メドックの格付けシャトーあれこれ⑤
五級18こ!!
サンテステフ 1コ
Chateau Cos-Labory
シャトー・コス・ラボリ
その昔ラボリィさんが買ったのでこの名前に
コスはコスデストゥルネルの時にも書きましたが、小玉石という意味です
ポイヤック 12コ
Chateau Clerc-Milon
シャトー・クレール・ミロン
ムートンが土壌の良さから買い取ったシャトー
プティムートンとして人気があります
ラベルのデザインがドイツの結婚式典用の祝杯がモチーフなのでお祝いの贈答にいいかもしれません
Chateau d'Armailhac
シャトー・ダルマイヤック
ムートンと昔は一つだった場所です
熟成が多少早めなので、早く飲めるムートン的な気持ちになりますが、味わいはなぜかラフィット に似てる説があります
わたしはムートンぽく感じていました…
Chateau Pedesclaux
シャトー・ペデスクロー
畑が分散していてあちこちにあります
イギリスやアメリカで人気があり、ポイヤックらしいカベルネが効いているワインです
Chateau Pontet-Canet
シャトー・ポンテ・カネ
ポンテという法律家が創設したシャトー
見た目と名前の響きがかわいいですが硬派なワイン
Chateau Batailley
シャトー・バタイエ
下に書いてあるオーバタイエと昔はひとつでした
バタイエは戦闘という意味です
ここはひどい戦場になったことがあるそうです
Chateau Haut-Batailley
シャトー・オー・バタイエ
バタイエから分離されてできたシャトーです
バタイエより大人しい印象の味わい
Chateau Grand-Puy-Ducassas
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
下に書いてあるグランピュイラコストと元は一つでした
グランピュイはと大山という意味です
娘さんが嫁いでからデュカス家に売った方だそうです
Chateau Grand-Puy-Lacoste
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト
娘さんがラコスト家に嫁いで生まれた名前だそうです
通好みのワイン
Chateau Croizet-Bages
シャトー・クロワゼ・バージュ
バージュという集落でクロワゼ兄弟が作ったシャトー
カベルネが少なめです
Chateau Haut-Bages-Liberal
シャトー・オー・バージュ・リベラル
バージュという集落のあたりにあります
リベラルというのは自由とかそういう意味ではなくリベラル家が所有していた時期があるからです
エレガント系です
Chateau Lynch-Bages
シャトー・ランシュ・バージュ
ランシュ家のものになってからこの名前になりました
ポイヤックらしいしっかりしたワインです
Chateau Lynch-Moussas
シャトー・ランシュ・ムーサ
こちらももともとはランシュ家のものでしたが、けっこう全然関係なくなっています
バージュより柔らかめです
マルゴー 2コ
アルサック村だけどマルゴーひとつ
Chateau du Tertre
シャトー・デュ・テルトル
テルトルは丘という意味です
香り高く堅めのワイン
ラバルド村だけどマルゴーひとつ
Chateau Dauzac
シャトー・ドーザック
五級から外れた方がいいとまで言われたことがありますが、今は改善されて、程よく控えめながら正統派のワインです
オーメドック 3コ
マコー村 1コ
Chateau Cantemerle
シャトー・カントメルル
昔の領主の名前がついたシャトー
若くても楽しめる親しみやすいワインです
サンローラン村 2コ
Chateau Belgrave
シャトー・ベルグラーヴ
昔は狩猟用の別荘だった建物があったところです
近代的で安心感のあるワインです
Chateau de Camensac
シャトー・ド・カマンサック
方言で、水の道という意味
ミネラル感とボリューム感のバランスがいいワインです
これで61シャトーを眺めましたね
多少歴史を想像しながら飲むと楽しいです
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