ニューヨークでドッグシッター Ⅰ
この街を歩いてて気付くことの一つ。
とにかく犬が多い。そして種類も大小さまざま。
日本との大きな違いは、賃貸アパートの多くがペットフレンドリーなので、犬を飼う、猫を飼うことが気軽にできるのでしょう。
最近の新築マンションには、ジムやラウンジなどのアメニティの一部にドッグランを設ける傾向も見られます。
日本に比べて保護犬を引き取る人も多く、色んな形でペットを迎えることができるのも事実です。
この数年のコロナ禍で、ペットを新たに迎えた人がたくさんいます。一時、捨て犬を保護しているドッグシェルターが空っぽになるほど、ステイホームの孤独をしのぐために、犬を飼いだした人がたくさんいました。
(パンデミックが収まり日常生活が戻ってきた際に、保護犬を返却しに来る人が多数いたと聞いて、全く責任ないままにペットを飼う人が早く消えてほしい)
パンデミックベイビー(パピー)に多く見られるのが、ひとりでお留守番ができない問題。
お家にやってきてから1年近く、全く飼い主から離れることなく過ごし、いざ飼い主がオフィスに戻ろうとすると、お留守番ができない。
しかも、アメリカはお外で用を足す犬がほとんどなので、4-8時間毎に外に連れ出さなければならない。
日本のように、ケージに入れておいて、トイレシートで用を足しておいてね。というわけにはいかないのです。
社会が徐々に日常に戻りつつあった2021年下旬、ドッグオーナーたちは必死にお留守番トレーニングを開始。
(犬のしつけ教室の予約が取れない、なんていう話も聞きました。笑)
前置きが長くなりましたが、、、
色々な理由で、このドッグシッター文化はこの街では浸透しており、パンデミック以前でも、留守中のオーナーの家から犬をピックアップし、10頭近く連れて近所の犬を一斉にお散歩に行かせる、ドッグウォーカーの姿を街で見ることも珍しくありませんでした。
もちろん犬が大好きな私達も、ステイホーム中にペットを飼いたい衝動にかられました。
しかし、まだ永住を決めたわけではなく、どこに引越すかもわからない。連休があればどこかに旅行にも行きたい。自分のペットを飼うまでのコミットメントはまだできない。。
考えた結果、一番今の私達にベストな形が、家で仕事しながらでもできる、ドッグシッターを始めることでした。
Roverというアプリでドッグシッターとしてサインアップしました。
個人情報のほかに、バッググラウンドチェックをすると、バッジ付きのドッグシッターになれます!
Roverとは、ドッグシッターを探しているオーナーさんと、周辺にいるドッグシッターを繋ぐマッチングアプリのようなものです。
自分のカレンダーをアップデートしておくと、空いているスケジュールに依頼が来るシステム。
いざ依頼が来ると、アプリ内でメッセージのやり取りができ、更に予約前にMeet&Greetをすることもできます。
事前に家の近くなどでオーナーさんとワンちゃんと会い、どんなワンちゃんか、また向こうは私たちがどんなシッターなのかを確認することができる簡単なご挨拶です。
アプリ内でビデオ通話もできるみたいですが、私はFace to Face派。
事実、ワンちゃんの様子を見てお断りしたこともありますし、オーナーさん側も他のシッターさんを選ばれて、本予約に至らなかったこともあります。
お互いの承認のもとに本予約が完了となります。
次回以降は、実際にどんなワンちゃんたちがうちに遊びに来てくれたか、
徐々にシェアしていきたいと思います。