経絡とは何か?【哲学的?】
こんにちは、あっつんです。
勉強中のことをアウトプットするために書いています。
キーワード
考察
まとめ
1.キーワード
以前まで経絡とは何か?の問いに
→・気の通り道!
と答えていましたが、何か腑に落ちませんでした。そもそも気って何?ですし。
店では
「◯◯は××にいいツボですよー」
とか話しながらツボが載ってるパンフレットを渡すような対応です。
ただツボと効果を暗記するだけなら、それこそパンフレットで良いですし。そのため漢方が好きな薬剤師でありながら、ツボはほとんど覚えていません!言い訳です!
それは追々やっていこうかなと・・・。
で、今回改めて勉強したことのキーワードは
経絡とは何か?
→・気の通り道
・病位や病期の時間的経過を表す
との記載があり、考察してみました。
2.考察
人間の生命は気が様々な働きをすることで秩序を保っています。恒常性とも言えそうですね。生きていると体温を維持しています。それを温気と捉えました。一方、死んだ人間は驚くほど冷たいですね。温気がゼロなんですかね。こんな感じで人間に起こる現象や症状を当時の医療者達は「気」という概念で説明していったのかと。
人間を含めて、生き物は生きている限り常に恒常性を維持しようとします。平時でも、緊急時も、怪我や病気にかかった時も。そうなると身体はそれに反応します。痛みが出たり、発熱したり。自身に知らせるためですね、患部はここだと。
それも「気」で説明したのだとしたらどうでしょうか?
発熱なんかは温気が過剰なんですかね、温邪ですか。痛みは風気、過剰になれば風邪ですかね、節々が痛みそうです。こんな感じで身体に起こる反応は、
恒常性維持のための反応
なのかと考えました。風邪時の発熱なんかわかりやすいですね。ウイルス駆除のために体温を底上げして免疫細胞に頑張ってもらいますもんね。ここでポイントは
恒常性維持のための反応は、患部や病状の違いで変わるのではないか?
ということです。
ある人は風邪のひき始めに身体を温めて発汗させると風邪が治癒した。だったら、薬やツボ刺激で身体を温めて発汗させれば風邪は治せると判明した。所謂太陽病かなあ?
またある人、同じ風邪症状ですが発汗させても治癒しません。その人は数日風邪をこじらせ、胃腸トラブルが起こっていました。となると使う処方も変わります。陽明病? いずれにしても病状は悪化してますね。身体の内部に進行してます。
以上より
経絡によって使う処方は変わる
↓
病位、病期によって使う処方は変わる
と言えるのかと。
3.まとめ
これが正しいかどうかはさておき、以前よりも
経絡を学ぶ意欲は増しました!
西洋医学でも薬を使うタイミングは慎重に考えますもんね。良い効果を出すためでも、副作用がキツくて患者さんの体力やQOLが著しく低下する場合は処方を変えることもあるはずです。あるいは症状の出始めに使わないといけない薬もあります。抗ヘルペス薬や抗インフルエンザ薬なんかがわかりやすい?
古人の医療者からしたら「何を当たり前な・・・」と呆れられるでしょうね(笑)。
経絡さえ分かれば、使うべき処方がかなり絞られるともいえますね。そりゃ学ぶべき要素でした。生理学や解剖学を学ぶのと同じくらい重要ですね。ただ・・・
経絡を把握する
ことがホントに難しいんですが・・・。ドラッグストアだと情報不足になることもあります。私の接客の力量不足を痛感しますね。
ということで今回はここまで。
書き出すと内容が整理できて良いですね!
お読みいただいた方、ありがとうございました。
またどこかで。
参考書籍(書き方こんな感じで良いの?)
著者:二宮文乃 氏
書籍:「漢方とは何か 人間とは何か 経絡・蔵象・三焦の真実」