ファシリテーターの学び方について

ファシリテーターという言葉が一般的な新聞にも取り上げられるようになり、イベントなどにファシリテーターがいる場も増えてきた。知り合いにも実践者も多い。

では、ファシリテーターにはどうやったらなれるのか…。

この質問はなかなか簡単には答えられない。というのも、私の考えるファシリテーターにはさまざまな種類のファシリテーターが存在していて、どんなファシリテーションをしたいのか、なぜ、もしくは誰になど前提があるからだ。

ファシリテーターを文章でしか見たことない人は理解しづらいのかもしはないが、ファシリテーターのやり方は実践者の数だけある。もちろん型や考え方もあるので、それらから学びはじめてもよいし、参加した場で気になるファシリテーターに教えてもらうのもありだろう。体感から得て、自分の知識と融合させてとりあえずやってみて、ファシリテーターがなんなのかをふりかえってみる始め方もありだ。私自身がそうだったし…。
今なら、ファシリテーションについての本も多くなってきたので、本から学ぶこともできるが、あまり頭でっかちになってしまう前に体感してしまうことをオススメする。自分勝手な「べき論」が頭の中に出来てしまうと、多様性を許容しづらくしてしまうし、なんかもったいない。

昨年から学びの指標ができないかなと、ファシリテーターが活躍している場と、学べる場について整理してみようと試みているが、まぁ主観でまとめているからまとまらない(笑)。ただ、傾向は考えられる気がしてきた。型やプロセス、ツールを活かすファシリテーターと、ファシリテーター自身も含めた「在り方」に意識を向けるファシリテーター。もちろん、どちらか一方という話ではなく、重きをおくのはどちらかという話で、もしかしたら学び方も学びたい人が自分自身の特性、向き合う人たちやテーマに合わせて選ぶのもよいかもしれない。

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