ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 6日目 ~生垣刈込(レッドロビン&カナメモチ混植)編~
気がつけば、第5期も4分の1が終了。あっという間です。
受講されている皆さんが1日1日スキルを修得していただけるよう、向き合っていかねばと身が引き締まります。
前回、生垣の刈込を座学で学んでいただきました。
今回は、その実技。
レッドロビンとカナメモチの混植の生垣を題材に、刈込にトライしていただきます。
座学で受講者の方から「トリマーを使ったりはしないんですか?」というご質問をいただきました。
実際の現場では、このくらいの規模の生垣になると、トリマーを使用して刈込を実施するケースも多いです。
が、今回は皆さんに刈込鋏を使用しての刈込を修得していただくのが目的。
ですから、ひたすら刈込鋏で刈込を実施していただきます。
まずは、講師の細川から、座学の振り返りも兼ねて、生垣の刈込について簡単に解説。
特に、前回の座学の中で、「木端を立てる」についてもお伝えしたのですが、皆さんイメージが湧きづらいと感じておられる印象でしたので、「木端を立てる」のベーシックな考え方と、実際の現場でそれをどう活かしていくかを解説しました。
その上で、実際に細川が刈込をする様子をご覧いただきます。
イメージを見ていただいたら、早速刈込スタート。
まずは養生から。
早速、各々の持ち場に分かれて刈込。
刈込の実技も4回目ということもあり、「面をつくる」ことへの意識を持って取り組むことはできるようになっていました。
特に、刈り込むスピードはゆっくりでも、とにかく面をつくる意識を強く持てていた方は、結果として完了するのも早かったのが印象的でした。
どうしても、鋏を速く動かすことに意識が向いてしまう。
でも、面がしっかり作れていないと、結果として刈り直しが発生して、トータルの時間はかかっている・・・というのは起こりがち。
基本を意識することは大切だなと改めて認識させられます。
また、自分では面をつくり、鋏を固定している意識を持てていても、力が入ると刃先がブレてしまう。
そのため、とにかく慣れるまでは、片腕を固定することへの意識を持っていただくことも、細川より都度都度お伝えしました。
最終的な仕上がりはコチラ。
4回の実技を通して、皆さんだいぶ刈込には慣れたのではないかと思います。
仕上がったら、そうじ。
そうじもガーデナーの重要な仕事のひとつ。
道具の使い方のワンポイントアドバイスもぬかりなく。
最後は道具のメンテナンスをしながら振り返り。
今回で、刈込はしばらくお休み。
次回からは剪定に突入します。
刈込は、やることはシンプルですが、剪定はそうは行かない。
悩むことが増えると思います。
でも、悩むことが重要だったりします。
そのあたりも、しっかりとお伝えしていきたいと思います。
★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。