3週間でワインのことがだいたいわかる!④
今日はフランス以外で、飲む機会がありそうなヨーロッパの国のワインについて軽く書きます
各国を真剣に学ぼうとすると大変なことになりますので、イメージだけ持っていただいて、好きなワインに、出会ったら突き詰めましょう!!
イタリア
ワインの生産量がフランスくらいあるし、歴史も長いのにワイン好きですら足を踏み入れるのを躊躇するイタリアワイン
おそらく、ややこしいからです
ラベルの表記も理解不能だし、せっかくあんなに勉強したのに謎なブドウ品種ばかり!
イタリアは細長く20州あり、みんな個性的なワインを作っています
カベルネなどの国際品種のワインも土着品種のワインもあります
同じブドウなのに国内で呼ばれ方が違ったり、同じ州内でも違う呼び方だったり
ワインの名前もたくさんあって大変ですが、せめてこれだけは覚えておきましょう!
トスカーナのサンジョヴェーゼという黒ブドウから作られるキアンティとブルネッロディモンタルチーノ
ピエモンテのネッビオーロという黒ブドウから作られるバローロとバルバレスコ
白ワインも美味しいのたくさんありますよ〜
スパークリングワインのプロセッコは、世界的にはシャンパンより多く飲まれています
スペイン
スペインもイタリアに負けず劣らず土着品種がたくさんある国ですが、有名なブドウ品種はテンプラニーリョという赤ワイン用品種です
北西部は湿度もあって緑が豊富ですが、中央部南部は暑く乾燥した場所が多いです
赤ワインや白ワインも美味しいのですが、カヴァと呼ばれるスパークリングワインや、酒精強化ワインのシェリーが有名です
ポルトガル
スペイン以上に、酒精強化ワインのイメージ強いですよね!
ポルトガルと言ったらポートワインとマデイラワインが頭に浮かびます
白ワインや赤ワインも美味しいのがたくさんあるのですが、やはり土着品種がたくさんあって一般的にまだ浸透するのは難しいかもしれませんね
先日ポルトガルワイン限定の試飲会に行きました
ブルゴーニュのようなワインがあって驚きました!
ドイツ
昔は甘口ワインのイメージが強かったですが、今はフレッシュ感がある辛口の白ワインが主役ではないでしょうか
酸味のバランスが良くてうっとりするようなリースリングが作られています
ピノノワールのドイツ語版シュペートブルグンダーの赤ワインもとても素晴らしいです
オーストリア
この国を代表する土着品種はさわやかな白ワインを作るグリューナー・フェルトリナー!
赤ワイン用品種ですとツヴァイゲルトやブラウフランキッシュがあります
最近、北海道でドイツ系オーストリア系のブドウ作られています
ウィーンではホイリゲと呼ばれる居酒屋さんで出来立てのワイン(これ自体もホイリゲと呼ぶようです)で飲むんですって
憧れます
ハンガリー
ハンガリーといえば、世界三大貴腐ワインの一つのトカイのエッセンシア…!
とはいえ伝統的にはしっかりめの辛口の白ワインが多いです
エゲルの牡牛の血なんて、面白い名前の赤ワインもあります!
ギリシャ
国際品種もたくさん入ってきたのにやっぱり土着品種が有名なところがワインの歴史長いだけありますよね!
長い柑橘フルーツみたいな香りのアシルティコの白ワイン、しっかりめの赤ワインのクシノマヴロなど…
なかなか個性的!
イギリス
最近注目されています
スパークリングワインの評価が高いです
イギリス人が発泡性の飲み物が好きじゃなかったらシャンパーニュはこんなになってない説!
スイス
スイスの方はワイン大好きだそうで、作っても65%は国内消費とか…
以前、イタリアンレストランでシャスラというブドウから作られる白ワイン飲ませていただきましたが、シンプルでお食事に合わせやすく本当に美味しかったです
その他
あとはジョージア、ブルガリアやスロヴェニア、クロアチアなどのワインも注目されています
レバノンやイスラエルのワインもファンの方いらっしゃいます
土着品種は好奇心が満たされますしその土地のことを考えられて楽しいです
国際品種のワインでフランスイタリアに負けないくらい美味しいものに出会うのもなかなかいいものです(ちょっとお得だったりするので)
ワインを飲むということは国内で海外旅行してるみたいで贅沢な時間を過ごせますね
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