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リモートにおける場のファシリテーションについて勉強会してみました。

いつもながら、勉強会などでのアウトプットは走り書き程度にさくっと書きたくて、かなり雑な、書き方していますが、ご容赦を。


オンラインとオフラインは二項対立ではない。

オンラインの会議は、リモート・ワークだから…ではなく、より効果的な会議にするためにオンラインを選ぶところまで来ていると実感しました。

「ラジオみたいだったね。」

登壇してくれた岡田さんにそう言われて、確かに番組のオペレーションルームみたいなファシリテーター装備になっていました。(タイトル画像がその時の環境です。)

というわけで、Zoomを使って、リモートでのファシリテーションについて学ぶ場をやってみました。

Zoomのホスト役(ファシリテーター)を行うためにMacで繋ぎ、話し合いを見える化するためにファシリテーショングラフィック役をiPadでログインして、iPadでZoomの画面共有機能とiPad用の絵描きアプリPROCREATEを利用しました。

『ファシリテーショングラフィックのためにiPadを使うのは分かるけど、なぜMacでもうひとつログインする必要があるのかが不思議』と思うかも知れませんが、Zoomの小グループに分かれて話し合えるブレークアウトルームの機能や、チャット、参加者の挙手機能を活用するためには操作は分けた方がやりやすいからです。そしてパソコンはモニタを増設してZoomの画面に使っていて、参加者の画像から表情などを確認するという「場を観察する」部分に使えます。また細かい話になりますがパソコンへの負荷と、画面をイチイチ切り替える操作はiPadだと煩わしさがあるからです。

リモートでのファシリテーターをやってみて分かったのは、オフラインで何気なく身体を使ってファシリテーションしていた部分をツールで行うためには、ツールの操作に慣れる必要があって、iPadでファシリテーショングラフィック時に、ペンの色を分けるのに「ペンを持ちかえる」から「ペンの色を変える操作」になるので、UIに慣れていないとそこに秒単位のズレが生じるわけです。

オンラインでのファシリテーショングラフィックの良さは、参加者はグラフィックに視線が集中することです。自分の目の前のPCの画面に文字や図解がすらすらと描かれていくと、目は動きのあるものを追うので、より意識されるのではないでしょうか。

そして変な話ですが、参加者をファシリテーションする濃淡もしやすくなります。オフラインのリアルな場だと参加者の参加意識はよくわかります。興味がないから内職してる人や、知識や意見がないから聴いているだけの人もいます。そんな時に私はつい場にいる人たちを全部平等に、公平に扱おうとファシリテーションしてしまっていましたが、話し合いの目的や参加者の関係性もファシリテーションの判断材料に使うことで、その場に適応した扱いが濃淡のように意識できるようになりました。しかし、オンラインでは見えていないものは扱えないので、それがオフラインに比べてダメというわけではなく、見極めるのが難しかった部分がスムーズにファシリテーションできると感じました。もちろん意見が言いたそうだけど言えてない…のは拾いづらいですが、参加者の顔映像から拾おうともしますし、参加者の関係性や話題に詳しいかなどの知識があればノンバーバルな情報に関係なくファシリテーションすることができます。そして、これは単なる私の感覚ですが、オンラインの会議に設定されている人は、そもそもが必要な人だけになっていることが多いです。オンラインは必要な人と必要な時に設定することを選んでやっているのではないかと思います。オフラインなリアルな場では面倒くさいから全員呼ぶ…みたいなところがあるのかもしれないなと。オンラインは参加する側にヘッドフォンやマイクを用意させたり、話せる場所を用意させたりする部分があるので、申し訳なさ…みたいなのめ影響して会議内容に対して参加者を選んでいるのかもしれませんね。

小グループに分かれての話し合いができるブレークアウトルームについてもファシリテーションな部分があったのですが、長くなってきたのでまた次回に。

続く

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