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【ワークツール編 】オンラインツールをどう選ぶ? 私たちがツールを選ぶ観点あれこれ

この記事はYoutube オンラインファシリテーターの実験室の連動記事です。

オンラインファシリテーターの実験室 Vol.19

19回目の実験室では、チャンネル登録者100名突破記念ということで、質問を募集し、その中の1つ「質問:ツールの選定をするとしたら、どういう観点で比較しますか?」という質問に対して回答としてオンラインファシリテーターとしてツールをどうやって選んでいるのかを解説しました。解説の比較に利用したツールは4つ。
・Google SpreadSheet
・Mural
・Jamboard
・Miro

ツールを選ぶ観点については以下の4つで解説。
・狙いに合わせて選ぶ
・習熟度に合わせて選ぶ
・共有のしやすさで選ぶ
・ツールの機能性で選ぶ

狙いに合わせて選ぶ

ゆうこさんは「狙い」「人数」「目的」から考えるという話をしてくださって、そこには例えば単発で習熟度が見えないのなら、操作がシンプルで簡単なツールを選択する。また中長期で狙いの一つにオンラインツールの習熟も含まれていたら、習熟度の優先度は落として、目的にあったツールを使うといった感じです。人数が多ければ同時に利用しやすいかどうかですし、目的が情報の収集なのか、整理なのか、アウトプットなのかで選ぶツールは変わっていきます。

習熟度に合わせて選ぶ

ゆうこさんチョイスは「Jamborad」。操作が簡単で、ボタンも少ないので、参加者が迷わないというのがチョイスの理由。確かにJamboardはその見た目からもシンプルさが伺えます。

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私のチョイスは「SpreadSheet」。オンライン以前に比較的「表計算」のソフトは使ったことがあるという方が多いだろうというのがその理由です。どこにでも書き込めるように「エクセル方眼紙」にしたり、画面内に収まるように行と列を制限して用意するという工夫もしたりします。セルにリンクの形で表示されるのもいいです。

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人数で考えるとMural

付箋を利用するワークの時などに使われるMiroとMuralですが、同時接続の人数が多い場合はMuralの方が軽いのでMuralを選択します。

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日本語での扱いと考えるとMiro

ワークを行うのは日本語で行うことが多いとは思いますが、MiroとMuralでは日本語の入力(正確には変換と改行のエンターキーの扱い)が違います。MuralもMiroも海外の製品なので、英語入力が基本ですが、Miroの方が日本語の入力手順というか、キーボードの操作で「エンターキー」が押されるタイミングを考慮してくれていて、変換の決定としての「エンターキー」を考えてくれている分、普段の感じで操作できます。

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入力の感覚をストレスなくと思うと、ちょっと重くてもMiroを使うということもありますが、海外の人とのワークで、人数が多いとMuralの選択が基本になります。(あくまで個人の主観ですが)Miroの重さ対策としては、人数が分散できるようにファイルを分けるという工夫で対応します。

共有のしやすさで選ぶ

イベントでは、不特定多数の人が入りやすい=共有しやすいかどうかも観点に入ります。その点ではGoogle系であるSpreadSheetとJamboardはゲストアカウントでの共有もシンプルでやりやすく、MiroとMuralは共有の方法がもう少し複雑になります。ただ、参加者からすれば意識しないですむ部分ではあるので、どちらでも影響は少ないです。主催側としては研修でちゃんとアカウント管理したいとか、どこまでは観るだけにするとか、コメントだけできるようにするとか、コアメンバーだけは編集できるようにしたいとかいうのを設定しやすいので、MuralやMiroになりますが、このあたりはワークの設計にもよってきます。

さらに、ワーク後のデータの扱いという点で、Miroは付箋データをCSVデータにしてエクスポートできるという点がよくて、ワークでは付箋でみんなで動かしながら行って、終わった後に整理をCSVから表計算アプリに落として、結果を見やすく加工するということもできます。これもワークの設計というか、プロジェクトや目的としてワーク後どうするか?の位置付けがどうなるかで設計していく観点ですね。

ケースで考える「20人くらいで対話をしながら会社の問題点について考えるワーク」をするなら?

-ガオリュウ編-
会社の問題点は「言いづらい」ところもあるかもしれないので、一人一人が発言しやすい(書きやすい)環境という点でSpreadSheetのシートを人数分用意して他の人の意見に左右されないように用意します。

-ゆうこ編-
難しい問題はメタファーで話すと良いこともあるので、Miroに問題に対してメタファーになりそうなイメージ画像(天気やいろんな状況が書かれたイラスト)をたくさん貼っておいて、そこから選んでもらって話してもらいます。そして、次のワークでキーワードを用意しておいて、今度はキーワードを選んでもらって話してもらう。

ツールの機能性で選ぶ

このお互いのケースからの話で、そのツールで何が扱えるのか?を考えて設計しているということもわかりました。操作の簡単さも大事で、MiroやMuralはドラッグアンドドロップで画像をUPできたりしますが、SpreadSheetでは挿入のメニューから行わないといけなかったりとちょっと操作が煩雑になりやすいとかもありそうとか。このあたりは参加者の操作はどういうことをしないといけないかも考慮が必要です。「使った経験がある」というのも今後のツール選びのポイントになっていきそうです。最近ではMiroを使ったことがある人も増えていると感じています。Muralはファシリテーターが使いたいと思う機能が盛り込まれています。テンプレート保存がしやすさや、ワーク中のメモ(ファシリテーターのみが見える)などがその機能にあたります。

次回は「記録」としてのツールの選び方でお話ししますので、お楽しみに!






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