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オープンスペーステクノロジーのような対話の場に興味を持つ人におすすめしたい

このブログは【私とArt of Hosting…その推しどころ】マイクリレーの2日目。「申し込み開始まであと6日」応援ブログです。

私は今年2024年の9月にArt of Hostingを学ぶ福岡の赤村で開催された「参加型リーダーシップを学び実践する」(3泊4日)トレーニングに参加しました。そこで自分の中でのファシリテーションのアップデートや対話についての考え方の再構築ができ、良い学びの時間を経験しました。そして、来年2025年の3月に今度は旭川で実施されるのでその応援となります。「申し込み開始まであと6日」は、そのトレーニングの申し込みが2024年12月24日に開始されるということで、そこまでのカウントダウンを自分なりの形でリレーしていくという試みです。

Art of Hosting 旭川2025 (2025年3月20日 - 23日)
中小企業大学校旭川校

私にとってこのAoHでの学びは大きくは3つあります。
・アジャイルのような成り立ち
・ホストする(もてなす)という考え方
・オープンスペーステクノジーを学ぶ「場」

アジャイルのような成り立ち

Hosting(ホストすること)をArt(ここでは華道や茶道のような「道」の意味)することは、学び方や理論が「道場」のように実践する場でも修練・学びの場であるのがまず個人的にすごいと思ったのですが、AoHの成り立ちが、IT業界で最近はよく聞かれる「Agile」の成り立ちと似ていて、最初にAoHありきではなくて、参加型の場でより良い(良いとする方向はさまざまだとしても)やり方が体現、再現できるパタン(プラクティス)の集合体に理論やプロセスができてArt of HostingになっているのがXPやScrumといった改善や工夫がアジャイル開発宣言に成った流れとにていると思いました。その成り立ちは強引に一つの考えを押し付けるモノではなく、パタンとしてテーマや現状に寄り添うように柔軟さと適応性をもった良い伝え方だと思います。

ホストする(もてなす)という考え方

私は「ファシリテーション」が好きです。割と四六時中ファシリテーションについて考えていることが多いのですが、ここ最近、主体性のある対話の場をどのようにファシリテーションするかというので悩んでいて、誤解を恐れずにいうと「ファシリテーターがうまいと、主体性での対話ではなくて、対話っぽい意見交換ができてしまう」のではないか、もしかしたら「主体性というか、本人たちのグループでの思考を阻んでしまっている」のではないかと思う時もありました。その時に、対象となるグループ(集団)がどういう状態で、対話によってどう成っていきたいかを決めていくとファシリテーション(促進)ではなくて、ホスティング(もてなす)という在り方、振る舞い、場づくりを選択することも良いのではないかと思い始めました。私にとってはファシリテーションの次に学ぶものとして「AoH」」を選んでも良いのではないかと。

オープンスペーステクノロジーを学ぶ「場」

対話の場の一つで、最近自分もよく使っている手法で「オープンスペーステクノロジー(OST)」というやり方があります。ここでは細かい内容については割愛しますが、参加者の中で対話したいテーマを個人で考えて、ホスト(テーマオーナーみたいな役割)がテーマを挙げて、そこに集う人たちがテーマに分かれて対話を行うというやり方ですが、最近のカンファレンス系のイベントでも聴くだけではなくて、対話するという流れがあるように思えます。そして、OSTは盛り上がっているようにも思えます。OSTをやろうと思うと、かなり流れや役割、形が決まっているので、やりやすいのですが、AoHでOSTをやった時には、それまで自分が意識していなかったことやそもそものOSTの場づくりについて学び直すことができました。特にマーケットプレイスの作り方(存在)についての学びは大きかったです。実際に12月に開催されたpmconf 2024でのOSTでも早速その要素を使ってみましたが、ちょうど良い感じに開かれたマーケットプレイスが現れ、ホストへの一歩を踏み出してもらえる場になりました。少し最近のOSTがアンカファレンスのように感じることもあったので、より良い対話でのオープンスペースを模索していきたいと思います。

Art of Hosting での、場の作りと参加した人たちとで行われる道場での学び、関わり方も勉強になるので、よかったら来年のAoHに参加してください。



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