「ファシリテーターは話し合いに入らない方がいいですよね?」ファシリテーターの相談箱 006
これは会議におけるファシリテーターの場合、最近はYESと答えています。会議の舵取りと自分の意見の進む方向が一緒であればいいですが、そうでない場合は舵取りに影響がでます。舵取りも風見鶏や羅針盤の様な役割で「今」を見せて、判断は参加者に委ねるのであれば、羅針盤にはフィルターがかからない方がいいでしょうし、もし自分がしっかりと舵取りと自分の意見を分けることができるようになっても、参加者がどう感じるかは関係性次第です。
昔はどう答えていたかというと「ファシリテーターの練度による」としていました。参加者はともかく、自分が舵取りと意見を分けれる様にセルフモニタリングが活用できるようになれば、大丈夫かなと。
ちなみに、イベントやコミュニティをファシリテートする場合は、YESでありNoです。これは昔は私もどんな場合も「非介入」を心情としていましたが、それではコミュニティの一員に自分(ファシリテーター)が成りきれなくなるからです。自分の考えを知ってもらった上で、ファシリテーションをする。その方が健全だし、楽しいと思います。
ただし、プロのファシリテーターとして第三者的にいるのである場合もYES。話し合いには入らずに、プロセスとファクト、感情といったコンテンツ(内容)以外にフォーカスしてフィードバックをえます。
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