街ゆく人に話しかけたい
駅に向かって歩いていると、1人の男性が私を追い抜いた。「上の服も、下の服も、速乾性が高いのが好きなんですね」と話しかけたい。
バスの乗り継ぎで、目の前を歩く女の子が気になる。ギンガムチェックのトップスは、背中側の襟ぐりがとても深い。健康的に焼けた肌の一部がほんのりピンク色を帯びていて、ぷっくりと腫れている。蚊に噛まれている。「そんなとこ噛まれたら、(恥ずかしくて)堪らないよね…」と話しかけたい。
飲み会の帰り、銭湯の帰りに出会うペキニーズがいる。人慣れしていて、私の前でピタッと止まり、撫でられるのを待っているような様子である。「今度また会えたら、友達ってことで良いかな」と話しかけたい。
家の居心地の良さに、不十分さを感じる。美味しいお茶と可愛いコースターが必要だ。汚れまくった台拭きも新調しよう。調味料を増やして、新しい味に出会おう。これは無駄遣いじゃないよ。
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