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「隠れファシリテーターの話」ファシリテーターの相談箱 056

 先日、ファシリテーションについての相談に乗っている時に「隠れファシリテーターがうまくできなくて…」という相談を受けました。「隠れファシリテーター」とは「ファシリテーターとは言わずにファシリテーションをすること」もしくは「参加者の一人として参加しながらもファシリテーションを意識した振る舞いをすること」ですが、私が隠れファシリテーターしている時は「ファシリテーションしてもらえるようにすること」です。

 やり方は単純で「自分の言葉として発言してフィードバックを起こす」のです。と…言葉にしてみると自分でもちょっと「?」なので、比較で記載してみます。

ファシリテーターとしてファシリテーションすること」は「今日の会議の目的は解決策を決めることです」や「会議がどういう風に進んでいるかわかるようにホワイトボードに書いて進めていきます」や「会議に集中していただきたいので、まずは気がかりとかあれば吐き出しておきましょう。アラートメールがくるとかクレームで呼び出されそうとか、コンロの火を消してきたかなど気がかりだ…とかそういう感じです」というもの。

ファシリテーターとは言わずにファシリテーションをすること」は「この会議の目的が見えないのでまずは目的を考えましょう」や「話が空中戦になっているのでホワイトボード係やりますね」や「会議の最初にはチェックインしましょうよ」というもの。(注意:これはファシリテーターや進行役がいる場合はちょっと喧嘩売っている感が出やすい。)

参加者の一人として参加しながらもファシリテーションを意識した振る舞いをすること」が「この会議の目的を教えてください」や「付箋で意見を書きませんか?」や「パソコンは閉じませんか?」というもの。(注意:これは参加者にも喧嘩を売るパターンになりやすかったりしますねw)

ファシリテーションしてもらえるようにすること」は「この会議の目的を言いたいことを言う場だと思ってるから言うのですが…」「え?決定する場なの?」や「メモ取りながら話を聞いていたのですが、この部分の話がちょっと理解できてなくて…」とスケッチブックにずっとグラフィックレコードしていたものを指さしながら見せるや、「歯が痛くてちょっと発言しずらいので、筆談でもいいですか?」とか「田中さんはこの後の会議私と一緒ですよね。ちょっと会議室遠いから今日の会議は早めに終わってもらえたら助かりますよね」というもの。(注意:これは変なやつとか、面倒臭いやつと映る可能性がありますが、そんなことは会議がいい感じに進むなら気にしないという感じですw)

違い…伝わりますかね…。
もっと伝え方を精進せねばいけない気がする。というわけで表にはしてみました。


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