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映画の読解力

映画が好きです。アクションとか推理物とか、ホラーとか結構幅広く好きです。

特段、深く考察できて解釈の余地がたくさんあるものが好きです。

「アトミックブロンド」っていうスパイ映画があるんです。これがまた解釈の余地が結構あって面白いのなんの。かなりお酒によって背景に存在してる国が暗示されてたり、着ている服などから推察できることがあったりほんともう伏線だらけで。ラジオから流れる音楽一つにまで意味があるんじゃないかと思わせてくれる映画なんです。

こういう映画を見るときは大抵ネットに転がっている「〇〇の解説!!!」みたいな記事を読むんですが、この行為がほんと嫌いで。

もちろん誰かが考えるものを吸収して良くなっていくのは普通だと思うんですけど、自分でも発見したい。誰かの意見が入る前に自分で「こういう意図があるな」とか「前半から後半にかけてこんな変化があるわ」とか気づきたい。

映画「サイレントヒル」の制作映像みたいなのを見る機会があって、そこで「主人公の服装の色が徐々に赤黒いものに変化していってる」と言われ「なんでこれ気づけなかったんだよすげぇ!!!」となってしまったことがある。

もちろんあとから知ってすごいなぁとなるのもそうなんだけど、そういった表現の奥深さとか幅広さとか細かさとかこだわりとかを感じて言葉にできることでようやく「映画が好きです」と言えるような気がする。


わたしのは「にわかの映画好き」なのである。

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