![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171115645/rectangle_large_type_2_6073847b188626956c6ac2209706821e.jpeg?width=1200)
ストレイテナー The Ordinary Road Tour @松阪M'AXA
前日の滋賀公演に続き、三重・松阪に至る。
松阪は滋賀より近い感覚であり、近鉄電車に乗ればすぐに到着。
松阪駅は近鉄線とJR線が行きかう駅であり、構内に入れば線をまたぐための改札は無いことに驚きであった。
![](https://assets.st-note.com/img/1737510307-Q1lfJ2AduHWhzRVwjsY78Zg9.jpg)
また、ひしひしと感じる車社会。昼夜問わず駅前には人がまばらであり、ライブハウスに向かう主要道路は混雑している状況にみんな車を使うんだなと実感。
松阪M’AXAはBAR&GRILLとあるように、飲食店として営業するライブハウスである。キャパシティは200人程度であり、各イベントによって変動する様子。どちらにせよ、このライブハウスのチケットは極めてレアなものとなった。ワタシも抽選は落選となり、何度も挑戦するが惜しくもダメだった。そんなときに譲ってもらうことができた音楽仲間に感謝したい。
ウェスタン調とカントリー調を併せもつライブハウス。
入り口に張り出される案内板ですらも可愛い。写真に収めたくなる見た目のライブハウスであり、とても魅力的なところであった。
![](https://assets.st-note.com/img/1737514808-dGyemB7PcDgXwuSa6lzhZ9jK.jpg?width=1200)
開場時間は16:30スタートであり30分で観客を入れる流れとなっていた。てっきり16時開場だと思っていたので少々時間をゆったり取ることができた。
小規模のライブハウスであるため、整理番号は1から順番に呼び出しがされる。大規模のライブハウスのような10番ごとまとめてというわけではなかったのが新鮮。中に入るとカウンターにてチケット確認とドリンク代の支払いをする。コインロッカーはなく、クローク制(¥500)でナンバリングされた袋に荷物を詰め込んで預けるシステムであった。
![](https://assets.st-note.com/img/1737514272-UZvePzjqSV6JHDodkIpFs5C3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737514273-QfKMRj4NU2eawx6F9TzV7JoZ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737514273-5qGfKUQIERPA9l0xtanmHjc3.jpg?width=1200)
先にお伝えしたい。
ストレイテナーは本当にかっこいい。これだけは先に伝えようと思う。
セトリを変えてきた松阪公演。
全体的にフロアを躍らせるようなセトリだろうか。
これは松阪M'AXAというこのライブハウスだからこそのセトリだったのか。
ワタシ自身の推し曲が多く組まれているセットリストに感動していた。
SEとともに彼らが現れると、なんとこの距離感。近い。
お馴染みとなったリヒトミューレが始まると、間奏部分でのフロアの熱量は高かった。色んな所で聴こえる「Hoooo~!」の声。このライブハウスは観客に良いライブを見せてくれる最高の箱だ。
なんと2曲目にAlternative Dancerが。そして今日は4曲目には原色が。なんだろうか、今日は躍らせにかかる日なんでしょうか。こんなセトリ、感動でしかないだろう。これで序盤なのだ。ずっとBRILLIANT DREAMERは2曲目だったのに、こんなところに現れるなんて…
Zero Generationからの勢いはすごかった。
KINGMAKERでフロアは湧き、Super Magical Illusionで前方が圧迫されて演奏がイントロで一時停止となった。前方の柵が壊れたのか、人が倒れていなかったかと思うが演奏が止めるほどの人の圧迫があったのだろう。すぐ判断してくれた彼らにの英断に感謝しかない。その後はVo./Gt.ホリエアツシ(以下、ホリエさん)やGt.大山純(以下、OJ)が観客に向かって上に飛ぶようにハンドサインを交えてアナウンスしたあとに再開。シンデレラソングではみんなで「サンドリヨン!」と大合唱。前半のこの流れ、素晴らしい。
↓ MC
Super Magical Illusionにて柵が破壊され、Dr.ナカヤマシンペイ(以下、シンペイちゃん)が観客を心配し、「あばら、大丈夫?」と心配していた。そうすると、今日はBa.日向秀和(以下、ひなっち)が偶然にも上半身の骨のイラストが描かれた長袖Tシャツを着用しており、ホリエさんがそれに触れて「ひなっち、アバラTじゃん」と。ひなっちは咄嗟に袖のほうに描かれた骨のイラストを見せ、「アバラ以外もあるけどね。でも、まぁアバラTでもいいけど。あばらっちでもいいけど」と話す。(えっ、あばらっちって。たまごっちみたいやん、と思ったのは内緒)
このTシャツを買い求めた人が「アバラT」という名称でショップに行って、店員に「アバラTじゃないですけどね」とショップ店員が言いそうだと指摘するシンペイさん。そうです、おそらくアバラTでは通用しないでしょ。笑
![](https://assets.st-note.com/img/1737962847-nkodZMClbD8UPE2qWL93JuKI.png?width=1200)
ホリエさんは松阪M'AXAのウッディな雰囲気があることに触れ、ロックバンドでこのライブハウスを使っているのが直近スケジュールでは彼らくらいだったようだ。他には古希のお祝いとかがあったとのこと。(こんな規模でライブしちゃっている25周年超えバンドなんてなかなか居ないよ)
そんな松阪M'AXAではハンバーガーが美味しいそうで、ひなっちいわく朝から食べれちゃうハンバーガーだそう。「マクドナルドでもマフィンだもん、ハンバーガーじゃないもん」と話し、ハンバーガーを絶賛していた。
そして、うどんも美味しいらしく、合わせてひなっちが宣伝する。がしかし、「まっ、食べても食べなくてもいいですけどね~はは笑」となんと緩いんだ。普通にワタシは食べてみたいんですけどね。
リハを含めて前乗りで松阪を訪れた彼ら。
ライブ当日の午前9時集合でホリエさん、ひなっち、カメラマンのピー山さんの3人で伊勢神宮に行く予定だった。がしかし、当日になってひなっちは「ねむねむなので止めておく」とのこと。ねむねむが勝った。
この出来事は前回に松阪を訪れた2013年?の出来事と一緒だったようだ。そのときもひなっちは当日ドタキャンした模様。そして、ホリエさんとピー山さんの2人で伊勢参りをしたとのこと。(ホリエさんとピー山さんのInstagramストーリーに伊勢参りの写真があがっていた。現在は確認できない)
三重を堪能する彼らは今日の打ち上げが焼肉とのこと。
2013年?なのか前回のライブで松阪に来たときにはライブ前日にみんなで焼肉だったとのこと。しかし、そのときにOJは体調不良に見舞われたそうだ。みんな一緒に焼肉店に向かって歩いているはずが、どんどんOJだけ歩くのが遅くなっていった。OJ本人も周りが歩くの早いなって思っていた後に自分が遅いことに気づいたそうだ。
焼肉店に到着して、OJは肉を食べると「味がしない」「俺、(ホテルに)帰る」と言い残してホテルに帰ったそうだ。帰り道で体温計を購入し、ホテルで測ると39.0℃の発熱。ライブを飛ばすかもしれないと危惧するも、当日になって37.0℃台まで下がっておりライブは敢行した。
がしかし、ライブ途中で調子が悪くなって松阪M'AXAのステージ上手側の壁にもたれかかってギターを弾いていた。その姿をひなっちは体調不良ではなくかっこつけていたからだと思っていた。ホリエさんからその当時の写真があるとの話があり「かっこよかった」と絶賛。OJもその写真があると知り、後日テナモバにアップされた。(ワタシも確認したが、その写真の背景情報がなければただかっこいい渋いOJが壁にもたれてギターを弾く写真だった)
ひなっちは「いいな~俺も壁にもたれたいけど壁がないな~」と言う場面もあった。
そして、後半戦。
固定されたバラード3曲。パレイドリアのOJのソロに渋みが出ていて非常にかっこいいんだ。そしてアドリブだからこその1つとして同じものがない。そのライブごとに、その瞬間でしか聴けないからこその貴重さ。ツアーを何か所も行ってしまう理由のひとつであり、魅力である。
そんなことを考えていたら、突然のToneless Twilight。ホリエさん鍵盤曲で久しぶりにライブハウスで聴いた気がする。あの曲をこのライブハウスで聴くと一味違うものであった。Skeletonize!ではOJのコーラスがとても際立っていた。昨年も歌っていたのだろうか。それとも小規模のライブハウスだからこそ聴こえやすかったのかもしれない。
後半ラスト3曲。これぞ畳みかけてきた。
KILLER TUNE→REMINDER→DISCOGRAPHYという昔から演奏されている3曲がぎゅっと詰めてきた。なんだろう、ひと昔前のセットリストがぎゅんっと現在に現れたような感じ。いつもならモッシュが起きそうな流れであったが、OJを筆頭に上に飛ぶようにフロアに対して声をかけたことで迷惑行為となるようなアクションもなく、平和に全員で躍っていた。この流れ、最高。
また、後半ではOJがギターソロでフロアギリギリまでせり出して弾いている間にOJの壁にもたれて演奏するアクションをホリエさんが真似していた。メンバーみんなで爆笑。(ほんと、ホリエさんったら。可愛いですね。。。)
そして、アンコール前のMCではOJの演奏方法を真似たひなっちが彼の背後にいたトミーさんにもたれかかる一面もあった。ひなっちとトミーさんは同い年だそうで、知らなかった…!
トミーさんはニコニコしながら、ひなっちの背中を手のひらで腕を伸ばして支えていた…がシンペイさんからは「もうちょっと支えてあげたらいいのに」と言われるくらいのさりげない支え方であった。この一部始終には笑ってしまった。笑
アンコール2曲の初めはROCKSTEADYできた。
もう本編最後の3曲の流れからこの曲はずるい。そんな胸熱な流れが…最近の楽曲ではなく、昔から演奏する楽曲をこうやって組み込んでくる感じがこのライブハウスだからこそ、何年ぶりにこの場所に立ったからこその選曲だったのかもしれない。「俺たち、ストレイテナーっていいます」を体現したような選曲。
終演後も拍手とダブルアンコールを期待する手拍子が終演アナウンスが始まるまで鳴りやまなかった。松阪の夜はとても良かった。いいものを見せてもらったことに感謝しかない。ライブハウスから最寄駅までの道のりはワクワクな余韻でたまらなかったし、テナー終わりの焼き肉はうまかった。
01.リヒトミューレ
02. Alternative Dancer
03. Silver Lining
04. 原色
05. タイムリープ
06. 工場夜景
07. BRILLIANT DREAMER
08. Zero Generation
09. KINGMAKER
10. Super Magical Illusion
11. Exelion
12. シンデレラソング
13. インビジブル
14. パレイドリア
15. 雨の明日
16. 叫ぶ星
17. COME and GO
18. シーグラス
19. Toneless Twilight
20. Skeletonize!
21. KILLER TUNE
22. REMINDER
23. DISCOGRAPHY
En)
01. ROCKSTEADY
02. Uncertain
![](https://assets.st-note.com/img/1737714139-ceHQClLJgjAntVD9ErM3mqZW.jpg?width=1200)