ふりかえりのファシリテーター【意識2】
チームのふりかえりは、基本的には発言で成り立ちます。
発言が出にくい場であれば、付箋紙を使ったりしますが、そもそもその発言された内容が本当に伝えたかったことなのか、はたまた、伝えたかったことがチームメンバーに正しく伝わったのかというように、言葉に表したことで、想いとズレたりしていないかなどファシリテーターが意識しておくと良いポイントがあります。
例えば、私がふりかえりに参加しやってしまいがちなのは、なんか「いいこと」を言おうとしてしまうとかです。それからアンケートに答える時とかを想像すると分かりやすいかもですが、自分の考えではなくて、つい流行りで答えてみたり、アンケートに乗っかって何か依頼ごとを書いてみたり…。
なんか私自身の黒歴史をえぐるようで書いててつらいですが…。(^-^;
もちろんこの話しは「その発言、ダウト(ウソ)!」とかいう話ではなく、場に現れたことの意味に少し寄り添ってはどうだろう…という話です。扱い方はファシリテーターそれぞれの感覚で良いと思います。私の場合はその場で出たものは全て扱うという感じなので、偶発的や意図的に出たものも、本人も含めて参加者がどう受け止めるのかまで観るようにしています。
もしかしたら、そういう発言に対して表面的であるとか、もう少し深い場にしたいと受け取る場合は、チームメンバーに発言を考えてもらう前に何かを入れるかとかするとよいかもですね。例えば「リフレクション」というやり方などで「想いを言語化する手前」に対して丁寧に向き合ってもらったり。
いつもそうやるというよりも、今の時点でのふりかえりに必要なものかどうかが大事な意識なのかもしれません。
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