阪急杯予想
阪急杯の特徴
逃げ、先行馬が有利(差し馬は内を突いて来る馬)
1番人気が圧倒、2~4 番人気もそこそこ
内枠有利
ディープ、ダイワメジャー産駒が近年台頭(変速開催のため高速馬場の傾向が強まり主流血統が台頭か)
特徴的に良さそうなのが、
・メイショウチタン(先行馬)
・ホープフルサイン(内目の枠で馬群割れる差し馬)
・ショウナンアレス(リオンディーズ産駒で先行馬)
逆にマイナスになりそうなのが、
・ルプリュフォール(差し脚はあるが、前残り馬場で外から届くイメージがない)
特徴にピッタリ合致する馬は見つけられませんでした。
全頭診断
枠がわかった状態で記事を書いているのでその情報も今回含めています。
メイショウベンガル
評価:E
能力:D
血統:D
展開:C
枠:C
障害OPに上がって苦戦気味のところにこの転戦。おそらくだが、勝つ気というより馬の前進気勢を取り戻すためのチャレンジだろう。さすがにここで通用はしないが、ここでの粘り次第で次の障害で活躍できるチャンスはある。
メイショウチタン
評価:C
能力:C
血統:C
展開:B
枠:A
ここ2先の大敗は下がらざるを得ない不利があってのもので、前目で粘ることができずの大敗なので、軽視したい。この枠並びならポンと出れば戦えるということは前前走でわかっているので、あとは鞍上がきちんと出せるか。
馬券妙味は大いにある。
サトノラムセス
評価:D
能力:C
血統:B
展開:D
枠:C
3勝クラスを勝って慣れた阪神の舞台だが、この馬は内で溜めて外差しに回る場合が非常に多く、そのような勝ち方ばかりしてきたため内を突くようなイメージが全くない。3勝クラスを勝ったばかりで、ここでの好走は難しいか。
ホープフルサイン
評価:B
能力:B
血統:C
展開:B
枠:B
自分の中ではナランフレグとイメージは似ていて、差し脚はあるものの後方のため、展開次第なところがある馬。展開が向けばあのメイケイエールに0.2 差以上の結果は残せる。今回内目の枠を引いたので前年のトゥラヴェスーラのようにつっこんでくれば勝ちきれないまでも入着は十分考えられる。
ダディーズビビッド
評価:B
能力:B
血統:B
展開:C
枠:C
右回り経験がほとんどないのが気になる。特にオーシャンSを見るとコーナーで外に張るところが見られたので、右回りより左回りが良さそう。また、この馬が好走するときは内を縫うより馬場の真ん中に持ち出して伸びてくるパターンが多いので、ここまで内だと詰まる可能性もある。自分の競馬ができればもちろんこのメンバーでも馬券内は可能だが、不安要素は大きい。その割にそこそこ人気しているので、馬券妙味は少ない。
ロードベイリーフ
評価:D
能力:D
血統:C
展開:C
枠:C
タイム差を見るとそこまで悪い競馬はしていないが、パンチが足りない。差し馬だが切れ味が今一つでコーナーで伸びてくるが、直線半ばで脚色が先行勢と同じになってしまうので、後方からの馬にかわされてしまう。それでも小回り平坦の小倉や直線のみの新潟ならOPでもやれるが、坂ががある中山、阪神だと展開や馬場の助けがあってなんとか勝負できるようにみえるので、今回はどうか。さすがに能力が足りないとみる。
グレナディアガーズ
評価:B
能力:A
血統:C
展開:C
枠:C
阪神では、MCS以外すべて勝利とここも勝ち負けレベルの活躍はできそう。ただ、好走時はすべて暮れの阪神でMCSは時計が出やすかったことを考えると、力のいる馬場が得意で、高速すぎる馬場は得意でない可能性もある。ここ最近はそこまで出が良くないのも踏まえるとこの枠で後手を踏んで包まれると凡走する可能性も。1番人気なら頭で強く買えるかというと微妙。
ショウナンアレス
評価:C
能力:C
血統:B
展開:B
枠:B
前走から中一週、調教師の引退間際の連闘。3勝クラスを勝っていない時点で、正直力不足感は否めないが、展開、枠はかなり向きそう。内で前に行きそうなのが、メイショウチタンくらいなので、内の番手という最高のポジションを取れそう。あとはどれだけ直線粘れるか。ピクシーナイト回避で戸崎騎手を確保できたのも大きい。さすがに抑えまでだが十分に狙える範囲。
メイショウケイメイ
評価:D
能力:C
血統:C
展開:D
枠:C
いつも一定の脚を使えて入るが、いかんせんゲートを出てから二の脚が使えない馬で最後方からの展開待ちになってしまう。そういう馬にとって今回の馬場、展開は向かないだろう。
リレーションシップ
評価:B
能力:B
血統:C
展開:B
枠:C
正直能力がないわけではないんだが、勝ち味に薄い馬で本当に勝ちきれないし、入着も惜しくもできていない。去年と異なるローテで一旦1,200 を挟んだことでうまく流れに乗れれば。鞍上も不気味でかなり勝負気配は強い。この人気ならある程度の評価はしておきたい。
アグリ
評価:B
能力:B
血統:C
展開:A
枠:C
楽逃げできた前前走はそこまでだが、前走のパフォーマンスは圧巻でかなり差し有利の展開、馬場で差をつけて粘りきったのは重賞級の力があるとみてよい。枠は内が良かったが、中にそこまで主張する相手がいないので、2, 3番手あたりは取れるか。ポジションさえ取れれば、展開、馬場は合いそうなので勝ち負け。
ミッキーブリランテ
評価:C
能力:C
血統:B
展開:C
枠:D
重賞でも全くやれないわけではないが、展開が向かないとさすがに厳しいか。今の能力をみると、高速馬場より時計がかかる馬場で上がりもそこそこかかるほうが良さそう。時計的にはやれてもおかしくないが、この枠と鞍上でどこまでできるか。紐までなら抑えておいても。
ラルナブリラーレ
評価:C
能力:C
血統:C
展開:D
枠:C
近走1,400 への短縮のせいか、行き脚がつかずに最後方からの競馬となってしまっている。上がりの脚は毎回使えているので、展開が向けばワンチャンスあってもだが、馬場、展開的に厳しそう。外目の枠に入ったこともマイナス。
グレイイングリーン
評価:D
能力:C
血統:B
展開:D
枠:D
大外をぶん回す競馬をするこの馬がこの枠に入ったらやることは外差しだけ。あとは、展開が向くかどうかだが、差し脚に自信がある同型多数かつ前残り馬場は前年の再現にしかならないか。
ホウオウアマゾン
評価:C
能力:B
血統:C
展開:C
枠:D
スワンS、MCSでの大敗は馬場で説明できるが、その後のレース選択が謎。正直取れそうなところを狙ってきただけな消極的なものにみえる。正直上がりがかかる展開でないと台頭してこなく、前残りの阪神はどこまで合うか。大外に入ったのもかなりマイナスポイントで、初手でどこまでのポジションが取れるか。テン乗りの国分騎手というのも逃げを想定してのものにみえるが、この枠でそれは難しく。
ルプリュフォール
評価:C
能力:C
血統:B
展開:D
枠:D
この馬も追い込み馬で外差しがきくかどうか、展開が向くかどうかの馬である。この枠もあり、ポジションは取れないので、あとは展開が向くかどうか。馬場傾向とメンバーから展開は明らかに向かずさすがに厳しい。
評価一覧
A:該当なし
B:ホープフルサイン、ダディーズビビット、グレナディアガーズ、アグリ
C:メイショウチタン、ショウナンアレス、ミッキーブリランテ、ラルナブリラーレ、ホウオウアマゾン、ルプリュフォール
枠による予想
隊列予想
無理に逃げたい馬もいないので、2 メイショウチタンが出でそのままハナをとる。番手だが、8 ショウナンアレスと10 リレーションシップが取りそう。
その後に11 アグリが無理なくつけて、その後ろあたりに5 ダディーズビビット、3 サトノラムセス、外に15 ホウオウアマゾンあたりがつける。その中断後ろに、12 ミッキーブリランテ、7 グレナディアガーズ、内にロスなく4 ホープフルサインがつけるか。勝負はこの集団までになりそう。そこそこ時計は出るが先行勢も無理ないくらいで進んで、11 アグリの直線早めのまくりに対抗して3角あたりで10 リレーションシップがハナを取ると、直線で粘り込む。直線半ばで11 アグリが先頭に立つが、10 リレーションシップも粘りラストは内から伸びてきた4 ホープフルサイン、外に持ち出して上がってきた5 ダディーズビビットあたりで決まるか。
予想印
◎11 アグリ
○5 ダディーズビビット
▲10 リレーションシップ
☆4 ホープフルサイン
△2 メイショウチタン、3 サトノラムセス、7 グレナディアガーズ
買い目
馬連F:5, 11 - 3, 4, 5, 10, 11
3連複F:11 - 4, 5, 10 - 2, 3, 4, 5, 7, 10