20200518

2つの当たり前がなくなって、
初めての朝を迎えた。

心地よいスリッパの音が、
リビングの中を歩いて整えていく音。

コーヒーと、特有のバターの香りと、
お湯を沸かした湿度。


そういう当たり前がなくなった朝だった。


外は、湿った土のにおい。

樹々は葉を増やして、
随分とおしゃべりになった。

季節は移ろうけれど、
この賑わいを私は知っている。

また夏が来る。



文化はそこに属する人によって生まれる。
文化が発生した理由を紐解くと、
そこに社会があることが証明できる。

変えるのは、いつも人だ。

人はそこに居て、
居るだけで影響をもたらす。



今日はよく音が聴こえる。

私が生きてる日だ。

noteに目を通していただき、ありがとうございます。皆さまからいただいたサポートは、私の心身の療養に充てさせていただきます。またnoteを通して日々還元していけるよう、生きます。