「参加者が模造紙に描いてくれません」ファシリテーターの相談箱 014
これは参加者同士で話し合う(語り合う)場で、話し手の話した内容を聴き手が共有的にオープンにメモ書きする場合を想定したものですが、主体性の話にも関係しますし、私にとってのファシリテーションが「××しやすくする」なので、それに乗っ取って行動の許容と反射と描きのハードルを下げるの3つの視点があります。
行動の許容は話し合う前に「相手のために書き取る」というような貢献を含んだ行動のルールを伝えること。「呼ばれたい名前を自分で書き込んでください」も同じ効果が期待できそうな感じですね。
反射はペンがたくさん置いてあったり、無造作にころがったりしていると手にとってしまったり、「ペンのキャップは外して持ってください。これで思った時に描き始められますよ」などの声かけをします。
描きのハードルを下げるには、ホワイトボードがあれば文字と棒人間を描いてみてせ、これくらいでも十分であることを伝える。「完成形を描いているわけではないので、どんどん追記したり、間違っててもよいです」そして実は「きれいな紙に失敗できない」症候群もあり、そういう場合は渡す紙に無意味に「ばつじるし(汚し)」を描いておくと描きやすい… かもしれません。(笑)
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