見出し画像

ストレイテナー Silver Lining Tour 2024 @DRUM-Be7

さて、このツアーもラスト一本となりました。
ストレイテナーの2人の出身地である長崎。
この地で聴く彼らの音楽は計り知れない熱いものがありました。

会場は長崎のDRUM-Be7。路面電車のめがね橋駅すぐ、FM長崎ビル地下。
キャパは約300人の小さなライブハウス。
到着したら、このツアーでは非常に貴重なチケットを手に入れたファンが行列をなしていました。

その雰囲気をみて、胸の高鳴りが止まらない。
それとともに、本ツアーが終わってしまう寂しさ。
これが終わったら、また新たなスタートを切ることになる清々しさ。
本当に様々な気持ちが混ざりながら、会場に入ることになりました。

ワタシが記憶する中で、My Name is Straightenerツアーの奈良ネバランに匹敵するくらいの狭さ。
開演前にして熱気がすごい、そしてファンの待ち構えているざわざわ感。

定刻の17時。STNR Rock and Rollが始まる。

武道館公演から1曲目固定となったネクサス
このアレンジで聴けるのも今日でラストかもしれないと思うと感慨深い。

A SONG RUNS THROUGH WORLDはこのツアーで聴けると思っていなかった。それも後半戦の初日である横浜で聴けてしまう。しょっぱなのセトリに入れてくるところが凄いんだよな。

長崎での瞬きをしない猫。とりあえずボルテージ上がってしまう。
本当に手拍子を人一倍力を込めてやっていました。
サビ部分も自然と歌ってしまう。隣の人うるさくなかったかな。

OWLは武道館のエピソードがあったから、ちゃんと「NaNaNaNaNa」部分はちゃんと歌いました。ちゃーんと歌いましたよ。(ただ、やっぱり思うのは武道館セトリで入れてきたのは驚きであった)

DONKEY BOOGIE DODOに関しては、他会場でも聴くことができた。やはりこの曲においてはOJとひなっちのプレイがアツい。アイコンタクトをしながら一緒に演奏する姿が本当にかっこいいのである。

演奏終わってから、あえてホリエさんが伝えたかった。

「野母崎にある長崎市恐竜博物館にドードーの化石があります」

ホリエアツシは曲間でどうしても言いたかった。
この曲間の一言は今までみた彼らのライブの中で一番面白かった。
そして、そのあとの会場の笑いに対して「え?」という顔のホリエさん。
いやー、もうそういうところが愛おしい。だから推しなんだ。

それからのインビジブル。とりあえず彼らの切り替えが早い。
そして、ファンも切り替えが早い。というか彼らの演奏に入っちゃうのかな

Sunny Sucideは本ツアー4本中はじめて聴けた。
意外と聴けてなかった楽曲。感動。というか、曲の途中でみんなで手拍子して、少しジャンプしちゃうのがこの曲の良いところ。

イノセントは言葉がでなかった。ホリエさん鍵盤曲でも上位に入る好きな楽曲。長崎で、かつあのステージでピンスポを浴びて歌う彼の姿はかっこよいとしか言えなかった。これぞ、我がロックスターなのです。
歌声の美しさと鍵盤の音色があいまって、あの会場が一瞬にして静寂に、かつ清らかな空間に変わったような気がした。(私は、ずっと泣いていました)

叫ぶ星は一部ファンに歌を任せて、シンガロングしちゃう。
あぁ、この曲もここまで育ったのか。東京公演のときは戸惑いつつも歌っちゃいましたが、今回は余裕で叫んでました。この曲がこれからもファンとともに育つことを願って。

あっという間のシーグラス。どうしよう、ここまでの体感が一瞬。
TRAINでテンション上がり、ぴょんぴょん飛び跳ねてからの彩雲。

「あー、もう終わるのか」

ROCKSTEADYでみんなで叫び、ホリエさんがギターをかき鳴らす。

本編終了。一瞬であった、本当に一瞬。

「もってこーい、もってこーい」
このコールは初めて聴いたのだが、長崎公演だからこそのものらしい。
調べてみると長崎くんちの掛け声だそう。なんと地元愛なんだ…

アンコール2曲。EVERGREENは長崎で聴くからこその情緒的な楽曲。
これぞ「曲を味わう」ということではなかろうか。
そして、From Noon Till Dawnで締め。まぁ、最後の最後だからこそのボルテージの高さ。本当にあの空間がアツい場所になっていたことは間違いない。

アンコール修了後もダブルアンコールになるのか?と言わんばかりのコールと手拍子。ダブアンが無いとわかれば、ファンから「ありがとう」と彼らがいない舞台に向けて言葉を届ける。なんて良い関係性なのだろうか。


MCでは、ホリエさんが「ただいま」というまでは観客サイドは「おかえり」と言わなかったという話になりましたね。

なぜなら、地元民が少ないから。
いやー、そうなんですよ。
他府県民を長崎に呼び込むバンドなんですよ、あなた方は!!と言いたい。

彼らは長崎について、長崎駅前の長崎ちゃんぽんの有名店(大八?)に朝から並んでいたようです。
後ろのおじさんがまだかまだかと待ちつつ、シンペイさんの背中にひじを当てたそうな…(まぁ、それくらい早く食べたいということですよね)
東京・町田出身のひなっち、長崎のちゃんぽんはあっさりしていて美味しいとの感想いただきました。

DRUM-Be7で演奏していたのはMy Name in Straightenerツアーが最後。
つまり6年ぶりの長崎DRUM-Be7だったようです。
あの頃は若かった話をしていましたね、ネタでもやっているようでした。
(OJのツッコみはいつも切れ味がよくて、面白い)
まぁ、6年前ってワタシがファンになった頃なので別の意味で感慨深くなっていましたがね…

また、長崎での夏フェス「Sky Jamboree」についても言ってました。
地元と言いながらも、彼らにとってはアウェイだそうです。
みんな「スカジャン」と略して言っていますが、長崎県民は「スカイジャンボリー⤴」と語尾を上げて言うんですね。長崎弁、ご当地な感じがしてよかった…。長崎弁、聞けると嬉しくなっちゃいます。

アンコール前のMCでは、「もってこーい」コールについてお話が。
長崎の地にはこのコールの主がいらっしゃるようで、この日も喉をからしながらコールを引っ張ってくださいました。
彼らも主のために早く出なくちゃ、と思われたようです。
このコール、間違えて「もってこい、もってこい」とリズムと言い方が異なるままに長崎の居酒屋でコールしてしまうと、長崎のおじさんが修正しに来ちゃうみたいで笑
つまり、長崎のおじさんおばさんは他人に分け隔てなく関わるような方が多く、温かみがあるんですね。これぞ、長崎。優しい場所だと感じました。


本ツアーはこれにて終了。
今日は武道館公演のライブDVD/Blu-ray発売日です。
いまだに私の手元には来てくれませんが…いつくるの?

ツアー終わって、長崎から地元に帰る時は寂しかっです。
でも、その代わりにたくさんのファンの方と繋がることができました。
このご縁を大切にしていきたいところですね。

これからの活躍に期待です。


さらば、長崎。

01.ネクサス
02.Little Miss Weekend
03.A SONG RUNS THROUGH WORLD
04.Merodic Storm
05.Ark
06.Graffiti
07.DAY TO DAY
08.Braver
09.246
10.宇宙の夜 二人の朝
11.瞬きをしない猫
12.OWL
13.DONKEY BOOGIE DODO
14.インビジブル
15.Sunny Sucide
16.No Cut
17.イノセント
18.Silver Lining
19.叫ぶ星
20.シーグラス
21.TRAIN
22.彩雲
23.ROCKSTEADY

en.1EVERGREEN
2.From Noon Till Dawn

いいなと思ったら応援しよう!