声
わたしは人によく言われる。
「声が大きいね」
「声がよく通るね」
悪く言うと
「ちょっと静かにしてね」
とも。
(最近は自分の性質を自覚し、TPOをわきまえて慎むようになりました)
声はわたしの、わたしだけの武器だ。
セブン-イレブンで接客の仕事を始めてもうすぐ1年。
わたしは、わたし自身の声が、以前より好きになった。
接客7大用語
いらっしゃいませ。(新商品の)◯◯はいかがですか。
いらっしゃいませ。アプリをお持ちでしたらご提示ください。
はい、かしこまりました。
少々お待ちくださいませ。
申し訳ございません。
ありがとうございました。
また、お越しくださいませ。
(接客あるあるかもしれないが)出勤時の朝礼では、誓いの言葉(暗記しているけれど、ここでは省略)と上記7大用語を唱和する。
発声はいつだって本気だ。
高校時代に合唱部だったからかもしれない。
声を出すのは気持ちが良い。
声を人に伝える、届けるのが楽しい。
気持ちが伝わると、もっと嬉しい。楽しい。大好き
店のスタッフの中ではまだまだ歴が浅い方だが(そろそろ新しいスタッフ入って欲しいな)
声かけ・呼びかけの点においては、社員も含め誰よりも自分が秀でているという自負がある。
ただ単に声を出すだけじゃない。
お客様一人ひとりに話しかけるように、適切な距離感で、気持ちを込めて言葉を届ける。
メラビアンの法則でも、視覚情報の次に聴覚情報(内容ではなくトーンなど)が大切だと言われる。
これを意識しているからか、接客におけるクレームはゼロ。
人間だもの、当然、ミスをすることもあるけれど
ミスをした時の謝り方ひとつでも、声は武器になる。
実際に、お客様に「気持ちいいですね!がんばってください!」と声をかけてもらったこともあるし(ほめられると超嬉しい)
常連さんの中にもわたしの隠れファンがいるに違いないと思うし(自信過剰)
きっと万引きなど犯罪の抑止力にもなっている、はず。
受け手として
先日、京都で友人と会ったときに、とても気持ちの良い接客をしてくれるお店に連れて行ってもらった。
このお店の接客3大用語は(たぶん)こちら。
よいしょー!
いきましょー!(注文したときに生き生きと返してくれる)
絶対いきましょー!(オススメメニューを注文したとき、とても嬉しそうに返してくれる)
用語だけ見るとかなり軽いノリだが、これまでの人生で入ってきた飲食店の中で、群を抜いて気持ちの良い接客だ。
また来たい、と思えるお店の第一条件。
飲食店だろうが小売店だろうが、接客業では同じことだと思える。
もちろん、こういうお店だからホスピタリティはどこをとっても完璧。
料理もとても美味しくて、立ち呑みでガヤガヤしているのに、不思議と居心地の良い空間だった。
とても良い刺激になった。
わたしも負けていられない!
そんなこんなで
フリーターコンビニ店員、楽しくやってます。
わたしは自分の武器を活かして、これからもお店のファンを増やしたい。
今のお店は、他のスタッフのみんなも
わたしにはない武器をそれぞれ持っている。
とても勉強になるから、そんな話もまたの機会に綴りたいと思う。
おしまい。