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ストレイテナー The Ordinary Road Tour @滋賀U★STONE
年が明けて、ストレイテナーのツアー後半戦がはじまった。
2025年はじめの公演は滋賀U★STONE。関西にようこそ。
地元から滋賀は近いようで遠い。車で行った方が近いのではないか疑惑はあるものの、県外に車で行くほどの敏腕ドライバーではないので電車を利用して向かった。
最寄りはJR石山駅。そこから徒歩で5分かからないくらいの駅チカであった。ワタシは周辺散策も含めて滋賀を堪能しようかと思い現地へ開場2時間半前くらいに到着。
このライブハウスに来るとき、ご注意いただきたいのは時間を潰せる飲食店が限られていること。駅前のマクドナルドもしくはスーパー平和堂の一角にあるフードコート、地元のカフェがちらほら程度。おそらく、この土地は真の"住む場所"なのかもしれない。
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今回は整理番号300番台のため、待機時間が長め。
西日本といえど、滋賀は寒い。この時期の琵琶湖の周辺は寒かった。
会場に入ってすぐバンドのポスターやサイン色紙を見ながら階段を上がる。
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中にはいると、2Fフロアがクロークやお手洗いとなっておりライブフロアはもう1フロア上がり3Fに配置されている。はじめてのワタシは2Fにあるトイレがフロアの入り口だと咄嗟に思って、間違えそうになったのはここだけの話にしておきたい。
フロアは正方形に近いような気がした。上手側の後ろでドリンク交換となっており、ワタシが入った時点でフロアは人でパンパンに埋まっていた。位置取りが非常に難しく、人が少なめの上手側の後方で今回は見ることとなった。(身長、もう少しだけ欲しい)
今年最初のストレイテナー。
オールバックにサングラスのBa.日向秀和(以下、ひなっち)のイカつさに圧倒されながらも、今年も元気に姿を見せてくれる4人に感謝しかない。
私がいく公演では2曲目はBRILLIANT DREAMERにしか出会えず、ついに群像劇に出会うことができた。この曲、本当に好きなんだ。歌詞の内容的には男女の恋模様に見えるのだが、ワタシには一歩踏み出す応援歌のように聴こえてしまうところもある。(楽曲に込められたものは違うはず)
FREEZING、FREEでフロアは熱量があがり、フロア前方で圧縮が発生。
こんなレア曲が聴けることなんてないもんな。というか、何年前の曲を引っ張り出しているんだと何回も思ったところである。こうやって、新旧を混ぜて来るあたりがストレイテナーの魅力だ。
今年に入って、Zero GenerationのVo/Gt.ホリエアツシ(以下、ホリエさん)の声に歪みのようなエフェクターでもかかっているのだろうか。Exelionではフロアを煽るホリエさん。そして、突然現れるSAD AND BEAUTIFUL WORLDに衝撃を覚える。ワタシの推し曲なので、ツアー後半になって聴けると思わなかった。
↓ MC
11年ぶりの滋賀U★STONEとなったこの公演。
あの頃、このライブハウスは綺麗なライブハウスだったか年季が入ったなぁと言いながら、俺たちも年季入ったもんねと話すホリエさん。
今やこのライブハウスも古くなったようだが、楽屋だけは全国のライブハウスのなかでも非常にきれいな楽屋だったそう。ひなっちは「白を基調とした、ね。」と。
照明機材としてライト関係も充実しており、パーティーとか収録も出来そうだなと言いつつ、「なにか動画撮ればよかったか!」と言って彼らが出ないフェスのカウントダウン『あと何日!"』みたいな動画とればよかったな~とホリエさんが話す。
何のフェスがいいか、となるとDr.ナカヤマシンペイ(以下、シンペイさん)が「滋賀だから西川さんのイナズマロックフェスじゃない?」と提案。
すると、ホリエさんから「イナズマロックフェスにお呼びがかかったこともある」との発言。その時期はいろんなフェスがかぶっていることもあり、多忙を理由に出演断念となったとのこと。
「あの時、イナズマロックフェスに出ていたら何か変わっていたかも。サカナクションより先に風に吹かれていたかもしれないね」とホリエさん。「OJだけ背広を着ていたかもね」とひなっちが言うと、間を空けて「1人だけ背広は嫌だな…みんなで着ようよ」とGt.大山純(以下、OJ)が言う。
ひなっちは「じゃあ、一人でアフロは?」と提案すると、OJはマイクの前にすっと近づき「それはちょっとオイシイな…」とぼそっと話して観客もくすくすと笑っていた。
そのあと、ホリエさんが「大泉洋みたいな、今じゃなくて。あの頃の大泉洋ね。あの頃の大泉洋はいないけど」と話すと、シンペイさんが「大泉洋をディスってる…!」と言い、OJは大好きな大泉洋をディスるホリエさん。
11年前、彼らは「ELEVEN FIRE CRACKERS TOUR 06-07」にてELLEGARDEN, Allister, ストレイテナーの3マンで舞台に立っていた。
そのツアーでもELLEGARDEN, Allisterでパンパンになった楽屋には一緒に入りたくないとリハスタを開けてもらったそうだ。本人らは「感じ悪っ」「わがままだよね」とその時の自分たちを思い出して笑っていた。
あの頃の自分たちに「11年後もU★STONEでライブをやってると伝えたいな」とホリエさんいうと、シンペイさんは「まだU★STONEでやってんのかよ!滋賀県民ホールでライブしろよ!て言ってそう。あるのか分からないけど」と話し、当時の『武道館は興味ない』という尖り方をしていた自分たちが言いそうだと話す。
ホリエさんは「ファンの皆さんの優しさのおかげで、俺たちも角が取れて丸くなりました」と、ファンに感謝を伝えた。
後半のバラード3曲の次に現れたのは、なんと走る岩。急に「!?」となってしまう。なぜにここで!?ここで入れてきたんだ!!とフロアも同じような状況になっていたようだ。これぞレア曲、こんなところで聴けるとは。
COME and GOはフロア全員で『Free rein,free rein,』を熱唱し、そしてシンペイさんから「ビールが美味しくなるおまじない」と言って始まったのがBERSERKER TUNE。きたきたー!と言わざるを得ないくらいにフロアは盛り上がり、前方にてモッシュが始まる。(ワタシもすこし混ざっていました)
本編最後はTRAVELING GARGOYLEで締める。滋賀U★STONEにて皆で拳をあげていた。あれはアツかった…。
アンコール前のMCでは大阪公演が話にあがり、今もまだSOLD OUTしていないとのこと。ひなっちは「Xで怒っちゃうぞ。インスタのストーリーで怒っちゃうぞ」というと、ホリエさんから冷静にツッコミがはいる。ひなっちが「OJが深夜3時に怒ってつぶやくぞっ」というと、OJは「おたのしみに」と言い放った結果…その日の深夜3時にはこのツイートを見守ってから寝たようである。さすが夜の住人、でも睡眠は大事にしてもらいたい所。
ライブに来た人にしか伝わらない話で申し訳ないのだが…
— 大山 純 (@OJ_Japan) January 18, 2025
おこってなーいよっ♪
アンコール2曲が終わっても、手拍子が鳴りやまなかった。これはもう1回彼らが出てくるのでは?と思えるほどフロアの手拍子が大きかった。それだけ、滋賀U★STONEでのライブを心待ちにしていたファンが多かったのだろう。次は11年後、とは言わず数年後に来てもらいたいものだ。
The Ordinary Road Tour
— ストレイテナー (@straightenerjp) January 18, 2025
滋賀 U☆STONE
ありがとうございました!
photo by @pyama_17 #ストレイテナー pic.twitter.com/BRAUKE3112
01. リヒトミューレ
02. 群像劇
03. Graffiti
04. Silver Lining
05. DAY TO DAY
06. 工場夜景
07. FREEZING
08. Zero Generation
09. FREE
10. 246
11. Exelion
12. SAD AND BEAUTIFUL WORLD
13. インビジブル
14. パレイドリア
15. 雨の明日
16. 走る岩
17. COME and GO
18. シーグラス
19. Braver
20. Skeletonize!
21. BERSERKER TUNE
22. Melodic Storm
23. TRAVELING GARGOYLE
En)
01. 彩雲
02. Uncertain
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