見出し画像

『鐔の世界』備前長船刀剣博物館


テーマ展『鐔の世界』

令和6年2月10日(土)~4月21日(日)の10週間に渡り、
備前長船刀剣博物館にてテーマ展『鐔の世界』が開催されます。

備前長船刀剣博物館 Webサイトより


14世紀の室町時代から、安土・桃山時代、江戸時代、現代まで、
様々な時代の鐔が合計 110点 展示されるという鐔特化の展示会となります。

110点の中で、現代の作は4点。
そのうちの1点として、うちの『茜図鐔』が展示される事となりました。

我が鐔は No.109


公式ページのリストには、それぞれの鐔の
名称(呼称)、銘文、横幅、時代、所蔵が記載されてるんですが、
驚くべきことに、九割方が「個人蔵」なんですよね。
これだけの数を個人から借り集めた……ってコト?
すごいですねー。
いや、もしかしたら所有権は個人にあるんだけど、
保管・管理を備前長船刀剣博物館に委託してる、みたいなケースも?
とはいえ、これだけの個人蔵の鐔の在り処を把握しているのもすごいし、
これだけの人が「貸し出すよ」という博物館への信頼もすごいですね。
さすが備前長船刀剣博物館、と言うより他ありません。
 

喜ばしいお声がけ

瀬戸内刀工会の企画として助光刀匠の短刀を展示していただいた際、
その隣に茜図鐔も添えていただいたのですが、
この展示は元々1月31日までの予定でした。
――1月下旬。
そろそろ展示が終わるなぁ。
鐔はきれいにディスプレイしていつも目に入る所に飾ろうかな。
それとも空気や光に当てずに保管しておいた方がいいのかな。
などと考えていた頃、作者の片山様からご連絡があり、

「長船博物館の次回の展示が鐔なのですが、
 古い時代から現代までにしようという事になり――」

と、今回のテーマ展と、そこに鐔を借りたいとの旨、お声がけ頂きました。

「ご連絡ありがとうございます。望むところです!」

即答でした。
手前味噌ではありますが、茜図鐔は作品としての完成度も非常に高く、
大きな賞までいただいた鐔ですから、
できるだけ大勢の方に見ていただきたいと思っています。
前回は短刀のお供でしたが、今回は鐔が主役です。
引き続き、晴れ舞台で輝いてほしいと思います。
 

なんとかなれー!

開催期間は、4月21日(日)まで。
備前長船刀剣博物館は、現在も入館の為に要予約です。
短刀の展示は見に行きました。
だから今回は見なくていい、なんて話にはなりません。
行くか。
行けるか?
日程はどうする?
また日帰りで?
子供達はどうする?

色々考えなければいけない事が山積みですが、
なんとか諸々都合つけて、長船再訪したいなぁと思っています。

その際は事前にアポ取って、
助光刀匠や片山様にご挨拶できたらいいな、と思っています。


ヘッダー画像:備前長船刀剣博物館公式HP テーマ展『鐔の世界』バナー

#刀 #日本刀 #短刀 #鐔 #鍔 #備前長船刀剣博物館


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?