The Hey Song NEW YEAR 2025 @NAGOYA JAMMIN'
前日のノワニ2025冬に続き、同じライブハウスにてThe Hey Song(通称:ヘイソン)のワンマンライブが開催された。人生初のフロアライブを体験することとなる。
フロアライブとは、通常ステージにあがって演奏される形式から、フロア(=観客席)に演者がおりて演奏されるスタイルである。各パートが円を作り、お互いが見えるような状態になる。
観客はそのバンドが作る円の外側からぐるりと1周まわって見ることができるため、自分自身の好みの場所からフロア全体を見渡しながらライブを楽しむことができる。
ヘイソンの音楽は聴くと幸せになる音楽。しかし、その音楽を作り出すのはイケてるオジさんたち。通称、イケオジである。このギャップがたまらないくらい好きなのだ。
今回はアンコール無しの1本勝負。
メンバーは白い衣装をまとい登場。今日も神々しい感じが出ていた。
本番が始まればフロアの照明は落とされ、中央の球体照明が照らされて幻想的なフロアに変化した。今回はワンマンということもあり、Ba.キットのベースは3本。初見のサイレントベースが際立ってかっこよい。なかなか見ることのない代物で興味津々。
ヘイソンの音楽は聴いていて幸せになる。自然と笑顔になる音楽。
そんな音楽をフロアライブで聴けるとは。メンバーが全員見える環境で聴く音楽は新鮮である。
メンバーのプレイ姿をはじめ表情もはっきりと見えてしまう。いつもは見えない背中側も見えてしまう環境で演奏するからこそバンドメンバーは緊張するとも話していた。
Gt.古池が「地獄の時間」と称したMCの時間。
MC冒頭ではGt.古池が「あけましておめでとうございます!」と新年の挨拶から始まる新春ライブ、これはめでたい。
セットリストには"ショート"と記すMCでもなぜかロング並みに長くなっていた。そして、「休みは今日までだよね?何してるの(笑)」と正月早々にヘイソンを聴きに来る観客に対して驚きと少々笑いを込めて話す。
新年早々にヘイソンを聴きに名古屋まで来てしまう変わった人間とは、そうワタシのことである。
話すネタがない、という中盤MCでは物販コーナーと題してBa.キットから当日に販売されたグッズ紹介がされた。Tシャツは半袖のみのようであったので、長袖の販売をお願いしたいところ。
アルバム「New Horizon」発売時に大量生産したTシャツの在庫がたくさんあるようである。この機会にぜひ購入をご検討してみれはどうだろうか。(https://coal.thebase.in/items/46700090)
また、新たに今回の公演に関する媒体に使われたメンバー2人のラフ画のステッカーが販売スタートとのこと。これは非常に可愛い、スマホのカバーに挟むこともできるし、キャリーに貼ることもできるので有り難い。
グッズ紹介ののちに始まったのが、新春プレゼント企画。
ということで、Gt.古池とのジャンケン大会が始まった。公式グッズのエコバックの色違いであるバーガンディのエコバックを1名にプレゼントとのこと。Ba.キットが「志村けんさんの最初はグーに代わるものをやって」と無茶ぶりをすると、Gt.古池は「最初はグー!」とじゃんけんの掛け声で志村けんさんの声マネをしていた。(これが意外と似ていたんだよな)
最終的に勝ち残ったのは、なんとワタシの音楽仲間であった…!じゃんけん大会の途中でお手洗いに行ってしまったため、なんと知っている人がゲットしているなんて思ってもいなかった…!
後半戦は新曲ざんまい。
2025年はレコーディングをして、新曲をファンに届けることを目標に活動をするとのこと。新曲、けっこう良い。待ち遠しいくらいに良い。
今回のライブでは新曲フル尺ではなく、部分的に披露することとなった。ざっくり解説すると、Sunnyに似た曲やスぺアザ(SPACIAL OTHERSというバンド)っぽい楽曲などを披露されるなかで、1曲はBa.キット自身がベビーカーをせがむ我が子を乗せて保育園に送迎した帰り道の午前8時ごろに降りてきた楽曲を披露。Sunnyに似た楽曲は以前から音楽関係者より「Sunnyみたいな曲を作ったらいいんだ!」と言われ続けていたようであり、今回ついに作られたとのこと。そして、今回初めてGt.古池作の楽曲も披露。Ba.キットは自分で作曲した楽曲を今まで弾いてきたからこそ、今回は自分以外が作った楽曲を演奏することに対する緊張感もあったようだ。
当初、19時終了の予定であったが数日前のリハに入った際に「これは90分が限界ではないか?」となり、ライブの前日には18時半終了に変更アナウンスがされていた。がしかし、最終的には19時ごろに終了となり年明けから盛りだくさんのライブを観ることができた。
ヘイソン、多幸感のあるライブをありがとう。
最後にGt.古池が購入したラジコンを駆使した宣伝動画を紹介して締めくくりたいと思う。