ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第15日~登り込み剪定編 vol.1~
今回の講座は、久しぶりの剪定です。
ここ4回は、刈込の講座が続いていましたし、正月のお休みもはさみましたので、11月以来の剪定となりました。
しかも、なんと今回の剪定では、初めての『登り込み』へのチャレンジ!
午前の部の皆さんにはマテバシイを、
午後の部の皆さんにはクスノキを、
それぞれ剪定していただきます。
これまでは、高所と言っても、脚立に乗れば対応できる範囲での剪定でした。
しかし、今回は、脚立だけではカバーできない高さ。
そのため、木の中に登り込む必要があります。
こちらのマテバシイとクスノキを、2週間にわたって剪定していただきます。
まずは、安全帯の使用方法からレクチャー。
その上で、久しぶりの剪定でしたので、改めて剪定の基本、また、マテバシイ・クスノキそれぞれの剪定のポイントについて、講師の細川からお伝えしていきます。
細川からは、
①常に両手がフリーになる体制を見つけること
②枯れ枝には絶対に足を掛けないこと。そのため、枯れ枝は見つけたらすぐ払うこと
③ひとつの枝に両足を乗せないこと
を特に重要なポイントとしてお伝えしました。
そして、今週も、早速チャレンジ!
登り込んでいきます。
もはや、どこにいるのか目視できません(笑)・・・ということはないですが、木の中に潜り込んでいきます。
「子供のころに木登りを思い出しますね」なんておっしゃっている方もおられました。
これまでは、地上での剪定にしろ、脚立を使用しての剪定にしろ、対象樹木を常に「外から」確認することができる環境でした。
しかし、登り込み剪定においては、自身が対象樹木の中に入り込んでしまう。
そのため、輪郭や濃さが、自身のイメージに近づいているのかが確認できない難しさがあります。
こればかりは、どうしても『経験』がモノを言う領域。
自身が内側から切ったあとの仕上がりを、一度木から降りて外から確認し、イメージとのギャップをすり合わせていくことで、自身の引き出しを増やしていくしかありませんし、この講座期間中に、少しでもその引き出しを増やしていただけたら・・・と思います。
というところで、今回は時間切れ。
いつも通り、そうじと道具メンテナンスを行い、完了です。
登り込みの勘所をつかむとともに、来週は、こちらを完了させるというミッションもあります。
やること盛りだくさんですが、皆さんにスキルアップしていただけるよう、サポートしていきます。
※今後の体験講座の情報は、ガーデナー(庭師)養成講座Twitterで告知予定です。
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