶のコトダマと共にスリケンを投擲するが、ニンジャとしては最低限度の攻撃力!
上記の通り順調に敵を無残させていくオオモノミ。しかし敵はなんかヤバイものをキメてしまっているのでまるで怯まない。たとえ相手がニンジャだろうと、奴らはニトロ重点で突っ込んでくるのだ。
そこでNMから告げられる「今度はハード判定で射撃判定しよう」のお言葉、もちろん成功数が10に満たなければこっちが被弾します。射撃ダイス3のイタミお嬢様がかなりきついが…どうなる?
/nd h10 : 10d6>=5 = (5,
3,6,5,1,3,6,5,5,1:成功数:6) 合計値:6
/nd h9 : 9d6>=5 = (3,6,5,3,3,4,2,3,1:成功数:2) 合計値:2
/nd h3 : 3d6>=5 = (1,2,1:成功数:0) 合計値:0
/nd h10 : 10d6>=5 = (5,1,1,2,2,2,1,2,1,6 :成功数:2) 合計値:2
NM:ナニィ!?
ぴったり!スゴイ!
ジャスト成功だ!セーフ!
ていうかダイス10個近くあっても成功数2とかが普通にあり得るのがこえーよハード判定
「アッヘ!ニンジャ!」「ニンジャ撃ってアソボ!」「新幹線は?」「アトデモイッテ!」BLAM!!BLAM!!BLAM!!BLATATATATA!!BoooM!! なんたる無法集団!
フ「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」フィアレスはスリケンにカラテを込め、一心不乱に敵へ投げつける!
シ「チッ………!」 マントを翻し射線を切ると 無法集団に牽制スリケン射撃!
ラ「イヤーッ!」 実際のところ、足技には優れるが射撃戦は並。あえてここは集中し、スリケンを一枚だけ投擲! BOOOOOOM!それはニトロ噴射するエンジンに命中し一瞬で火だるま!
ク「アアッ……この私様ァが……寄ってたかって……ゲセンな……最高様ァ……♡」クリアブルーペイン突然の恍惚!棒立ち!
敵「アイツだけなんもしてこないんだけド?」「ナンデ?」「ワカンナイ」
これにはアナーキー共も困惑
イタミ・ニンジャクランのソウルを持つお嬢様が徐々にエンジンかかってきましたが、敵は所詮バギーに乗らねば襲撃もできない強盗団。シンカンセンはじきに襲撃限界地点に到達します。そこまでいけばこの珍走団連中ともオサラバできるというわけよ……
と思った矢先のことである!
迎撃は順調だ。一部は何か怖っ、近寄らんとこと離れていく。
じきに襲撃限界地点、イレギュラーさえ無ければ問題なく新幹線を脱出させられる。
だが、そこへ近づいてくる新たなモーター馬賊の一団!明らかにアトモスフィアが違う……!
その時だ!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
Wasshoi!
後方よりニンジャのカラテシャウト!無数!
!?
なんだこの急に祭でも始まったのかと言わんばかりのシャウトは!?
振り返れば後方、マケグミ車輛の窓を、天井を突き破り、ニンジャスレイヤーが次々と出てくるではないか!?
その数は10、20、30……50を超える!!
※ちなみにこういうノリは第二話でもここから先も頻発することを事前にお伝えしておきます
なおこの辺の流れ、NMいわく「今回は全体的に右に偏ってたからバランスを取るべく少し傾けた」とのことですが、それにしたって傾け過ぎじゃあなかろうか。そもそも右(シリアス)に偏ってたわけでもなかった気がするが
しかしこの忍殺(複数)、今のシンカンセントラブルがオオモノミにあると思ったか、こっちに向けてスリケンを投げつけまくってくる。ツヨイ・スリケンでもなんでもないが、50人以上が一気に投擲すれば十分に厚い弾幕。たとえ1ダメージであろうとも、回避難易度UHへの上昇は…妥当!
/nd u9 : 9d6=6 = (
2,4,5,3,2,1,6,3,2:成功数:1) 合計値:1
/nd u11 : 11d6=6 = (5,3,6,3,5,3,5,4,6,6,3:成功数:3) 合計値:3
/nd u10 : 10d6=6 = (5,1,5,5,2,6,4,2,3,5:成功数:1) 合計値:1
/nd u4 : 4d6=6 = (5,2,2,6 :成功数:1) 合計値:1
NM:チィーッ!スゴイ!
それでも回避!全員無傷!エライ!
今回のダイスブッダは比較的落ち着いた進行をお望みのようだな
こうして無事にノーマル→ハード→U-HARDの三段構えを切り抜けたオオモノミ一行、しかし当然ここで戦闘が終わるはずもなし。大物見・珍走強盗団・忍殺団のシンカンセン大乱闘にエントリーしてくる影が…4忍!
「バンジョー!」「ハイヤーッ!」「キツゥイ!」「ブルシット!!」
これは―――なんたることか!この隙を突かれ列車強盗に貨物車輛内へ乗り込まれたのだ!
新幹線にバイクで並走し飛び移る!?そう、相手はニンジャだ!
ク「……帰ったら防備への上申をしなければなりませんわね」
フ「あ、あいつら貨物のある場所に乗り込んだんじゃ…」フィアレスは貨物列車の天窓へ向かった「止めないと!」
シ「全く……! 優雅な旅は最初だけだったね!」
ク「物資への防衛を優先しなければ……!」
ラ「……手数で押されては面倒です。こちらはニンジャ戦力が4人のみですから相手が連携の取れていないウゴノシュとはいえチノリをうまく生かさなければ」
次から次へとシンカンセンに無賃乗車してくるニンジャ共に、後方車両から迫りくるニンジャスレイヤー×50。忙しい!休む暇がない!文字通りに!
それでも矢継ぎ早に叩き込まれる襲撃イベントを乗り越えて、(UNIXを)守れ!オオモノミニンジャ!守れ!
③恐怖は続くよ永遠に
一方そのころ、キョート城。
観戦の間。
「ムーフォーフォー……いっぱいおるな」
「いっぱいおりますな……」
草
「ムーフォーフォー……どれが本物か」
「マイロード、どれもホンモノにございます。ニンジャスレイヤーとは組織名のようで……」
「組織名!ムーフォーフォー……数の力に負けたか、ラオモト・カン」
「状況的には、そのようで……」
ロードはすこしの無言の後、ワイングラスを置き、嘲りをこめ、平安時代の高貴な言葉で失望を表した。
「……ヤンナルネ……」
バイオ三毛猫がロードの膝の上で欠伸する。
「もはや見る価値なし。パラゴンよ、ガイオン・ステーション周辺におるザイバツニンジャを集めよ。
迎撃態勢を取れ」
「御意に、マイロード!」
「ムフォーフォーフォー……ウェルカム・トゥ・キョート・リパブリック!」
ロード ボクたちの活躍見て♡(by 久助=サン)の声もむなしくバメンテンカンホー・ジツは終了。貨物車両からカチグミ車両へ乗り込もうと扉をガチャガチャやってるニンジャが4人、それを迎え撃つオオモノミが4人。
「ブルシット!ダブルマカロニだ!」『嬲執刀』とマーキングされたマシンガンで両腕を置換したニンジャ!
「ア、ア、ア、ア、ア……イィッ!!私はコソクシュミです!」全身を有刺鉄線で緊縛したニンジャ!
「アクセスフリーです。ドーモ、ザイバツのスカシ野郎ども」頭部をパラボラアンテナに置換したニンジャ!
「腹をくくれ、やるぞ!ドーモ、スグニシスです!」ニンジャっぽいニンジャ!
ラ「ドーモ、ザイバツシャドーギルド、マスター。ラミエルです」
シ「ドーモ 列車強盗の諸君」 「ボク達はザイバツ・シャドーギルドの戦士だ! 命が惜しければ 降伏は早めにすることだね」
ク「ドーモ、クリアブルーペインですわ。気の合う方も居るようですけれど……終わらせるッ!」
フ「ど…ドーモ、フィアレスです…」敵の個性豊かな外見にちょっと面食らうもアイサツはした
嬲執刀(ブルシット)なマシンガン持ち、どう考えてもイタミ系列のソウルを持っていそうな変態、異形頭、名前が死亡フラグすぎるニンジャ。そして彼らの胸にはクロスカタナのエンブレム…つまりこいつらはソウカイヤ?
図らずしも被虐上等ニンジャ同士が出会ってしまっていますが、まあ気が合おうと敵は敵。UNIXの元へ行こうとするなら止めねばならないッ!
…と思ったらNMがイニシ順ダイスロールでクリアブルーペイン=サンをご指名。ニューロンハードをどうにかクリアしたイタミお嬢様の元に、貨物の陰から嫌な音を立てて迫ってくる…黒いなんか!
行くぞ、俺の古代ローマカラテは閉所においてムテキの力を発揮する!」 スグニシスはカラテを構えて突っ込むべく―――
カサカサカサカサカサカサカサカサ!!
「イヤーッ!」一陣の風が貨物室を吹き荒ぶ! 「アバーッ!サヨナラ!」スグニシスは棘だらけの腕に喉を裂かれ爆発四散!
その脅威はクリアブルーペインをも裂かんと襲い来る!
クリアブルーペインは2ダメ回避ノーマル2回!
PL:ヒィ!!!??
なんかすげー嫌な音するな!古代ローマカラテ使いがしれっと退場してますがそれどころではない
?:「イヤーッ!」高速匍匐前進するニンジャが棘だらけの腕でクリアブルーペインを切り裂いた!
ク「ンアーッ! イイーッ!」悲鳴! ……悲鳴!
バサッ!バタタタタッ!
「『ドヒョウ前に犬死に』。フン、所詮はソウカイヤのマケイヌめいた残党。弁えて失せるがいい」
コトワザを諳んじながら着地した、漆黒の悪魔めいた、おぞましさを何故か感じるデザインのニンジャが着地する。
その胸には、ザイバツ・シャドーギルドのエンブレム…?
だが彼はキミたちに向けてカラテを構えた。 その額には『身勝手』と赤く書かれたハチマキが巻かれている。この赤は血だ!不穏!
「ドーモ、オオモノミの皆さん。ゴキブリバリスタです」
オジギするゴキブリバリスタは憎悪に染まった目をキミたちに向けた。
「貴様らには死んでもらう」
PL:混沌としすぎだろ状況が!
NM:原作もかなり混沌としてたからね!
で、出たーッ!!台所の敵だーーーーッ!!
なお立ち絵などはないので実際ごあんしんです
なお実況席では
:アバッ! あばばばばば!!!
NM:なんらかのトラウマが刺激されているようだな。ブラックキャップを部屋の四隅にそなえるのだ。すぐに楽になる。
:はい ブラックキャップを額に当てたら 黒い光が見えてきました………
あまりにもあまりなニンジャネームと妙にリアリティある効果音を前に約一名が錯乱!まあ元が元だけに恐怖を抱かれても仕方なしな
にしても果たしてそのトラウマ体験はTRPG上でなのか現実でなのか…。
さてこのゴキブリバリスタ(以下めんどくさいのでG)、どうやらシナリオ冒頭でカイシャクしたディレクターデリケートのアプレンティスだったとのこと。彼もまたシンカンセンによる秘密物資輸送の護衛、およびカチグミ貨物の護衛が主な任務であり、本来ならオオモノミ…もといザイバツに協力してくれるような立場です。しかしなぜこのGは我々を狙うのか?
ゴキブリバリスタはハチマキの『身勝手』を指さした。
「これは個人的怨恨に基づく独走。レッドゴリラ=サンは一切ご存じない。とにかく貴様らを殺す!そして俺はセプクする!」
シンプルに復讐だった
ただセプク覚悟でザイバツに牙を剥くあたり、彼もまた腐ってもマスターの意思を受け継いだ見習いということなのでしょうか。うーん高潔。Gなのに
そんな男らしくかつ無謀な独走宣言をするG、事情がおおよそ読めたと呟くイタミお嬢様、そして突然泡を吹いて失神するシザーリオ=サン。「なんで気絶したんやろ…」とはNMの弁です。
フ「し、シザーリオ=サン!?しっかりしてください!」ゆさゆさして起こそうとする
シ「ムリ………マジデムリ…………」
ラ「身勝手とは。何が理由かわかりませんがムーホンとはオード・オブ・ザイバツに対する不敬でしかない」
フ「(シザーリオ=サン…このニンジャに何か嫌な目に遭わされたのかな…)敵の前ですよシザーリオ=サン!ど、どうにか立ってくれませんか…!」
シ「………大丈夫だ 今起きた」 ふらりと幽鬼めいてシザーリオが起床
ク「皆様様ァ! あれなるはディレクターデリケート=サンのアプレンティス! 大方、裏切り者の復讐というところですわァ!」
ちょっとずつテンションが高まってきた!
若干ギャグめいたシーンが混じっているように見えなくもないですが、Gの憎しみは相当根深く、血涙を流しながらアクマカラテを構えます。そりゃそうだ、目の前の4人は実質マスターの仇。たとえ討伐命令に従った結果だとしても、己の師匠を罪人扱いされて始末されれば彼も黙っちゃいられないでしょう。
「ダマレーッ!!マスターはカチグミどもの貨物汚損の疑いで貴様らに殺された!だがあり得ないヌレギヌ!デッチアゲだ!」
「俺はマスターとともに新幹線護衛任務をずっとやってきたが、マスターが貨物を汚損したことなど一切!一度たりとてなかった!それを貴様らは……申し開きの時間すら与えず!」
「殺す、殺してやるぞオオモノミ!」
ラ「あなたがザイバツに向いていない人材であることはわかりました。このような獅子身中の虫を駆除することも我々の役目であると存じます」
ク「宜しいですわァ……! 殺してみなさァい、先ほどのカラテは実に……実に……甘美でしたわぁァァ!」
フ(あれ…そういえばなんでアタシ達あのニンジャを殺せって言われたんだっけ…)
一方乗り込んできたソウカイヤ残党列車強盗団は
「なんだ、仲間割れか?」 「放っておけ!俺はダイミョクラスに向かう!足止め頼んだぞ!」アクセスフリーはそう言ってカチグミ車輛の扉をハッキングにかかっている!
NM:ダイミョクラスには今、メガUNIXが!!
敵が多すぎる!!
パラボラアンテナマンもといアクセスフリーを逃がすわけにはいかず、かといって殺意重点のGを無視しきれるとも思えず。虫だけに
あと貨物車両のより後側には内部に詰まりまくった忍殺軍団もいる。しかも50人はいる。しかも確実にこっちに来そうだし…。
つまりどういう状況なんだよ今!
![](https://assets.st-note.com/img/1729924439-wUXoD39QNH86gWcpPJSAMv4x.png?width=1200)
NM:状況を整理した図。
PL:最終的に全員殺せばよいのだと言わんばかりの図
PL:なんてふくざつな相関図なんだ
今回は何かとレッドゴリラの教えが活かされるセッションになりそうだな
5、エスケープ・フロム・シンカンセン・アンド・ヘル
①変態大戦争
◆1ターン目◆
導入だけでケオスを極めたオオモノミVS強盗団VSでかいG。しかし敵のステータスは普通に油断ならぬ内容です。まずイニシ18が敵に二人いる時点で異常です。ステルス+アサシネイトのシザーリオ=サン(今回のメンツでイニシ1位)ですら12だというのに…。
さてまず動くのはハッカーのアクセスフリー。彼はあくまでもハッキングが目的なので、こっちとは戦わず一目散にUNIXへ向かうご様子。
道中にはもちろん防護扉が何枚もあるし、UNIX自体も難易度UH3が求められるファイアウォール×2があるのですが…ハッキング特化のニンジャにとってはそう時間もかからぬトラップであることでしょう。
というわけで彼はバイク召喚してドアロック解除!多分次ターンには走り出す!
次鋒はコソクシュミ。己を有刺鉄線で拘束している変態野郎です。
体力こそ3と非常に貧弱ですが、イニシ18・回避ダイス18もあるので正直その辺の虫ケラ(暴言)並みに超高速。拘束だけに
そんなイタミ野郎のターゲットはコイツだ!
/nd d4 : 1d4 = (1) 合計値:1(イニシ順)
NM:イケメン♡
PL:顔が近い!?
PL:ギャー!!
/nd h5,5[s] #側転精密拘束,1ダメ*2発:
5d6>=5[=6] = (6,3,4,3,4:成功数:1 , サツバツ![=6]:1)
+5d6>=5[=6] = (1,3,2,6,5 :成功数:2 , サツバツ![=6]:1) 合計値:5
NM:精密拘束!
シザーリオ=サンに有刺鉄線(ムチ)を巻きつけ密着拘束を試みる変態、当然シザーリオ=サンからすれば何が何でも回避したいところ。しかし、
/nd n3,3 : 3d6>=4 = (
3,1,2:成功数:0)
+3d6>=4 = (2,3,3:成功数:0)
NM:ぎっちぎちぃ♡
PL:ええ…
PL:精神を病んで…。
PL:Gの後遺症がまだ…。
あえなく拘束!シザーリオ=サン別のトラウマが増えそう
コソク「ア、ア、ア、キツキツキツキツキツ……キツゥイ!!」 狭い貨物室を側転で接近!有刺鉄線でシザーリオをなんかアブナイ感じに拘束した!!
「アーイイ、いいですよ貴方ァ…♡このまま私と激しく拘束前後を…!!」
シ「ンアッ…………!」 シザーリオの体は 不吉な黒影を見た瞬間硬直! 拘束を受け止めてしまう!
ク「なんたるたるたるッ!? それならば私様ァを狙いなさい!? ヘイ、カメーン! ……アッ、放置プレイ……️♡」恍惚!
コソク「あなたはあとね!一緒に楽しくしましょう♡」
ク「そのう……互いを? 緊縛しながら? イタミを与え合って?」
なんだこの変態×2…。
ここだけ切り取るとシザーリオ=サンが巻き込み事故状態な
しかし幸いにも次の手番はシザーリオ=サンなので、頑張ればどうにか拘束を脱出できます。彼女(と断定してしまっていいのかは謎)は移動ステップを捨ててスリケン二発投擲、見事一発ヒット。コソクシュミの体力は残り2になりました。この調子ではよこいつ殺そうぜ!
(低体力とはいえ高回避高イニシの拘束攻撃2連持ちなので正直面倒)
シ「チッ………」 色々危ない舌打ちを漏らしながら、コソクシュミへ 拘束そのままクナイ・ダートを投擲!
コソク「ンァーッ♡!激しい…///」被弾!身をくねらせる!
だがここで動き出すアクマのG!いやGアクマ!(実際ヘンゲGアクマ持ち)
◉古の嫌悪なる特殊スキルにより、オオモノミ全員が強制的に抵抗判定だ!
◉古の嫌悪:この存在はキミそのものになんか恐怖を与える。
こいつがマップ上に存在する間、敵ニンジャ全員は手番開始時に、
【カラテまたはワザマエまたはニューロン:U-HARD】の『抵抗判定』を強いられる。
失敗した者は怖気付き、こいつに対する『近接攻撃判定』の難易度が+1される。
『抵抗判定』に一度でも成功した者は、このシナリオではもうこの判定を強いられない。
一番高い能力値で振って良いだけまだ温情があるな
/nd u9 : 9d6=6 = (
5,3,3,3,5,3,6,5,1:成功数:1) 合計値:1
/nd u10 : 10d6=6 = (3,6,2,1,1,3,3,3,6,1:成功数:2) 合計値:2
/nd u10 : 10d6=6 = (1,2,3,2,6,1,2,3,6,2:成功数:2) 合計値:2
/nd u8 : 8d6=6 = (1,4,5,5,1,4,6,5:成功数:1) 合計値:1
PL:成功したのだ
PL:同じく成功なのだ
NM:みなさんGは平気な方か
PL:大丈夫だった
意外と耐性があった!
シザーリオ=サンも成功しているのは、ヤバイ奴に拘束されててそれどころではないからでしょうか。
でも今の判定は単なる抵抗判定なので、Gの攻撃はこれからです。
イニシ選定はラミエル=サンをご指名、Gアクマは恒例の◆特殊攻撃◆シリーズでマスターの仇を…殴る!
メンター◆何暴メソッド◆RG派閥
―――何事も暴力で解決するのが一番だ。
開始フェイズに回避ダイスを消費し発動。4つ消費するごとに連続攻撃回数を+1する。
それだけだ。それで十分だ。
/nd n5,6,6[s] #何暴Gアクマカラテ,2+出目6痛打1or貫通1*3発
: 5d6>=4[=6] = (3,6,5,2,3:成功数:2 , サツバツ![=6]:1)
+6d6>=4[=6] = (6,4,3,1,4,2:成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+6d6>=4[=6] = (2,4,3,4,5,2:成功数:3 , サツバツ![=6]:0)
NM:チィーッ!3,3,2(各ダメージ)
ラミエル回避:/nd n4,3,3 : 4d6>=4 = (1,2,1,3:成功数:0)
+3d6>=4 = (5,4,1:成功数:2)
+3d6>=4 = (2,1,3:成功数:0) ※計5ダメ
PL:ウワーッ!
PL:いたたた
PL:グワーッ!
PL:(ラミエル=サンが選んだのが)体力バフで良かった…
出目が振るわなくてもこれは普通に暴力
いきなり体力半分が消し飛んだラミエル=サン。そもそも今回の出撃メンバー、ステ的にビッグニンジャであるクリアブルーペイン=サン以外は体力10前後なので、正直敵の火力的にかなり厳しいのです。
Gの特殊スキルは回避ダイスを犠牲にするので、躱しきれれば反撃のチャンスがやってくるんですが…何が恐ろしいって連続攻撃+1される。つまり次に特殊スキルを発動すれば4発。さらに発動すれば5発。MAXで…6発!
死が見える!
G「死ね!オオモノミ!死ねーっ!!」 カサカサカサカサカサカサカサカサ!!!!!!!! 貨物室の暗がりから高速匍匐前進突撃!!
ラミエルを切り裂くやまたも暗がりに消えていく!!
(((この俺のフーリンカザンでなぶり殺しだ!!)))
ラ「ンアーッ!?」 光が濃ければ闇もまた濃い!常に燐光を発しているラミエルの死角からのカラテ!まともにくらい、貨物にたたきつけられ血を吐いた!
高速匍匐前進って冷静に考えると面白いな
さらにさらに敵の手番。今回は敵のイニシが全員高い(ハッカーと拘束が18、Gとマカロニが8)ため、シザーリオ=サン以外の手番がなかなか来ない。
ようやく攻撃チャンスを得たマカロニはフィアレスをご指名だ!ヤメローッ!
/nd e4,4,4,4,5 #集中強化トリハピ,1ダメ*5発時間差
: 4d6>=3 = (1,1,3,3 :成功数:2)
+4d6>=3 = (4,4,3,1:成功数:3)
+4d6>=3 = (6,2,3,3 :成功数:3)
+4d6>=3 = (5,2,2,5 :成功数:2)
+5d6>=3 = (3,2,4,4,2:成功数:3)
NM:全成功!なので!
西部◆マカロニウエスタン◆技巧
強化トリガーハッピー発動時、全ての射撃に成功したタイミングで発動可能。
5*5範囲に1ダメ*4回時間差回避EASYをばら撒く。
ブルシィィット!!
マカロニにも用意されているこのおもしろ技巧が早々に発動した!
余裕の全成功しやがってbullshitめ…。
5x5の範囲攻撃なので、スタート地点にほぼ固まっているこのターンだと実質全員対象攻撃になります。一発減ってる&難易度Eになっているのがせめてもの救いか……
…………いや
PL:シマッタ!マカロニがまだいた!
ラミエル=サンが回避ダイスを…使い切っている…
そして攻撃範囲に入っているので……回避不可の4ダメ!
残り体力2!
「ブルシットブルシットブルブルブrrrrrシィィイィイtttット!!!!!!!!!!!」
BLATATATATATATATATATA!!!!
狭い貨物車内を無数の銃弾がばら撒かれる!!何たるサイバネ火力か!!?
ク「ンアーッ! もっとしてくださいませェ!」襲い来る銃弾を受け、矯声をあげる!
G「クソ!邪魔するなソウカイヤめ!」ゴキブリバリスタもカサカサカサカサと弾丸回避!
シ「冗談じゃない!」 シザーリオはコソクシュミが射線を遮るように調整するが………
コソク「おいたはダーメ♡」コソクシュミは有刺鉄線を引っ張りシザーリオを弾幕に投げ込む!
シ「ンアーッ!」 なおも被弾!
フ「ウワーッさっきから何何何!?ンアーッ!?」銃弾がかすめる!
ラ「ンアーッ!ンアーッ!ンアーッ!ンアーッ!」 バウンドし、重い貨物によって潰された状態のラミエルは跳弾をまともに受け、純白のニンジャ装束がみるみる赤く染まる!
あーもうめちゃくちゃだよ車内
※なおGはマカロニたちの仲間ではないので普通に攻撃対象に入っています
※クリアブルーペイン=サンはムテキでダメージ無効
W「ハァあ……イイ♡」ダブルマカロニは恍惚としながら銃身冷却に入る
ク「……ハッ! 皆様様ァ! 私の影へ! 肉盾、ではなく犠牲、ではなく捨てゴマ、ではなく……肉盾になりますわァ!」
フ「同じこと2回言いませんでした!?」
ク「気のせい様ァ!」
仲間が一人ピンチだってのに何の会話をしてるんだフィアレス…
NMですら(思ったより地獄になったな…どうすんだこれ…)と思っているというのに
さてようやく残りPCのターンがやってまいりました。1ターン目だというのに既にラミエル=サンがギリギリの状況、シザーリオ=サンが拘束されてこのままでは拘束前後の危機。結構ヤバイのでは?
とりあえず優先的にコソクシュミを倒すことに決め、ラミエル=サンはボロボロになりながらも回転蹴り(処理上はダガー)2発!血染めの装束と折れた脚でなおもバレリーナめいて舞える高い精神力!
ラ「ゲホッ……ゴホッ……」 すでに痛烈なダメージを受けたラミエルは何とか貨物の下から這い出すも、足がひしゃげているように見えた。しかし、ほとんど無理やりステップしながらコソクシュミに空中から襲い掛かる!バレエめいた回転蹴り! 「キエーッ!」
コソク「ンァーッ!もっとしてください!」だがコソクシュミは避けもしない!イタミ・ニンジャクランなのだ!クリアブルーペインと同じく!
でも変態には堪えない!むしろ痛み堪える方がイタミの者にはプラスになるという謎現象が発生するからね、仕方ないね
やはり回避ダイス18(この時点では残り10)の敵に攻撃ブチ当てるのは難しい。でも手数増やせばヒットの確率も上がるはず。
というわけでフィアレスが精密ジャブ連打だ!ワザマエ10=ダイス10個使えるしまあ成功するでしょガハハ
/nd n3,3,2,2 : 3d6>=4 = (
2,3,3:成功数:0)
+3d6>=4 = (3,6,5 :成功数:2)
+2d6>=4 = (1,1:成功数:0)
+2d6>=4 = (1,1:成功数:0)
味方がピンチだって時にピンゾロ×2を出す女、フィアレス
拘束などの処理を加えた結果一発目も成功扱いになったがそれでも二発!その上回避されて不発!何してんだ!
まあしかし回避ダイス4つ消費させたのでまだ貢献している方と信じたい…まだ…。
フ(ラミエル=サンがアブナイ…!)フィアレスはラミエルの装束が赤く染まっているのに気づき、咄嗟に援護を試みる!しかし焦り故か狙いが定めきれない!(ま、まずい)
コソク「アハァン…ちょっと腰がはいってませんえ…」残念そうにフィアレスの拳を顔で受け止める
フ「アイエッ…」相手の反応にぎょっとしてしまった
そしてようやく手番が訪れたクリアブルーペイン=サン。攻撃対象はコソクシュミ、つまり変態頂上決戦(NM談)の始まりです。どんな決戦だよ
ここで決めきれないとおそらく2ターン目の絵面が青少年のなんかに危ない感じになってしまうので、どうにか至上のイタミを与えてコソクシュミを満足させて差し上げたいところ。
そこでクリアブルーペイン=サンは☆◉踏み荒らしからの電磁クロー二連攻撃を選択。コソクシュミを轢殺しつつ近接2連、対するコソクシュミはあえて轢殺受けた上で回避チャレンジ。踏みつぶされたのでコソクシュミの残り体力は1だ!電磁クローのどちらか一発を食らえば…死ぬ!
NM:当たれば死、当たらなければ前後だ!!
/nd h2,2 : 2d6>=5 = (1,4:成功数:0)
+2d6>=5 = (2,4:成功数:0) ※両方失敗
PL:死だ!
NM:死んだーwww
PL:ヨカッタ…!
PL:ヨシ!
選ばれたのは死でした
というわけでどうにかコソクシュミ撃破です。イタミの勝者はPC様だった。
ク「さあ……オイタはオシマイ様ァ! その汚ならしい手を離しなさァい! 私様ァをまさぐると宜しいですわァ! ……こほん。死ね様ァ!」何事か捲し立て、ちょっと冷静になり、しかしやっぱり冷静には成りきれず電磁クローで貫く!
コソク「ィィイイイイイあぁあああアアアアババババーーッッ♡♡♡!!!♡♡!!!サヨナラ!」 コソクシュミは感電絶頂爆発四散!
ク「ンアーッ♡️」イタミに共感し、達した。
「やばい!コソクシュミ=サンがヤラレタ!」 「ヌゥーッ!我らの中でも異様に回避率の高いコソクシュミ=サンが!」
達しとる場合か
②暴走大乱闘
◆2ターン目◆
ハートマークが飛び交う会話の隙に、アンテナヘッドハッカーはなんと車内をバイクで爆走!無法!道交法違反!(?)
しかし即座にぶち当たる扉、しかも二層構造。とりあえず一枚目の扉を難なくハッキングしたアクセスフリーですが、二枚目をハックするまでにはちょっと時間がかかりそうです。
ということで次なるメインターゲットはアクセスフリーに決定。コソクはいねえので次の手番はシザーリオ=サン、側転してスリケンを2発飛ばし一発ヒットさせることに成功!エライ!
ク「シザーリオ=サン! きゃつめを! 私様ァは鈍足ですわァ!」※脚力6だが側転UH
シ「なんか今日ボクの華麗なる剣劇のお披露目が結構先になってるね!?」 シザーリオはモータルの頭上を飛び越えながら、クナイ・ダート投擲!
「アイエエーッ!?」「ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」「タスケテ!コワイ!!」 カチグミ車輛の客が口々に絶叫!
ア「グワーッ!?クソ!もう追ってきやがった!」
肩にクナイを受けパラボラアンテナ頭部回転!
NM:(アクセスフリーの)体力5>4
そして次はGアクマ、◆特殊スキル◆を使ってさらに連続攻撃追加。回避ダイスは減りまくりますが、そのデメリットを補って余りあるアクマカラテの…暴力!
NM:ゴキブリバリスタ行動、回避上限-8、連続攻撃+2
PL:OHデーモン
NM:さあブッダに祈れ
※イニシ順にターゲット選定
/nd d5 #5でソウカイヤ: 1d5 = (1) 合計値:1
NM:そこのスカシ顔!
PL:アバッ(死)
NM:飛行移動
PL:(死)
なんか今回の敵はなんかイケメンが好きな奴多いな?
性別問わず惹きつける美貌というわけか…。
PLのトラウマを刺激しながら?飛び込んでくるG、今度こそ仇を仕留めんと4連続カラテを叩き込んできます。出目6痛打だの装甲貫通1だの色々ひっさげた4連パンチは見事全成功、各ダメージ2,2,2,3の9ダメージ!
シザーリオ=サンの体力は最大10なので、フルヒットすると余裕で死が見えるラインです。これにはシザーリオ=サンもしめやかにアドブ。強いなアクマカラテ!
アドブ込み回避
/nd e2,2,2,3 : 2d6>=3 = (3,4 :成功数:2)
+2d6>=3 = (1,5 :成功数:1)
+2d6>=3 = (5,2:成功数:1)
+3d6>=3 = (6,5,2:成功数:2)
G「どこに行くつもりだァ!!」
バサッ!バタタタタッ! 接近する飛行音!!生命の神秘!Gアクマめいた翼を広げゴキブリバリスタが迫る!
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」 そのまま致命的連打を狭い車両内を飛び回りながら繰り出す!!
「アバーッ!」巻き込まれたモータル無残!死亡!「アイエエ!?アーーイエエーーッ!?」「デカいゴキブリナンデ!!?空とぶのナンデ!!?」阿鼻叫喚!
シ「ク…………! ティッシュでなんとなりそうではないな……! シツレイ ちょっと借りるよ」 シザーリオはモータルをそっと抱きかかえると Gとの間に配置! 即席の盾として扱う!
シザーリオ=サンは全回避成功、しかしモータルがついでのように死亡。馬鹿でかいGが車内飛び回ってカラテ繰り出したらそりゃモータルは死ぬんですよ。(そしてしれっとモータルを犠牲にするシザーリオ=サン)
しかし災難はまだ終わらない!ブルシットもといダブルマカロニのターゲットダイスはまたしてもシザーリオ=サンをご指名。イケメン大人気!カシコイAI搭載しているとはPLの弁です。
/nd n6,6,6[s] #マシンガン,1ダメ*3発時間差 :
6d6>=4[=6] = (4,3,5,5,6,4 :成功数:5 , サツバツ![=6]:1)
+6d6>=4[=6] = (1,3,5,2,1,5 :成功数:2 , サツバツ![=6]:0)
+6d6>=4[=6] = (4,3,4,1,5,1:成功数:3 , サツバツ![=6]:0)
※強化トリガーハッピーではないので例の特殊スキルは発動しない
W「テメー!アクセスフリー=サンのところには行かせねえぞ!イヤーッ!」 BLATATATATATA!!背後よりWマカロニ追撃!車内で乱射!!
「アイエエー!アババーーッ!!」「アバーッ!!」「タスケテ!タスアバーーッ!!」射線上のモータル無残!
シザーリオ回避:
/nd n2,1,1 : 2d6>=4 = (6,3:成功数:1)
+1d6>=4 = (2:成功数:0)
+1d6>=4 = (3:成功数:0)※2ダメ被弾
シ「仕方がない 旦那の方も使うか………ってああ!」 肉盾無惨! シザーリオも弾丸を身に受ける!
「アバーッ!」「お、お前ーっ!アバーーッ!!」
まさかの夫婦を肉盾ご指名していたらしいシザーリオ=サン
まあモータルをカス扱いするニンジャが珍しくないザイバツにとってはその辺どうでもいいことなんでしょうが…第二話で家族連れ全滅させた貴族出身ニンジャもいたし…。
ラミエル=サン、フィアレスも続いて側転からのスリケン、じわじわとアクセスフリーの体力を削り取っていきます。何せ相手がバイク乗り、20マス近く移動してしまっているので側転しても近接攻撃は届かんのです。クソァ!
NM=サンの「全力で追いかければ倒しきれる設計にしているつもり(意訳)」を信じてちくちく刺していくしかないのか…。
ラ「イヤーッ!」 血の跡を残しながらラミエルは側転し、アクセスフリーに追随する!その背に向かってスリケン!
同時に着地と共にカチグミエリアのモータルにカーテシー・オジギ。その足は完全にへし折られた小枝めいて歪んでいるが
「モータルの皆様におかれましてはあたまをあげませぬよう」
ラミエルは貴族であり、モータルを無駄に殺戮したりすることはなく、逆にモータルがあってこそ貴族階級であるとかんがえている。支配する民草がない貴族は滑稽なだけなのだ
「アイエエ……」「キレイ…」「オジョウサマ……ナンデ…?」
フ「と、とりあえずUNIX守らないとワイルドハント=サンに怒られる…!」フィアレスも皆の後を追って色付きの風となる。車両に飛び込み即座にスリケンを投擲!「イヤーッ!」
ア「グワーッ!チクショー!まだ死ぬわけにはいかねえんだ!!」
必死でタイピング継続!
あくまでも攻撃をかわす手段の一つとしてモータルを使うシザーリオ=サン、支配する民草がなければ貴族の意味もないと考えるが故に余計な犠牲は出さないラミエル=サン。貴族の家柄出身で、モータルはニンジャより下という思想が共通していたとしても、こう見比べると細部や具体的な扱いはやはり違うものであることよ。
(なお平民フィアレスは「モータル=その辺の石ころ」なのでそもそも生死に興味なし)
そして2ターン目最後の行動は迫真のイニシ1を誇るクリアブルーペイン=サン。彼女はアクセスフリーではなく、同じ車両内に残っているGアクマを狙うことにしたようです。
ついでのようにマカロニウエスタンを轢き倒しつつ、踏み荒らし+突撃からの電磁ショック付クローでGを殴りにかかる!いけ!潰せ!
/nd n4,4 : 4d6>=4 = (
1,1,1,6 :成功数:1)
+4d6>=4 = (4,1,6,3:成功数:2)
PL:4,4!
NM:ナニィイ!!
/nd n3,3 : 3d6>=4 = (3,3,6 :成功数:1)
+3d6>=4 = (1,2,3:成功数:0) ※後半ヒット
NM:バカナーッ!?
無事にGへ4ダメージを叩き込んだぜ!スゴイぜ!Gの体力は残り13になりました。
ク「漲゛っ゛て゛き゛ま゛し゛た゛わ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!!!」ダミ声を響かせながら、令嬢が舌を出しながら……とにかく奥ゆかしくない姿がシンカンセンを駆け、ゴキブリバリスタを襲う!
G「なんだ貴様グワアーーーッッ!!???」突然の変態出現に狼狽を隠せず直撃を受けてしまった!
「お、オノレ……!なんという卑劣、マスターが見れば嘆いたことだろう…!!」
ク「オーホッホッホッホ! ホホホのホー! なんでしたっけ? あの……元マスター? へそで茶ァが沸きますわァ! ヘーッ!」イタミが乗ったクリアブルーペインはニューロンが溶けている!
まあその絵面は非常に奥ゆかしくない感じになっているんですが
◆3ターン目◆
3ターン目、バイクを降りたアクセスフリーは2枚目の扉をハッキング成功。このまま次ターンに入るとUNIXに直行されるのは間違いなし。
そこでシザーリオ=サンが勝負に出る!
PL:ちょっと不安だけど仕方がないか
NM:まさかやる気か!?
PL:★レッサー・キリングフィールド・ジツ
NM:ナニーーーッ!?
だがバイクから降りたアクセスフリーは機敏だぞ!なんとしても避けてくれる!!
(素の回避がUHなので)アドレナリンブースト!!ハァーッ!ハァーッ!
/nd h4 : 4d6>=5 = (4,5,2,2:成功数:1)
NM:有効アドブ!
PL:アイエエエ!?
シ「仕方がないか………サップーケ……!」 シザーリオの手が………虚空を掴む! 「嘘!?」
ア「バカメー!俺のパラボラアンテナ頭部は周囲全てを把握しているのだ!!」床につくほど低く構えシザーリオのそれを回避!
しかし有効アドブにより不発!悲しい
ていうか★レッサー・キリングフィールド・ジツを使うPC地味に初めて見たかもしれないな私…。
カチグミ車両でわーわーやっている裏で、Gは一番近くにいるクリアブルーペイン=サンを狙う様子。またしても例のスキルを使ったので5連続攻撃!
NM:そこの変態、マスターがなんて言った?
殺す!!!!!
PL:来なさい様ァ!
/nd e3,3,3,4,4[s] #集中何暴々々Gアクマカラテ,2+出目6痛打1or貫通1*5発 : 3d6>=3[=6] = (5,6,6 :成功数:3 , サツバツ![=6]:2)
+3d6>=3[=6] = (6,4,3 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+3d6>=3[=6] = (1,5,2:成功数:1 , サツバツ![=6]:0)
+4d6>=3[=6] = (4,6,2,4 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+4d6>=3[=6] = (3,1,6,5 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
ここでお嬢様はムテキで軽減なさろうとするも、装甲貫通1がついているので実質無意味。そして直前に突撃をしているのでお嬢様は回避が…できぬ!
なので21体力でサツバツ含め素通しという漢ら…淑女らしい選択をするしかないのであった…今回はどうもPCに高火力がヒットする率高いな…
※なおNM=サンがダイスロール結果でタゲ変更のチャンスを用意したが、ブッダが死を望んだためこのまま進めることになりました
続いて他メンツが盛り上がってるため若干影が薄いマカロニは、ラミエルをターゲットに強化トリガーハッピーからの◆西部技巧◆。もし技巧発動してなかったらラミエル=サンはここで体力が尽きていたので、ある意味成功してくれてよかったケースかもしれない。
残り体力2状態のラミエル=サン含め、ターゲットにされたPCは全員回避成功。イタミお嬢様もムテキなのでやはり実質全回避。1x4~5回の時間差ありダメージは地味に厄介ではあるんですが、当たらなければどうということはないのである!だから影が薄く感じるのだろうか
ク「ンアーッ! この私様ァが……高貴な私様ァが……黒い虫に! こんなッ、こんなのッ! ……も゛っ゛と゛し゛て゛ぇ゛♡」クリアブルーペイン、被虐の悦楽に咽び泣く!
G「おのれ!!この変態めが!ザイバツの面汚し、俺が殺さずとも遠からず粛清されておったろうよ!!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」 怒りのままに殴り続けるが、しかし効果があるのかないのか!?
ク「ンアーッ♡ンアーッ♡ンアーッ♡ンアーッ♡ンアーッ♡」恍惚の棒立ち!
W「ブルシットブルシットブルブルブrrrrrシィィイィイtttット!!!!!!!!!!!」再度の銃弾の嵐!!
「「「アババババーーッ」!」」次々とモータル巻き添え死!!
フ「こいつさっきからなんなのよ!!イヤーッ!」ダブルマカロニに悪態をつきながら銃弾の隙間を潜り抜けていく
カラテと銃弾の雨を潜り抜け、ラミエル=サンはアクセスフリーに追撃。だが躱す!アクセスフリーの残り回避ダイス10は伊達ではない!
どうにかせよと言われたので、フィアレスもアクセスフリーを落としにかかります。さっきはピンゾロ×2とかいう愚かしい出目をかましたフィアレスですが、今回はその汚名返上を成し遂げたい。
◉空中殺法(側転成功時の出目に応じて近接攻撃ダイス1~3個もらえるスキル)と◉トライアングル・リープ(壁を蹴りながら側転移動すると攻撃一発目に痛打1+行動難易度アップのペナルティを打ち消す)を組み合わせて、どうにか近接ダイス12個を確保。精密ジャブ連打3×4だ!頼むからマシな出目出してくれフィアレス!
/nd n3,3,3,3 : 3d6>=4 = (6,5,
2:成功数:2)
+3d6>=4 = (1,3,2:成功数:0) ※不発
+3d6>=4 = (5,6,6 :成功数:3)
+3d6>=4 = (4,3,2:成功数:1)
NM:ムッハッハ!
アクセスフリー回避:/nd n1,1,1 : 1d6>=4 = (4 :成功数:1)
+1d6>=4 = (3:成功数:0)
+1d6>=4 = (5 :成功数:1)
NM:グワーッ!
またしても一発ミスるという体たらくですが3発中1発当てたから偉いということにしておきます
今回はサンメンタイが出やすい日だわさ
ラ「イヤーッ!」 頭を下げろと最低限の忠告はした!ラミエルは赤い血の跡を残しながらアクセスフリー追随!
そのまま回転かかと落としをカッターめいて見舞いに行く!
ア「イヤーッ!無駄だ無駄だ!ハッカーの俺にはもうこのカチグミ車輛は目をつぶっていても動ける!」機敏に避ける!
フ「アンタみたいなヤバイ奴にかまってる暇ないのよ!」ダブルマカロニにそう言い捨てたフィアレスは車両内を所狭しと駆け巡りアクセスフリーに接近!道中でモータルが巻き込まれるが意に介さず!「イヤヤヤーッ!」連打!
「ナンデ、ナンアバーッ!」モータル無残!
ア「ハハハハ!見える!見えるぞ!イヤーッ!」アクセスフリーはそれを躱す!躱す! 「ハハハグワーッ!!」躱しきれぬ!!
なおラミエル=サンはモータルへ巻き込まれないよう一応警告をしてくれていますが、フィアレスにそんな気遣い力はないので普通に巻き込んでます。すまねえなモータル。恨むなら、
NM:モータルはついでに通過殺しておく?w
私:モータルはついで死させておこう(無慈悲)
NM:適当に消しておくのだw
PL:じゃあくなNM
こんなノリで君達の死を決めた私とNMを恨みたまえよ
③逆境大逃走
そしてクリアブルーペイン=サンの手番、今回は踏み荒らし突撃することでどうにかアクセスフリーの元へ到達。迫り来る変態イタミお嬢様!回避ダイスがそこそこ削れて体力も残り2のアクセスフリー、なかなかのピンチです。
ハッカー故にカラテ弱者(カラテ1)となっている彼は、後方で銃をぶっ放しているはずのマカロニに助けを求めようとするのですが…
ア「お、オノレ!ダブルマカロニ=サン!俺を、俺を助けろ!俺が死ぬ!!ダブルマカロニ=サン!!」
「……ダブルマカロニ=サン?」
返事がない。
え、消えた?カチグミ車輛からも反応が……え?
その時アクセスフリーは、包囲するキミたち、その向こう。
貨物車輛の扉が赤黒く染まっているのを見た。
「アイエエ……アーイエエーーッ!!?」アクセスフリーは何らかの怖気に見舞われ恐慌!
マカロニウエスタン野郎は大量の忍殺軍団に飲み込まれて消失していた!
忍殺が後ろの車両にいることをすっかり忘れておりましたわね…。
◆4ターン目◆
忍殺軍団が貨物車両を占領し、今にもカチグミ車両(PC達が今いる場所)になだれ込もうとしている状況で、クリアブルーペイン=サンのクロー二連撃(サツバツ込み)が迫る!迫る!
しかし追い込まれたが故にニューロンが冴え切ったのか、PLもびっくりな回避力でこの攻撃をかわすアクセスフリー。彼は死に物狂いでダイミョ・クラスの扉をこじ開け、輸送中の荷物…メガUNIXを狙おうと接近!
ク「この……お排泄物様ァ! いい加減生き汚ならしくてよォ!」
バンザイ突撃で飛びかかるも、届かぬ!
ア「イ、イヤーーッ!!」ほとんど悲鳴めいて必死に攻撃をかわす!
ついにダイミョクラス車輛に到達!トラ屏風を蹴倒し、目指すはメガUNIX!!
ア(((なにが、何が駄目だったんだ!?俺はあいつらとは違う、ソウカイヤを捨ててアマクダリに合流できるはずだった!ザイバツのミヤコオチ野郎どもをすり抜けて情報を抜く!それだけ!なのにナンデ?!)))
メガUNIXにパラボラアンテナ頭部から有害無線直結!
「お前のハッキングをずっと見ていたぞ」と言わんばかりのトラ屏風を蹴っ飛ばした彼は、武器欄を埋め尽くすウイルス入りフロッピーを突っ込んで24ダイスでUNIXハッキングチャレンジを始めました。目標値はUH3、つまり6を3つ以上。決死のタイピングだ!結果は
/nd u24 : 24d6=6 = (
2,3,3,5,2,4,4,5,1,5,2,6,3,3,2,6,4,3,2,2,1,1,4,1:成功数:2)
PL:ハッハー!
PL:悲しいなあ
PL:出ぬ!
PL:^^ω
ここでNMのキーボード・オブ・ザ・ゴールデン・エイジ!!!!!!!!!!
※ハッキング判定のふり直しができるアイテム
/nd u24 : 24d6=6 = (
3,2,3,6,4,1,5,2,6,2,5,2,2,3,2,3,6,5,3,6,1,4,5,1:成功数:4)
PL:なにーっ!
PL:グワーッ
PL:アアーッ!!!!!
PL:xxω
NM:後ファイアウォール一回!!
PL:囲んでボーするしかねえ!!
NM:生き延びてやる!!栄光を!!栄光を掴む!!
成功させやがった!!
あともう一回成功させる必要があるとはいえ良くない状況だ!
こうなってしまえば狙う敵は一人、全員でハッカーの息の根を止めるしかない。全員メインウェポンは近接攻撃なのでとにかく接近しなければ…
その時である!
/nd u12 : 12d6=6 = (
3,6,5,5,3,1,6,2,5,6,3,5:成功数:3) 合計値:3
PL:サップーケイ!
PL:【6,6,6】:このジツの回避難易度はUH2となる。
(なので)UH2!
NM:ギャーッ!!
シザーリオ=サンのサップーケイチャレンジ2回目だ!
今回は回避難易度も上がっているしいけるのではないか?
しかし当然NMも死ぬ気なし。それにジツの効果の関係上、食らえば高確率でアクセスフリーは死ぬ運命が見えています。ならば回避するしかないのだ!
NM:だがな!こいつはセイジ※じゃない!!だからダイジョブ!
ウォーッ!!
※第二話で登場したセイジが散々な出目を出していたため
/nd u5 : 5d6=6 = (1,1,3,3,3:成功数:0)
NM:アアーーッ!!
PL:フハハ!
PL:わあい
PL:ウオーッ!
PL:ノーマルですら失敗!
PL:これはセイジの出目
PL:(即応追加して)ワザマエ判定合計19です 対戦よろしくお願いします
どうあがいても死!!
※なおこのジツは指定された能力値の成功数の差により処理が変化するのですが、このケースだとたとえアクセスフリーが全成功してもシザーリオ=サンの成功数が11で上回るため確定で負けます
シ「さて、鬼ごっこは終わりだよ」 アクセスフリーのアンテナをしっかりと掴み サップーケイ空間へと引きずり込む!
ア「なっ……!?」「こ、ここは…なんだ、どこだ!?」
今までタイプしていたUNIXは!?
シ「まあつまり………」 シザーリオが手に持っているのは、一見何の変哲もないワキザシ 周囲の状況に戸惑うアクセスフリーにゆっくりと近づき………
ア「やめろ、やめろ!俺に近づくな!!」後ずさる!アクセスフリーはハッカー!ゆえにカラテは……
シ「時間切れということだ 惜しかったな アクセスフリー=サン」 死神めいて首を掻ききった
ア「アバーーッ!サヨナラ!」爆発四散!
何一つ抵抗は出来なかった……ノーカラテ・ノーニンジャ…!
シ「ふぅ………戻りたくないな…………」
シザーリオの意に反し 仕事を終えたサップーケイ空間は崩壊していく
「おっと、早めにしまっておかないとな 元の私が見たら すぐに献上してしまう」 ワキザシをしまったと同時に サップーケイ帰還!
アクセスフリー撃破!UNIX内のデータは守られた!!
ちなみにこの時シザーリオ=サンが使ってたダガーは神話級の代物(おまけ欄のステータス参照)なので、外で使うと多分ロードに回収されます。そんな重要なレリックはロードのものに決まっておろうが!
さて残る敵はGアクマ、彼は度重なるスキル使用でほとんど回避無し。だが他にニンジャがいないので不如帰が発動する!つまりカラテ6連が…2回!
今回はさすがに同じターゲットを2連続では狙わないとのことなので、狙われてしまっても全力で回避することが可能。しかしそうすれば当たらないというわけではないのがきついところです。
とにかくまずは一発目のターゲット選びだ!
/nd d4 : 1d4 = (1) ※シザーリオ=サン
NM:待ち構えてましたね
PL:かえる! さっぷーけいにかえる!
グッドルッキングモテまくりである
今日の主役は間違いなくシザーリオ=サンでしょう(狙われやすいという意味で)
G「お遊びは終わったか…!」ゴキブリバリスタのキリングオーラが膨れ上がる…!
サップーケイより出てきたシザーリオ!その目の前にはゴキブリバリスタ!!
シ「……!」
/nd e2,3,3,3,3,3[s] #集中何暴々々々Gアクマカラテ,2+出目6痛打1or貫通1*6発 : 2d6>=3[=6] = (1,4 :成功数:1 , サツバツ![=6]:0)
+3d6>=3[=6] = (2,3,6 :成功数:2 , サツバツ![=6]:1)
+3d6>=3[=6] = (6,4,4 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+3d6>=3[=6] = (4,4,2:成功数:2 , サツバツ![=6]:0)
+3d6>=3[=6] = (6,5,4 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+3d6>=3[=6] = (4,2,1:成功数:1 , サツバツ![=6]:0)
NM:ダメージは2,3,3,2,3,2
覚悟を決めたGが振るう6連カラテ、合計ダメージは15。当然フルヒットすれば死!当たり所によっては4発くらい食らっても死!
アトモスフィア上昇はしていないのでノーマル回避という温情はあれど…これは…かわせるのか?
PL:緊急2使用 合計回避ダイス15
/nd n2,3,3,2,3,2 : 2d6>=4 = (5,3:成功数:1)
+3d6>=4 = (3,3,5 :成功数:1)
+3d6>=4 = (1,4,5 :成功数:2)
+2d6>=4 = (5,1:成功数:1)
+3d6>=4 = (3,6,4 :成功数:2)
+2d6>=4 = (1,3:成功数:0)
PL:最低限度に抑えた!
2ダメに抑えることに成功!これぞ主役パワな
被弾してるじゃないかって?最終的に全員生きて帰れればいいのだ!
G「マスターの仇、呪われよ!死ね!シザーリオ=サン、死ねーっ!!」 Gのアクマカラテ!何暴メソッドの体現か!悪夢の連続攻撃は隙を晒すがこれで殺せば問題なし!! 「ィィイイイイイヤーーーッッ!!」
シ「いいいやああああ!!!!!!????」 半泣きのシャウト音を上げながら 辛うじてレイピアの腹で防ぐ が……… 「ンアーッ!」 なんたる剛力! そのまま弾き飛ばされ、車体に叩きつけられる!
G「ハァーッ!ハァーッ!仕留めそこなったか!」
そしてカラテ後の隙をつくようにラミエル=サンが優雅かつ果敢に飛び掛かる!
既に彼女のトウシューズは真っ赤になっているのですが…それでも己の足で立ち、傷ついた足で敵を切り殺そうとするラミエル=サン。ツヨイ!
なお彼女は特に家柄や素行に問題があるわけでもオオモノミ送りにされるような不手際があったわけでもなく、ただパーガトリー派閥の層の厚さアピール目的(このレベルのニンジャを送り込めるくらいにはうちの派閥の戦力に余裕があるんだよ的な)で送り込まれているのでザイバツニンジャとしては実際問題がない戦力であるのだなあ。(その結果死ぬ寸前までボロボロになってしまっているのは空しいところだが)
NM:肩で息をするゴキブリバリスタ、そこへラミエルの追撃!
ラ「イィイヤァーッ!!!」 ラミエルは壊れた足で果敢に蹴りかかる!敵と自分の血で真っ赤に染まったトゥーシューズには刃が仕込まれており、敵の肌を裂くのだ!
G「グワーッ!!」苦悶!まともに入った!
さて、ここまでカッコイイムーブが続いているのだからフィアレスもなんとか見せ場を作りたいところ。なので空中殺法+トライアングルリープ+即応5個つぎ込んだ精密ジャブ連打をするのだ!今度こそ!今度こそ全成功させろよフィアレス!さもなくばお前をスレイトで理不尽にいじめたり脚をでかい銀色のカマキリに食わせたりするぞ!
PL:トラリ発動しつつ精密ジャブ連打、ダイス数は10(ワザマエ)+3(空中殺法分)+5(即応)で18個 これを5,5,4,4分割(難易度N)
/nd n5,5,4,4 : 5d6>=4 = (3,3,4,1,6 :成功数:2)
+5d6>=4 = (1,1,4,2,1:成功数:1)
+4d6>=4 = (4,4,1,2:成功数:2)
+4d6>=4 = (4,3,4,6 :成功数:3)
ヨシ!!
空中殺法でもらえる最大ダイス数もゲットしてるし、最後の最後でいい結果が出せたなフィアレス…。最初からそうしろ
フ「イヤーッ!!」すかさずフィアレスも懐に飛び込みボックスカラテ連打!連打!連打!
G「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!……まだだァ!!」
ゴキブリバリスタ健在!なんたるレッドゴリラ派閥特有のフィジカルか!?
フ「しぶとい…!これだけ叩き込んでも倒れないなんて!」
しかしGはまだ体力が7も残っている!!
そしてGは不如帰状態、2回目の手番はフィアレスの次。ターゲットはこれまでひどい目に遭わされていない(NM談)フィアレスに決定。
フィアレスに殴られたお返しとばかりに、集中状態アクマカラテ6連が飛んでくる!コワイ!!第二話終盤の連続攻撃を思い出す!
NM:フィアレス=サンをネギトロにする!!
集中暴力をクラエー!!
あと余った即応5個ももってけ!
/nd e3,4,4,4,4,3[s] #集中何暴々々々Gアクマカラテ,2+出目6痛打1or貫通1*6発 : 3d6>=3[=6] = (5,6,1:成功数:2 , サツバツ![=6]:1)
+4d6>=3[=6] = (1,2,1,3 :成功数:1 , サツバツ![=6]:0)
+4d6>=3[=6] = (5,2,5,3 :成功数:3 , サツバツ![=6]:0)
+4d6>=3[=6] = (3,2,4,2:成功数:2 , サツバツ![=6]:0)
+4d6>=3[=6] = (6,5,1,3 :成功数:3 , サツバツ![=6]:1)
+3d6>=3[=6] = (6,2,4 :成功数:2 , サツバツ![=6]:1)
NM:ダメージ3,2,2,2,3,3 全部ノーマル
サツバツがないだけ温情がある方だなこれは
とはいえ現時点でフィアレスの体力はなんだかんだ8まで減少しているので、2発以上食らうと正直ヤバイ。ここは緊急1個とアドブの使いどころだ!回避ダイス11個でカラテ6発避け切れるかどうかは知らんがな!!
/nd e2,2,2,2,2,1 : 2d6>=3 = (4,6 :成功数:2)
+2d6>=3 = (6,4 :成功数:2)
+2d6>=3 = (4,3 :成功数:2)
+2d6>=3 = (2,3 :成功数:1)
+2d6>=3 = (1,2:成功数:0) ※3ダメ分
+1d6>=3 = (4 :成功数:1)
NM:3ダメ!!チクショウ!
ヨシ!!!!
生きてるんだから3ダメくらいセーフだ今回は
G「呪われよ!呪われよオオモノミ!死ね!フィアレス=サン、死ねーっ!!」 再度Gのアクマカラテ!悪夢の連続攻撃が吹き荒れる!! 「ィィイイイイイヤーーーッッ!!」
フ「ぐっ……!!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ…ンアーッ!?」フィアレスも負けじとカラテ応酬!しかしわずかに力で勝てぬ!「うう…重い…!!」
G「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ!」ゴキブリバリスタは既に限界だ!だが憎しみの炎を滾らせ倒れない!
倒れはしないが息は絶え絶え、Gの悪夢もいよいよ終わりを迎えるか、という状況でクリアブルーペイン=サンの手番。彼女の全リソースを注ぎ込んだ踏み荒らし突撃+最後の電磁ショック込み電磁クロー2連攻撃は…当たるか!当たらないのか!!
ク「キェーッ! ヘェハァーッ!」クリアブルーペインは己の心臓に導入されたサイバネを起動し……感電! 内臓を焼く電流によってニューロンを致命的に自損しつつ、突撃!
「これが噂のォ……私様ァのセルフ・バリキ・ジツです゛わ゛ァ゛~゛ッ゛!!」
G回避:
/nd n1,1 : 1d6>=4 = (4 :成功数:1) +1d6>=4 = (1:成功数:0)
G「アバーーッ!アバッ!ま、まだだァ……!!オオモノミィ!!」
感電!だがクリアブルーペインの腕を掴み上げ倒れることをせぬ!!
ク「ンアバッ! ンアーッ、アバババッ、ンアバーッ♡」クリアブルーペインは恍惚の表情で痙攣している。耳から……煙が!
一発被弾でGの残り体力は…2!
ここまでくればほとんど確定死させられるでしょう。何故なら次の手番はシザーリオ=サンだからです。
6,ウェルカム・トゥ・キョート・リパブリック・アンド…ザイバツ
◆5ターン目◆
確実にトドメを差すために、忍び寄る刃による轢殺+捨て身の滅多突きで5連続攻撃を繰り出すシザーリオ=サン。対するGの回避ダイスは、6連アクマカラテの代償で減り続けた結果もう2個しか残っていない。たとえ最後の回避2回分に成功したところで…Gの死は免れぬ!ジ・エンドだ!Gだけに
シ:シザーリオは執念だけで耐えきっているバリスタに………
「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」
「イイヤァァァ!!!!」
滅多蹴り!
ニンジャスレイヤー渦巻く後部座席へと叩き込む!
G「グワワワーッ!!」 ゴキブリバリスタは後ろに叩き込まれる! 「「「グワーッ!」」」迫っていたニンジャスレイヤーが何人か吹き飛ばされる勢い!
「がぁあアアア!!」 だがゴキブリバリスタは血反吐を吐き散らしながら、ニンジャスレイヤーを振り払いながら立つ!
そして
「オオモノミ/明日は我が身と/恐怖せよ…アノヨで待つ!……サヨナラ!」
ゴキブリバリスタは立ったまま爆発四散!
シ「まったく………史上最悪の敵だった………」 バリスタを蹴り飛ばした方のブーツを脱ぐと、後部座席へと投げ捨てる
「レイピアも研ぎなおさないとな………」
ようやく戦闘終了だ!!長かったぜ!
なんて苦しい戦いだったのでしょう…。
フ「お、終わった…長かった…」フィアレスは大きなため息をつく
ラ「っ……」 仲間の元にひしゃげた足を引きずりながら帰ってきた
フ「ハッ…ら、ラミエル=サン!足が…!!」
ク「ぷしゅー……」クリアブルーペインは煙を吹いている。一応、意識はあるようだ。
シ「って………ああ……結局 キョートまで連れてきてしまったね……」
しかしこれですべてが綺麗に終わったわけではない!
「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
NM:後方車輛よりダンゴになってにじり寄るはニンジャスレイヤー!!
ジュージツを、ボックスカラテを、コッポを、拳銃を、ユミを、スリケンを、バイオ兵器を!!
ニンジャスレイヤーたちは構えている!!
「アブハチ・トラズ。このまま我々のポイントとなって死ぬがいい」
フ「クリアブルーペイン=サンも…ってアイエエエ!!」後方のニンジャスレイヤー集団に驚愕!
ク「おいでなす様ァ!」
シ「ラミエル=サン 悪いけど もう少し動けるかな」 「どうも 招かれざる来客が待ちかねてるみたいだ」
ラ「問題ありません」カラテを構えている。マスター位階としての気力はまだ尽きない!
迫り来るは普通に忘れかけていたニンジャスレイヤー×50くらい!!
まあこいつらの撃破はミッション達成条件に入ってなかったんで全スルーでしたわな
戦いが始まるならば相手せねばならないが、負傷者もいるし正直4人だけでは最悪こっちが死にかねない。どうにかこうにか活路を見出すなり、忍殺団子をまとめて爆破できるようななんかすごい爆弾とか振ってきたりしないだろうか…。
と思っていたところ!
「間もなく、ホームにY&B社のNS892便がご到着ドスエ……長旅オツカレサマドス……」
電子マイコ音声が告げる中、ニンジャスレイヤーたちは無慈悲にカラテを構える。
しかし、このアナウンスは、ザイバツ・シャドーギルドによる迎撃作戦発動の合図でもあったのだ!
「「「イヤーッ!!」」」ホームへと滑り込んでくるNS892便の屋根へと、
十数名のザイバツニンジャが飛び移る!
「「「イヤーッ!!」」」さらに窓を突き破る無数のスリケン!ナガユミ!銃弾!
「グワーッ!」「グワーッ!」「アバーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」「サヨナラ!」
「グワーッ!」「アババーッ!」「サヨナラ!」「グワーッ!」「ゴボボーッ!」「グワーッ!」
「グワーッ!」「グワーッ!」「サヨナラ!」「グワーッ!」「グワーッ!」「アバーッ!」
「サヨナラ!」「グワーッ!」「アバーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」「サヨナラ!」
「グワーッ!」「サヨナラ!」「グワーッ!」
アンブッシュを受けたニンジャスレイヤーの苦悶、断末魔!だが!
「「「「「「「「「「Wasshoi! 」」」」」」」」」」
ニンジャスレイヤーとてやられるばかりでなし!
即座に反撃に出るや新幹線から飛び降り方々に散る!
駅に控えていたザイバツニンジャがニンジャスレイヤー軍団を迎撃!
思い返せば確かに途中でロードが「ニンジャを駅に集めろ」的なことを言っていました。さすが我らがマイロード!慧眼!
こんな感じで目まぐるしく登場したザイバツニンジャとニンジャスレイヤー達が至る所でイクサを始めた結果、蜘蛛の子を散らすように消えていく大量のニンジャ達。残されたのは駅のホームに滑り込むシンカンセン、生存した乗客、そしてボロボロのオオモノミニンジャ達……。
ク「……サイオー・ホースですわ」
フ「!!!???」大量のニンジャと至る所で始まる戦闘にニューロンがフリーズしかける。しかしザイバツニンジャの応援と分かるとフィアレスは一旦落ち着きを取り戻した「よ、よかった、味方もいる…」
ク「……呆気ないものですわね。此処に残る意味がないと言えばそうなのかもしれませんが」
ラ「……助かりましたか、いえ」 戦闘中だ。味方ザイバツニンジャと共にニンジャスレイヤーへと掛かろうとする
しかし負傷の色濃く、追撃できずにその場に倒れ込んでしまった。
シ「どうも 一旦彼らに任せて……良さそう……だ………ね………」
「ヤバい………ボクも流石に サップーケイ………使いすぎたかな……」 ふらふらとしながら、ホームへ転がり込むように降り立つ
オオモノミご一行はどうにかこうにかホームに降り立つも、ラミエル=サンは足の負傷が、シザーリオ=サンはGの悪夢とサップーケイによる消耗がひどい。ついでにクリアブルーペイン=サンはわざと負傷した足を擦りつけてイタミ補給し最高様ァ状態である。たくましすぎるお嬢様だあ…。
唯一負傷が少なめのフィアレスも、アプレンティスゆえに適切な対応が分からず右往左往するばかり。でもまだUNIXが車内に残っているので、それを運び出す方法を考えなければ――
「ドーモ、オオモノミの皆さん。メガUNIXは確かに受け取りましたよ」
―――いつの間にか。不気味な男が傍らに。
「ドーモ、メンタリストです……ハジメマシテかな?」
!??!!?!?!?
メンタリスト=サンではございませんか!?
突然自分の好きニンジャの片割れが出てくるとは思っていなかった私が内心ニコニコしている一方で、「出現そのものが不吉」とすら言われるニンジャを前にオオモノミメンバーはビビったりビビらなかったりしています。当然フィアレスはビビっています。だって知らんニンジャだし。
フ「エッ」振り返った先のメンタリストを見て、固まる。「……ハジメマシテ……ドーモ、フィアレスです……」
(誰だろう…ザイバツのニンジャだよね…?)なおフィアレスはメンタリストの存在を…何故か知らない!
ク「ドーモ、メンタリスト=サン。クリアブルーペインですわ。お名前は伺っておりますが、初対面ですわね」
シ「ドーモ、メンタリスト=サン シザーリオです」「UNIXの受け渡しに わざわざ貴方のような方が来てくれるとは思わなかったね………」「思ったより重要なものだったのかな……」 そうでなくては困る
ラ「ドーモ、ゲホッ、メンタリスト=サン、ラミエルです」
ラミエルはマスター位階でありこの男の事を知っている!
しかしなんでわざわざメンタリストがここにやってきたんでしょうか?彼が本編中でやってることといえば、ユカノをとっ捕まえて輸送したりアンバサダーに圧をかけつつ彼の部下を処分しようとしたり他にも重要な役割を果たしたり…基本的におっかない上内部粛清にも関わるポジションなので、何かと妙なニンジャが集まりがちなオオモノミに接触してくるのも裏があるしか思えねえ。裏切者の粛清がメイン業務となれば尚更よ。
「……キミたちの活躍はよく聞き及んでいるよ。ネオサイタマでは苦労したとか……」
「差し当たってキミたちには、休暇が必要だろう」
……
……新幹線の先頭車両の形、オカメだったろうか?
こうやってさっそくゲン・ジツ出して来るなら尚更よ!!
どうして何もしていないはずのニンジャにジツを出してくるんですか?あなた
フ「休暇、ですか」フィアレスは何も違和感を感じずに話を続けている。気づいていない。
シ「………それはありがたいですね」 ゲン・ジツか サップーケイ内であれば無効化出来ようが……… それはこの油断ならぬマスター位階とのイッキウチを意味し どのみち詰みである
ク「ハテな?」クリアブルーペインは疑問に思ったが、特に深く考えず流した。ここ最近は脳を焼きすぎて幻覚が身近になりつつあるので。
ラ「いけない、ゲン・ジツ……!」「不可思議なオブジェクトの破壊を……っ」
メ「不可思議?」
フ「オブジェクト??」
シ「………破壊?」
メ「何のことかな?疲れているのでは?」
新幹線の先頭車両はハンニャに戻っていた。
怖いねえ
メ「ハハハ、私がキミたちの誰か、あるいは全員を粛清に?スリケンを心臓に生やして?」「ハハ、しないしない」手を振る。
「実際、キミたちは疲れているだろう。メガUNIXについてはこちらが引き継ぐ。書類もちゃんとある」マキモノを渡してくる。
マキモノにおかしなところは……無い。
シ「………ハハハ! いや、実際疲れました 幻覚を見ても仕方がない」
「幻視が悪化する前に 早く体を休めねばですね」
ク「私さァ……ごほん。私はまだ粉骨砕身の用意がありますが……エッ!? 心臓に……!」クリアブルーペインは困惑と狂喜が混ざる。本能的にイタミのソウルで許容できるものかを判別できず恐怖し、そしてその事実に喜ぶ。矛盾しているのだ。
フ「疲れ…アッそうだ、ラミエル=サンがひどい怪我を…!」「は、早く医務室に連れて行かなきゃ」パニックほどではないが焦りまくっている。粛清、という物騒な言葉はフィアレスの耳を素通りしていった。ニューロンのキャパがないのだ
実際フィアレスはこの状況で冷静になれるようなニンジャじゃないからね、仕方ないね
メ「さて、これでキミたちの仕事はなくなった。あとは別命あるまで待機するといい。久しぶりのキョートだろう?」
「では―――」 そういうと、メンタリストは空気に溶けるように消えた。
ラ「…………」ラミエルは疑いの目でメンタリストが消えた空間を見つめた
フ「き、消えた…?ステルス・ジツ…?」
ク「……ぞっとしない方でしたわね」
普通、単に恐怖ならば喜ぶ。クリアブルーペインの中でも『判別不能』の枠に入った、ということだ。
シ「あれはメンタリスト=サンの………ゲン・ジツだね………」「といっても ボクも実物を見るのは初めてだが………」
フ「ゲン・ジツ?」「そんなジツもあるんですね」ジツを持たぬフィアレスはカラテ以外の知識は基本的に乏しい
いつの間にか。駅内部のイクサは決着し、カチグミモータルが救急車で運ばれていくのが見える。
シ「モータルより、ボク達先に運んでほしいんだけどな……」 完全に救急車争奪戦に出遅れている
ク「割と……皆様、傷だらけですものね」
シ「君も結構大概だよ?」
意味深な感じで消えていったメンタリスト、運ばれていくラミエル、色々なことが分かっておらず追い付いていないフィアレス、救急車をどうにか確保したいシザーリオ、耳から煙出すレベルの負傷しても割と平気そうな感じのクリアブルーペイン……混沌としたイクサの後もまた混沌。いくつかの謎と疑念を残しつつ、オオモノミは帰路に就こうとした――――
という展開なら良かったんですが、
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
―――どうやら休ませてはもらえないらしい。 携帯UNIXを見れば、当然のように新たな指令。『ニンジャスレイヤー追討命令』だ。
思った以上に侵入され狩りだすのに人手がいる。ZBR打ってでも復帰しろということだ。
シ「…………よし 目の前の救急車を襲って 医療物資を確保しよう」諦めたように スラリと刺突剣を抜き放つ
ク「ンアーッ♡厳しすぎて……気でも狂っちまいそうですわァ~ッ♡️」「……こほん、うぉっほん。皆様、もう一踏ん張りと参りましょう」
逃げていった忍殺を殺しに行かねばならなくなってしまった!!
やはりさっきの戦闘に便乗して戦った方が良かったのか…?(さすがにラミエル=サンは治療最優先だと思いますが)
こうしてシンカンセンでの旅を終え、ザイバツのお膝元ともいえるキョートに帰還したオオモノミ一行。多分ミッション次第ではポータルにぶち込まれてネオサイタマに逆戻りなんでしょうが、いつどのタイミングで向かわされるかは我々には分からぬ。
即応部隊オオモノミに配属された以上、言われたことをこなすしかなく、できる範囲で上を目指したり目指さなかったりするしかない。それでもオオモノミは戦うのだ。ニューワールドオダーの実現と到来を胸に、走れ!オオモノミ、走れ!
何たる困難!オオモノミ!このような扱いは奴隷のようではないか!?
ニューロンにゴキブリバリスタの『明日は我が身』というハイクが木霊する!
だがこれからを思えば楽な仕事と言えるかもしれぬ。
何故ならば。
複雑怪奇な思惑と陰謀が渦巻くキョートへ、キミたちは帰ってきたのだから!
◆◆◆
……キョート城、バッファローデーモンの地下広間!
「ヤメロー!ヤメロー!」
暑い、なんたる暑さであろうか。広間は異常高温で満たされ、
吹き上がる蒸気と陽炎によって、あらゆるものの姿が歪んで見える。
巨大な鋼鉄製バッファローデーモン像が厳しく鉄棒を地面に突き立てる禍々しき祭壇には、
鉄の大釜が備えられている。
蒸気のもとはこの危険な装置だ。大釜のたもとではリベット付きの革ベルトとフンドシだけを
裸体に身につけた四人のスモトリが忙しく働き、大釜に火を絶やさぬよう腐心している。
その側では病的に痩せたニンジャが恐ろしいムチを弄びながら、不備が無いか、虚ろな目で見守っている。
「ヤメロー!ヤメロー!」
声の主は大釜の少し上に鎖で吊るされたシーホースであった。
宙吊りの彼は激しくもがくが、無論、どうにもならない。
大釜に満たされた液体は湯ではない。煮えた油だ。
大釜の表面には赤いペンキで「カマユデ」とショドーされている。コワイ!
「ヤメロー!ヤメロー!」
「……」
無言、大参謀パラゴンが淡々とカラクリを動かし、シーホースをカマユデに放り込む。
「ヤメロー!ヤメアバッ!アバーッ!アババババゴボッ、ゴボアバッ、ゴボボボボッ……。……。……」
煮えた油はシーホースを呑み込み、激しく泡立ったのち、再び不気味に沈黙した。
ナムアミダブツ……ナムアミダブツ!
「……」
パラゴンは無言。この空間にニンジャは己ひとり。
手を上げ、次のシーホースを奴隷スモトリに引きずってこさせる。
「ヤメロー!ヤメロー!」
と、奴隷オイランがマキモノをドゲザで差し出す。
「……なんだと!?」パラゴンのアトモスフィアが変わる!奴隷オイランは小さく失禁!
「ヌゥーッ……!」
マキモノを窯の火元に放り込み、パラゴンは事態に対処すべく部屋を出る。
燃え尽きる寸前のマキモノにはこう書かれていた。
【シーホースの在庫が尽きそうです。タイヘン。】
◆スレイヤー・ギャング・アクマ・シンカンセン・アンド・オオモノミ◆終
第四話へ続く
7,おわりに
以上が第三話「スレイヤー・ギャング・アクマ・シンカンセン・アンド・オオモノミ」の記録となります。今回も長いことお付き合いくださりアリガトゴザイマス!いや毎度毎度すみません本当に…。
第二話の「ニンジャスレイヤー(複数形)」とかいうケオスはそのままに、ザイバツらしく何らかの陰謀を匂わせる展開とザイバツのめんどくささが程よく混ざり合った面白いエピソードでした。大体メンタリストがいると不穏さ3割増しくらいになりますね。執行者だからねアイツ。
なおGアクマもといゴキブリバリスタが「荷物汚損の罪を被せられた」といった旨の話をしていましたが、あの辺の真相は「バリスタが知らぬうちに油で荷物を汚した&ニューロンが混乱していたカチグミが『荷物にGがたかっていたので汚れた』といった報告をしたために罪を被ることになった」ということらしいです。ディレクターデリケートは普段からバリスタを庇っていたようなので、今回の罪も彼が代わりに引き受けた結果冒頭の展開に繋がったのかもしれません。なんたる…。
バリスタ自身は清潔にしているし、ハイクやチャの作法なども一通り習得しているようですが、やはりその見た目故に嫌悪感を持たれて色々不遇な扱いをされていたようです。そんな彼がオオモノミ行になったり濡れ衣で処刑されたりしなかったのは、彼のメンターであるディレクターデリケート=サンのおかげであったと。普通にいいメンターじゃねえかディレクターデリケート=サンよぉ!!そりゃバリスタもGモチーフな割に比較的まともな言動してるわけですよ!!
しかしどれだけ優秀で素晴らしき人格者であろうと、罪を着せられ裏切者という立場に追い込まれれば最早どうにもならぬ。むしろ優秀な奴を追い出して己の出世チャンスを高めようとする行為などは、ザイバツではチャメシ・インシデントでしょうからねえ。ディレクターデリケートはその犠牲者と言っても過言ではないのかもしれません。
さて、次回第四話は一体どんなトンチキ展開が待ち受けているのか。ラストの「シーホースの在庫がない」とかいう一文の時点で不安しかないですが、ニンジャスレイヤードットコムへの登録も控えているのでどう転んでも一部はぶっ飛んだ展開になるんだろうなあ…。
それでは今回はこの辺でオタッシャデーしようと思います。NMのkinoko=サン、今回同卓してくださったお三方、改めてご一緒してくださりありがとうございました!そして毎度の如く数万時に及ぶリプレイ記事を読んでくださる皆様も本当にありがとうございます。
また第四話も懲りずにリプレイ記事を書く予定なので、その時はお付き合いくだされば幸いです。
2024.10 がーねっと
◆おまけ◆
第三話(10/21)時点での各PCのステータスです。
※現在は余暇を経て成長しているPCもいるので、実際のステータスとは異なる点があります。
◆シザーリオ◆
◆PC◆ シザーリオ (種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 10
ニューロン 7 精神 8
ワザマエ 10 脚力 5/N
ジツ 4
攻撃/射撃/機先/電脳 9/10/12/7
回避/精密/側転/発動 11/13/10/12
◇装備や特記事項
レイピア(アサシン・ダガー)
***魔剣クモガクレ(神話級のアサシン・ダガー)***
『●連射2』『●時間差』『●マルチターゲット』
『☆◉忍び寄る刃』『★◉静かなる暗殺者』『◉◉タツジン:刺突剣』
『◉翻弄』『◉暗殺者の目』『◉頑強なる肉体』『◉ヒサツ・ワザ:スパイダーズ・アサルト』
『◉知識:ザイバツ』『◉知識:貴族の流儀』『◉知識:伝統的アート』『◉知識:セキュリティ』
『◉知識:犯罪』『◉知識:ファッション』『◉知識:高級嗜好品』
☆ステルス・ジツlv3
★レッサー・キリングフィールド・ジツ
本名:雲母坂斎藤ヴァイオレット。
雲母坂家はキョートの名家であったが、先代が異人を本妻に向かえるという狂気に走り、一気に没落した。
Gの恐怖に怯えつつも素晴らしい活躍を見せてくれたPC。コンセプトが王子様キャラらしいので、言動も紳士的かつちょっとキザな雰囲気です。
今回はGのせいで割と落ち着きを失っていたシーンが多かった気もしますが
能力的には所謂典型的なステルスアサシネイトにサップーケイを添えた、火力もありつつRP映えがするビルドという印象です。サップーケイはある意味術者の独壇場とも言えるしな!
ただ今回は敵のイニシが軒並み高かったので、本来の火力は出せていなかったのではないかと思います。アサシネイトは「敵より自分のイニシが高い時」に発動する能力が多いがゆえの弱点な。
◆ラミエル◆
◆PC◆ ラミエル (種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 7
ニューロン 6 精神 6
ワザマエ 9 脚力 5/N
ジツ 3
攻撃/射撃/機先/電脳 6/9/6/6
回避/精密/側転/発動 10/9/9/9
◇装備や特記事項
アサシン・ダガー
『●連射2』
『◉◉タツジン:アサシネイト・ドー』
『◉トライアングル・リープ』『◉ニューロンブースト・チルアウト』
『◉知識:舞踏』『◉知識:宗教』『◉知識:貴族の流儀』『◉交渉:理路整然』
☆ヒカリ・ジツlv3
ヒカリ・ニンジャクランのソウル憑依者。パーガトリー派閥のマスター位階。
ディヴァイン・カラテの使い手であり悪を滅し、ギルドの正義を成すことに執心している。
戦闘では主に足技を使い、剃刀めいた刃のついたトゥーシューズは鉄板にすら容易く穴をあける。
素行不良などはなく、出自・礼儀作法面でも問題のないニンジャであるが、オオモノミ部隊には
他派閥へのパーガトリー派閥のニンジャ層の厚さをアピールするマウントめいて派遣されている。
アサシネイト持ちなのはシザーリオ=サンと同じですが、彼女はバレエめいた動きから繰り出される回転蹴り(シューズに仕込み刃付き)という形でその技を振るいます。いわゆる読み替えの一種ですね。
イクサ序盤にカラテで殴られた上銃弾で穴だらけにされ、体力2まで追い込まれるという危機的状況が続いたラミエル=サンですが、なんとか最後まで生き延びてくれてよかったです。なおボロボロになった脚はサイバネ移植することで治療した様子。シナリオの展開を経て成長方針や設定が変化するのっていいよな!
◆クリアブルーペイン◆
◆PC◆ クリアブルーペイン (種別:ニンジャ)
カラテ 7 体力 23
ニューロン 3 精神 3
ワザマエ 3 脚力 6/UH
ジツ 4
攻撃/射撃/機先/電脳 8/3/1/3
回避/精密/側転/発動 4/3/3/7
◇装備や特記事項
▶テッコlv1
▷電磁クローアーム
▶クロームハートlv1
▷電磁ショック発生ユニット
『●連続攻撃2』
『☆◉踏み荒らし』『◉突撃』
『◉知識:貴族の流儀』『◉交渉:超然』
☆巨体化の秘儀lv4
★ハイブリッドlv1(ムテキ・アティチュード)
本名は『キヨミズ・マシロ・テンキュウイン(天泣院清水真白)』。
平安時代から治水事業を取り仕切るキョート貴族『テンキュウイン』の正統なる令嬢である。
歴史ある貴族筋、さらに本人の礼儀作法も完璧な、ザイバツにとって瑕疵一つない存在……だったのは、
ニンジャとなる前の話。
憑依したソウルは明らかにイタミニンジャ・クランの系譜であり、度を越した被虐願望を筆頭とした
精神・人格の変貌により根底がねじれ曲がってしまった。
血筋は確かな事と上司命令への圧倒的服従から、一時期はイグゾーション派閥に属していたものの
『これ以上は面倒見てられん』と出向させられている。
イクサの際は、己を痛めつけるために心臓に導入した電気ショックサイバネをオーバーロードさせ、
自他ともに傷付ける。
第一話でご一緒したグリンズキャット=サンのPLであるsilverkey=サンのもう一人のPC。実はサブシナリオで私の別PCと同卓したことがあります。
記事中の言動を見れば分かる通り、戦闘中は基本的にテンションが振り切れ変態的言動が爆増。同じくイタミ系列の変態であるコソクシュミと合わせ、執筆時に語尾の♡を何個打ち込んだことか…。
しかしビッグ+ムテキ(ハイブリッド)は正直便利な組み合わせですし、ムテキで耐える場面はイタミ持ちな彼女の設定を活かしやすくてRPのし甲斐がありそう。実際RPが毎回キレ良すぎるので私は彼女が大好きです。
◆フィアレス◆
◆PC◆ フィアレス(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 9
ニューロン 5 精神 5
ワザマエ 10 脚力 4/N
ジツ 0 万札
攻撃/射撃/機先/電脳 6/10/5/5
回避/精密/側転/発動 10/10/10/5
『◉レッサー級戦闘系ソウルの力』『◉頑強なる肉体』『◉◉タツジン:ボックスカラテ』
『◉特殊近接ステップ』『◉空中殺法』『◉トライアングル・リープ』
『◉交渉:威圧』『◉交渉:共感』『◉知識:ファッション』
戦闘系ソウルなのでジツもサイバネも持てない。一人称は「アタシ」。モータル年齢25歳。
ジツや様々な作法・ザイバツ内部のことなど知らないことが多い。いわゆる正統派貴族は苦手。
メンタリストのことも…知らない?
今回はフィアレス以外貴族出身or貴族派閥だったので、ダイミョ・クラスでの振る舞いが一人だけ平民丸出しとなっていました。しょうがないだろフィアレスは貴族じゃないんだから!
今回は妙にジャブの出目が振るわないなと感じましたが、逆に今までは調子良すぎたのかもしれません。まあ失敗する時は失敗するのだ!
そして第三話は正直ステ云々より、フィアレスの裏設定に関わる部分への影響がデカかったですね。偶然と即興を組み合わせるのでどう転ぶか不明ですが…今のところ想定通りに進んでいる感じはします。私の中ではな!
フィアレスは唸っていた。頭が痛い。己を奮い立たせるために打ったZBRが体に合わなかったのだろうか。
キョートに帰還した喜びを味わう暇もなく、フィアレスは一人、次の戦地に向けて重い体を引きずる。
直前のイクサを共にしたオオモノミニンジャは皆消耗しており、今すぐに発てる状態ではなかった。
それに、とフィアレスはぼんやり考える。貴族達が作り出す空間に放り込まれた時の、なんともいえぬ
息苦しさ。恵まれた者にしか見えぬ景色は、彼女にとっては得体の知れない闇にも似ていた。
そしてそこに居続けるほどの、あるいは自ら光を探し出すほどの技量は、今のフィアレスには無い。
「痛っ……」
フィアレスは一際強い痛みを覚えて立ち止まる。脂汗が滲んでいる。
心臓の鼓動に合わせて脳が締め付けられる。やはりZBRのせいか?
イクサの直後はこのような痛みを感じていなかった。彼女は人目のつかぬ場所に移動して、
そこで少し休むことにした。このまま次の任務に参加しても、仲間の足を引っ張るだけだろうと判断した。
(……メンタリスト=サン……ゲン・ジツ……オブジェクト。よくわからないジツだった。
幻みたいに消えるジツ? それとも、何かを仕掛けるジツ?)
しゃがみ込んだフィアレスは、先程の任務で経験したことを脈絡なく想起していく。
マスター。濡れ衣。自分達が処刑したニンジャ、名前はなんだったか。なぜ殺すことになった?
ザイバツの名を汚したからだ。では何をしたのか? 何かをしでかした。『身勝手』の血文字。
無数のニンジャスレイヤー。乗り物に乗って襲ってきた敵。あれはニンジャスレイヤー?
否、強盗だ。何をしに来た? 奪いに来た。だからUNIXを守った。ハッカーから守った。
あのニンジャはどうしてシンカンセンに来たのだ?
「痛……」
フィアレスは苦しそうに顔を歪めた。痛い……痛み。痛みをもらって喜ぶニンジャ。あれは何だ。
痛めつけられて嬉しい? まさか。苦しいだけ。顔を殴られても笑えない。銃で撃たれても嬉しくない。
痛いのは嫌に決まってる……血が出る。血で汚れてしまうではないか。良い服を与えられても。
良い服?
(アタシ、ニンジャ装束とあのTシャツくらいしか持ってないのに)
フィアレスはふらふらと立ち上がり、目的の方向へ歩き出した。明らかに記憶が混濁している。
こんな時、彼女は無理にでも体を動かすようにしていた。時折生じるニューロンのバグめいた挙動を
リセットするには、肉体に刺激を与えるのが良いと彼女は学んでいた。
◆◆◆
再び頭痛に襲われたフィアレスは物陰に隠れていた。無防備な姿を晒していたら、
いつ敵に首を狩られるか分からない。彼女は息を潜める。
しかしとにかく頭が痛い。フィアレスは目をつぶった。純白のドレスが赤く染まった仲間のことを
思い出した。天使めいた装束を纏う彼女はイクサの中で足に酷い傷を負った。シンカンセンの中で
奴隷オイランを踏み付けた足は、ひしゃげて無惨な有様だった……。
(アタシは……)
奴隷を踏む貴族。イタミ。コソク。血で染まる服。読書めいて静かにIRC端末を眺め、あるいは
チャを飲み、あるいはスシを食べる。ダイミョ・クラスの雅なアトモスフィア。キョート。
幻覚。
(アタシはあのジツを知ってる?)
否。フィアレスはゲン・ジツなど知らぬ。あのマスター位階が何者かも知らなかった。
そもオオモノミに所属される日まで、彼女はマスター位階に出会ったことがない。
(アタシは貴族に会ったことがある?)
否。フィアレスはオオモノミ以外で貴族と出会ったことがない。茶室のタタミすら踏んだことがない。
知っていたら、ダイミョ・クラスでもう少しまともな振る舞いをしたはずだ。
(アタシは……)
サブリミナルめいてニューロンを焦がす影がある。椅子に座ってこちらを見下ろしてくる男だ。
それはロードではない。そこはギルドではない。
「懲罰…………」
背中が痛い。血で汚れた服。振る舞いを咎められたのだ、誰かに……。
『明日は我が身と忘れるな』
「何をしているのです?」
驚いたフィアレスが顔を上げると、目の前にニンジャが立っていた。
黒い布で顔を隠した大柄なニンジャだ。腰には二本の鞘、手にはカタナと人の首。
「あなたがぼんやりしている間に、この男が迫ってきていましたよ。気づかなかったのですか?」
「アイエ……」
フィアレスは生首を見て、もう一度目の前のニンジャを見上げた。彼はその場に首を落とし、
あっさりと踏み潰してからアイサツする。
「ドーモ、フィアレス=サン。初めまして。先日オオモノミに参りましたスフェノスと申します」
◆フィアレス◆
平民出身であり、貴族的作法や学問・教養に欠けるニンジャ。ボックスカラテを中心に素手戦闘を行う。
動きを目で見て模倣するのは得意だが、単純な暗記や複雑な思考は苦手であり、ハイクが詠めない。
情報処理のキャパシティは平均を少々下回っており、したがって彼女の記憶力もやや難がある。