センタリングで「ヴィジョン」をつくるワークショプをやってきました。#XP祭り
やっとここまでたどり着いた。そんな気持ちでこのワークショップをやりとげました。
中埜先生との出会いからパタンランゲージ・インタビューへ
中埜先生と出会う前は、パタンランゲージについては書籍「組織パターン」「Fearless Change」の中でパタンランゲージというものを利用した形で書かれていて、その書かれ方をしているものは自分ごとにしやすい感じで、読みやすいという印象をもっている程度でした。そこからkkdさんから中埜先生をご紹介いただいて、関東でのコミュニティ活動として中埜先生と一緒にいろいろ絡ませていただきました。最初に中埜先生にインタビューさせてもらったのは、ファシリテーターズ・インタビューというファシリテーター同士でインタビューをしあうイベントで対談的に話させていただいたのが最初でした。以降、中埜先生にインタビューしたい、もしくは自分の考えをぶつけてみたい方々が好き勝手に対談するというホストがインタビューされる側になるという逆インタビュー的なパタンランゲージ・インタビューというものをやってきました。今思うと大学のゼミなような感じでもあったのかなと思います。
Vol.11:(2019.08.19)中埜博×蜂須賀大貴
Vol.10:(2019.04.16)中埜博×森雄哉
Vol.09:(2019.03.13)中埜博×yunon_phys×bash0C7
Vol.08:(2019.02.20)中埜博×金子(Dialogue)
Vol.07:(2018.12.18)中埜博×懸田剛(Teal)
Vol.06:(2018.06.25)中埜博×五十嵐佳奈
Vol.05:(2018.05.09)中埜博×塩田英二
Vol.04:(2018.04.23)中埜博×岡田誠
Vol.03:(2018.01.16)中埜博×長南雅也
Vol.02:(2017.12.12)中埜博×懸田剛
Vol.01:(2017.11.21)中埜博×安井力×森雄哉
↑↑↑↑パタンランゲージ・インタビュー
Vol.22:(2017.09.04)中埜博×ガオリュウ
↑↑↑↑ファシリテーターズ・インタビュー
最後の11回目で、はちさんこと蜂須賀さんがインタビュアーになってくれて、そこからもっと中埜先生の考えを多くの人に伝えていきたいと思うようになりました。以下は対談についてはちさんが書いてくれたブログ。
インタビューからYoutubeでの配信へ
そしてこの回から中埜先生、はちさん、ガオリュウの三人でパタンランゲージについてあれこれ話す「パタンランゲージ居酒屋」が始まりました。貼り付けたYoutubeは記念すべき第1回(2020/04/21)。現時点で41回配信しました。(クリックするとYoutubeに飛びます)
毎月のように3人で話、中埜先生の今考えていることや、やりたいこと、パタンランゲージについてもそうですが、先生が行ってきたワークショップや、アレグザンダー氏のネイチャーオブオーダーもたくさん語ってもらいました。そして、何か先生の考えを伝えていく方法とか、学ぶ方法はないかと考えて、書籍とワークショップに向かって動いていきました。
書籍はもともとはHelmut Leitner氏が書いた「Pattern Theory: Introduction and Perspectives on the Tracks of Christopher Alexander (Pattern Research)」という本を先生が翻訳したいというところから始まり、実際にパタンランゲージ居酒屋でも翻訳のレビュー風景(#16 2020/9/11-#39 2021/5/22)を配信しながら議論を重ねていきました。それと並行して先生自身も「伝えたいこと」が明確になっていき、ご自身の持論も形にしたいということで、同人誌として思うままに書いてもらおうということに。
伝えるためのワークショップという選択
ここまで書いてきてやっと今回のXP祭りで実施したワークショップの話になりますが、先生の考えを伝えるにあたり、体験してもらうのが一番伝わりやすいということにはなっていて、そこにちょうどXP祭りで公募を行なっていることと、昨年も同じように発表の場をいただいたということもあって、形になってきた伝えたいことをワークショップ形式で届けようと作りました。
実際にそのワークを用いた成果をしっかりと出すには、事前知識の講習とワークに必要な時間がXP祭りの100分のワークショップでは足りなくて、ショートカットバージョンをやらせていただきましたが、中埜先生を活かしたいい感じのワークショップを行うことができました。
こちらはワークに参加してくださった方の感想ブログ。内容についても少し触れていただいてもいるので、ご参考までに。
今回のワークショップで伝えようとした内容は予定通り同人誌としても販売を始めました。パタンランゲージと15の幾何学的特性を結んだ…というか、パタンの本質的な活用、捉え方としての考え方、未来を作り出すためにパタンを使うというAsIsで分析してパタンにするのはなくて、パタンを掛け合わせて、自分のストーリーからチーム、組織のビジョンを作っていくプロセスを体験できるワークショックでした。
この本は、現時点で中埜先生が語りたいと思っている、伝えたいと思っている話がいっぱい詰まったものになっています。そして先生は「まだまだ伝わりづらいところがある」とおっしゃっていて、まだまだ更新されるようなので、更新したものも追加料金なしで再ダウンロードしていただけるようにしていきます。オンラインの電子書籍だからできる方法ですが、先生にとってはそのアップデートできるというオンラインの仕組みがうれしいようです。よろしかったら手に入れてアップデート後の比較を楽しみにしていてください。
人の縁で始まったことですが、人前でワークショップをやるという「形」あるものまでもって切れたのは、関わっていただいた方々とXP祭りのスタッフの方々、一緒に作り上げてきた中埜先生、はちさん、本当にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?