新型コロナウイルスの感染拡大に対して自分がどういう心持ちで対応しているかの記録④ 04/06-04/15
東日本大震災の時に1週間くらいパニックになっていて、後に「同じような災害が起こったときには、もっとよい向き合い方をしよう」と思っていた自分が、どのような気持ちで事態をみていたかを記録するためのメモ。
前パートの③はこちら。ほんとは週刊で書きたかったが間に合わず。
サマリ
・緊急事態宣言で一気に戦闘モードに突入するのかと思ったら、まさかの右往左往で対策が出そろうのに1週間以上かかるとは。その中でも日本人の強み「じ・しゅ・く」パワーはそれなりに発揮される
・一方自分の身には「自宅保育」という事態が発生。仕事処理力が低下したが、それだけではなく、子供も子供なりに事態を理解してストレスを感じていた
・業務ではようやく社会貢献とかPost-Covidに関する議論が始まったが、その基盤になったのは会社への理解と過去の実績であり、この時期に転職しなかったのは結果的に正解だったと感じる
・この号の対象期間は比較的「凪」だった。それに合わせた動き方を出来ていたかは少し確認が必要。また来週は嵐がくるかもしれない。備えよう。
・そして、凪のあいだに、Afterコロナに向けた動きを仕込もう。
2020/04/06-08 緊急事態宣言を今か今かと待ち受ける
04/06 専門家会議がようやく広報チームたちあげたのに対して反原発クラスタが「パブリック・アクセプタンスくそくらえ」とかいってて、反原発クラスタの心の闇を覗いてしまう
04/06 ふと見たこのグラフをみて、「東京の取り組みが適切かどうかを見比べるための物差しはカリフォルニアじゃねぇだろうか、カーブとか似てるが彼らの方が若干強めの外出抑制だ」と思って注目し始める(なお、緊急事態宣言の細かい発動が遅れたので結果的に「強さにだいぶ差がある」となったのはゆゆしき話だが…)
04/06 データ系が続々出始める。この時点では開始直後なので「ああ、こういう勢がこれからデータを出してくれるのね」という理解。なお、後に分かったのはGPS位置情報はあまりアテにならなくて改札通過データ万歳、というオチだが…
ちなみにデータサイエンティストとかいろんな人が予測とかもろもろを流し始めるが玉石混交というか西浦先生以外のはあまりろくなものがないという状態にはなっていた
04/06 沖縄で再流行がはじまる。高山義浩先生が言うとおり、一瞬落ち着いている間に卒業式などのイベント終わらせておいて良かったね、と。後に石田純一がわざわざ仕事で沖縄にいって帰京してからコロナウイルス感染とかいう事態をみて「ああ本土から持ち込んだか」と改めて理解するなど
04/07 ようやく緊急事態宣言の正式発令。もう1週間くらい前にでるつもりで準備していたのでようやくか、と思いつつ、これで全部施策でそろうんや!がんばるで!とその時は思っていて、呑気に「8割減らすの具体的なプロセス指標はなんやろ」とか考えてながら記者会見を聞いていた。
04/07 仕事では方針として「n名以上の集会禁止」というスイスの方針かよみたいなものを入れるのは決めていたが、オンライン配信系だけ人数が多くても例外を認める枠を考えなきゃなぁというタスクが飛んできていた。ある程度楽にしようかと思ったらTV局とかが、かなり踏み込んだ措置をとったので、「視聴者からの見え方」を含めたガイドラインにする必要があって少し手間取る。
04/08 そういえば休業要請の業種でねぇなぁと思ってたら、なんか「金だせるから休業補償して休ませる」という東京都と他の県や国のバトルが始まっていて、「おいおい…」という気分になる。
しかし、小池百合子はよいブレーンが付いたからか、選挙を意識したスーパー活動モードに入ったときの打つ手が妥当でキレキレである。毎日Youtube配信してYoutuberかよ、マスクも毎日変えて、布マスクでも柄を変えてくるし、とか。舛添要一・猪瀬直樹ではこうは行かなかったろうなぁ…
一番悲しいのは「東京都と合わせます!」と言いつつ「やっぱり補償できないし」とか言って二転三転した黒岩知事。しっかりせいよ。
04/08 これと平行して今回の緊急事態宣言で施策足りるのかなぁと考えていた形跡
2020/04/09-16 自宅保育で出力落ちつつも、政府の動きがゴタゴタしてて大きな動きがなくバランスしてしまって対応が続く
04/08 渋谷区など東京23区では続々と「(実質的なものを含む)保育園休園での自宅保育依頼」がはじまり、会社でも対応をさせつつ、足元はまだ預けられるなと油断していた(Web等にも動きがなく)。が、一応なにかあったときの仕事のトリアージ(何を捨てるか)は考え始めた。
04/09 油断していたら保育園に朝預けにいったときに「自宅保育の要請がきていて翌週月曜日からの自宅保育をお願いします」と言われて面食らう。妻と即相談。会社でも「実質的な休園のパターン増えました」と対策方針をアップデートさせて会社の子育て系メンバーの不安解消。
04/09 深夜にマスク手作りしてみていた。
04/10 Twitter内年齢が12歳に到達…
04/10 会社では非常事態宣言翌日の出社率を2%未満に抑制することに成功。僕も2週間会社にでてないわ…
04/10 国民への給付でもゴタゴタが続く。基本的に全員配布でええやんと思いつつ藤井先生のツイートに絡んだらよいコメントを貰えた
04/10 閻魔帳また1名増える
04/10 物騒なことをいうツイートをみて慌てる。2時間くらい厚労省の通達などを読んで自分を安心させるのに時間を食う。翌朝かなりテンションが下がる。自分がなにをよりどころにしていたかを再認識させられた。なお、これ単なる調査不足だった(陽性者数にはちゃんと保険適用検査も含まれてましたという都議の報告)ので、ほんといい迷惑だった…
04/11 自分のスタンスとにた話をみてふむふむと思うなど。萩野先生のRTなどが参考になると感じた理由を再確認。
04/11 社会貢献するためのアプリ、行動履歴系じゃないと思うんだよなぁと思いながら他社事例を眺める。
04/11 なんか悲観的なシナリオを少し考えたりした…
04/11 単なる「ロックダウンしないのは悪!」ではなく、その根っこにあった「指定感染症」という枠の使いにくさにはじめて言及された記事が出たが、この記事を早々にpaidにしたNewsPicksさんの良識も問われる話だった(まあ良識なんてほとんど無いとはもともと分かっていたが)
04/11 牧野先生、不平不満屋から脱し、ついに「物理屋として適切な外部検証を行う」モードに入った。こうなってくるとみている意味があるんだよね。といいつつ、この流れで他の2例の批判をしたら場外乱闘が発生したのだが…うーむ。
04/11 珍しく孫正義がほどよいところに着地していた
04/12 ちゃんとLINEのアンケート分析されてたよ!比較的まともそうな分析だったよ!という話
04/13 edyくんが打倒印鑑で燃えている週だったな
04/13 自宅保育開始。保育園のスケジュールを模したスケジュールにあわせて子供と午前は公園に連れていくコース。そして、Youtubeで特定の動画をみるのを思い出されてしまったのでTVで見えるようにセッティング(なお、TVで見るのは拒否されて、結局iPadとスマホの併用に落ち着いた)
04/14 神奈川県も準備進めている
04/14 本格的にテレカンすると、ノートPCの画面が低いのが疲れることに気づき、PC台をヨドバシで買おうとしたのだが、もろもろで配送されない事態に陥る
なお2日まっても動きがなくてしびれを切らしたワイ、色違いをとりあえず店頭取り置き指示をするなど
04/14 毎日夕方、ご飯の準備待ちをしている子供と遊びながらTVを聞いていると流れてくる東京の感染者数のニュースが、こりゃ空襲警報に飽きるすずさんやなという気分になる
04/15 グッバイ、小田急の通勤車で一番大好きな8000系…ほんとアレなのがいなければ、こんなタイミングの廃車にならなかったのに…お別れできへんかったな…
04/15 やっぱり位置情報の扱いって難しいなぁという。確実なデータは改札通過情報。欧州の改札不要な鉄道と比べてコストだ!と言われたIC改札網、ここでさらなる価値を出したんだなぁ…
04/16 日本の世論が私権を守るよう求めてるのって、基本的に政府に対する不信なんだなぁと思うなど
04/16 うちの子(未就学児)も今週はこの感染症蔓延の状況を分かっているような質問をするようになったので、子供にもストレスが溜まっているんだなぁと認識
04/16 そして給付は一律10万円に。緊急事態宣言は全国に拡大…
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