ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第11日~工程管理編~
第4期のガーデナー養成講座も早いもので折り返し。
これまで、
●刈込(かりこみ)
●剪定(せんてい)
のそれぞれについて、【座学⇒実技】を通して、座学で知識を習得し、それを実践を通して体で覚えていただく、さらには実践の中で思考を繰り返していただくことで、技術の前提になる『考え方』を修得していただくことを重点に置き、進めてきました。
さて、今回からはちょっと色合いが変わります。
取り組むテーマは『工程管理』です。
実際にガーデナーがお庭のお手入れをする現場においては、限られた時間でお客様のご要望に応える仕事を完遂させなければなりません。
ですから、いかに適切に工程を組み、そしてその工程通りに遂行していくかが重要です。
そのため、今回から3回にわたり、生垣をテーマに『工程管理』を行っていただきます。
午前の受講生の皆さんにはこちら、
午後の受講生の皆さんにはこちら、
の生垣を題材に、工程管理に取り組んでいただきます。
最初に講師の細川から、工程管理の考え方や進め方をお伝えします。
それから、皆さんそれぞれで、今回工程管理を行う生垣の図面を作成していただきます。
図面を取り終えると、受講生の皆さんでミーティング。
皆さんで工程を組んでいただきました。
皆さん、刈込の経験もまだ浅いですから、「本来ならこのスピードで終わる」という時間軸ではなく、講師の細川が受講生の皆さんのスピードをもとに、見込みの終了時間をお伝えし、その時間で終了させるにはどうすれば良いかを考え、打ち合わせし、設計していただきました。
その後は、設計した工程をもとに、早速生垣の刈込をスタート。
1時間が経過したところで、一旦ブレイクを入れます。
そこで、進捗の確認と、残り時間の工程の再確認を行います。
そして再スタート。
前回の刈込から少し期間が空いていたのですが、皆さん、刈込鋏をリズムよく使用できていました。
想定外だったのは、『そうじ』。
これは皆さんに共通していたことですが、最初から「綺麗に進めていく」ことを意識しすぎて、竹ぼうきのみを使用して掃除を進めておられました。
しかし、一旦大きな切り枝や葉を熊手で集めて、それから細かなくずを竹ぼうきで集めるほうが圧倒的にスピードは速い。
両方の道具を準備し、皆さんで選んで使用していただけるようにしていたのですが、皆さん竹ぼうきを選んでおられました。
そうじひとつとっても、どのような道具を選択し、どう進めていくかで圧倒的に効率が変わります。
そのあたりのポイントもお伝えしながら講座は進んでいきます。
最後はいつも通り、そうじからの道具メンテナンス。
午前の方は予定通り、午後の方は予定より少し前倒しで進んでいます。
残り2回が楽しみです。
★今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。
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