CKD食事療法を継続するコツ②~デザートを楽しもう!~
とにかく食事量が少ないCKD食事療法を継続するためのコツをご紹介しています。2つめのコツは「デザート」です。
CKD食事療法における「デザート」の役割
CKD食事療法の空腹対策として、おやつがお勧めです。特に甘いもの好きの方は、ご飯の量が少ない分をデザートやおやつを食べて不満を晴らすといいですよ!
しかも、CKD食事療法において、デザートやおやつは重要な役割を持っています。それは不足するカロリーを補うことです。
CKD食事療法はカロリー確保が重要!
CKD食事療法では、たんぱく質や塩分の摂取量を厳しく制限される一方で、1日の摂取カロリーをきっちりと取る必要があります。
もし、カロリーが不足してしまうと、不足したカロリーを補うために体内に蓄積されたたんぱく質が分解されて、毒素が排出され腎臓に負担をかけるからです。
つまり、折角食事を我慢してたんぱく質摂取量を減らしても、カロリー不足になると、たんぱく質摂取したのと同じような負担を腎臓にかけてしまうことになるのです。
よって、CKD食事療法においては低たんぱく質や塩分を減らしつつ、十分なカロリー摂取することが求められます。単純なダイエットとは違うのです。
次に、CKD食事療法をしている方向けのデザート選びのポイントをご紹介します。
デザート選びのコツ
デザート選びのコツは簡単で、たんぱく質と塩分の少ないものを選びます。具体例を挙げると、
〇おすすめデザート
ゼリー、寒天、チョコレート、タピオカドリンク(ミルク系でないもの)、等
×ダメなデザート
お餅、あんこ系、ケーキ、菓子パン、ect・・・
あんこの材料は豆ですから、たんぱく質が高いのと塩分も結構入っているので要注意です。また、お米や小麦にも結構な量のたんぱく質が含まれるので、お餅やケーキなども注意が必要です。
流行のタピオカはたんぱく質が少なく、高カロリーなのでCKD食事療法にはいいデザートですが、ミルクティー系は牛乳が高たんぱく質なのでご注意ください。