腐った雨が降って、僕らは少しづつ錆びていく。(2)
ベッドの上で目を覚ました。
眠ってしまう前に目の前にノイズが走って
その後視界が真っ赤になり、意識を無くした。
『げへへ、目を覚ましたかい?』
買取り屋のオヤジだ。
『なんで俺は、、、』
『いやあ、アンタのとこの犬が俺の所に来て吠えるからよぉ。着いてったらなんか倒れてるから店に連れて帰って修理してやったのよ。悪ガキが部品でも盗もうとしたんじゃねえかな。』
犬がベッドに顔を乗っけて俺を見ている。
『気になってたからそのボロボロの人工肌も治して置いたよ。』
自分の体を見てみると新