【Day5】 四万十遭難編
ついに折り返したよ、5日目です!
今日は高知抜けて四万十までいく100km。
天気予報的に雨は避けれないのでレインジャケット装備
出発時は小雨
距離は今までに比べると短め。ただし、最後に400m up が待っているのです。
ちなみに登りが嫌いな私が400m up するルートを引くのは理由がある。
本来、絶対そんなルートさけるんだけど、今回はどうしても宿が見つからなかった。やっと見つかった宿は四万十の山の中。登らないと泊まれない。
そもそも四万十周辺は宿が少ない。しかも週末にかけてってこともあって宿をとろうとしたときには、バイクのツーリングしている人向けの簡易宿泊所か、超高級旅館しか空いてなかった。
どっちの選択肢も悩ましい、安くは抑えたいけどゆっくり休めないのは後に響く。なんとか予算内に収まるところはないかと探して見つけたのが、今回の宿、四万十源流の宿。
温泉があってサウナもある。コテージと和室の旅館もある。十分だ。
というわけで、とにかく最後の登りに足を残すつもりで無理せず進む。
天候は雨だけど、慣れたもので、まぁいいやぐらいの気持ちで進む。
小雨ぐらいだともはや気にならないメンタル。
途中高知竜馬空港に立ち寄ったら、丁度飛行機が出るところだったので飛び立つ動画と写真をゲット。
その後、高知の市街地にはいって、ロードバイクを扱ってくれる自転車屋を探す。
そう昨日から気になっていたギシギシ音の解明をしたい。事前に調べておいたロードバイクを扱ってくれるショップに駆け込む。
特に連絡せずに駆け込んだがすぐみてくれた。
どうやら出発前にハンドルバックの補強につけたパーツのせいでコラムスペーサーが微妙に足りてなかったのがよくなかったらしい。
今回の旅は安全のために出発前に自転車屋さんに安全点検してもらっていた。でも点検してもらった後に、その自分で付けたんだよね。
とりあえず際度調整してもらい、再スタート。
ええと、次回の旅ライドはハンドルバックも全てつけた全部準備万端の状態で自転車屋さんで安全点検してらうと心に決めた。
とりあえず機材の憂いをとったあとは高知城へゴー!
目的を達して今日の宿がある四万十に向かう。
ちょっと発見だったのは四万十周辺はやたらカニがいた。うっかり轢いてしまいそうになることも。でもカニをタイヤで踏むのはリスクが高いので避けながら進む。
はい、ここからが今日のライドのハイライトです。
四万十へ向かう道は車通りはそこそこあるものの、街灯はあまりない。というかほぼない。
時刻は16時をまわってて、確実に宿に着く前に暗くなる。そして今日の宿の問題点は登りの他にもある。周りに飲食店はおろかコンビニもないのだ。最寄りのコンビニは10km手前。宿は基本食事はなくて、BBQ食材は売っている。あとレトルトカレーや飲み物ぐらいはあるが、それ以外の食料はあまりない。
一人旅は平気だが、一人旅の中で一人BBQか。。。いやさすがにそれは。。。
ということで、ヒルクライム前に最寄りのコンビニで夕飯と朝ご飯を買って背負う。飲み物はあるだろうから食べ物だけで済んだのは不幸中の幸い。
でもそんなにリュックに余裕もないのでおにぎりとか、パン、乾き物とかあまり荷物にならないものを無理矢理詰め込む。
コンビニをでたころにはすっかり暗くなってた。
そしてライトをつけて進もうとしたとき、異変が。
ライトが点灯モードにしかならない。一日雨でおかしくなったのか、5秒ごとに一瞬消える。
なので5秒ごとに一瞬真っ暗になるという恐ろしい状況で進む。
これでライトが完全に消えたら絶対詰むなとおもいながら恐る恐る進む。
ただ前半戦は交通量も多く車のライトもあったのと、結構トンネルが多かったのでそこまで大変じゃなかった。普段は避けたいトンネルも今日ばかりはうれしかった。
ただ後半戦になるにつれ車はすくなり、街灯もないので、唯一の頼りはカーブなどの危険地帯に設置されている赤いライトと白線とガードレール。
白ってほんとライトに反射するんだ!!ってまじで感動した。
ただ行けども行けども宿らしきものは見えない。目標物もないので、GoogleMapもガーミンの地図も全然やくにたたない。
霧も深くて1m先も見えないなかあっているのかどうか不安でいっぱい。
そんななか遠くに明かりが見える。
ここか!?とおもったら普通の民家。
ただもう心細いのと怖いのとで「あの四万十源流の宿ってこっちであってます?」と民家の人に話しかける。
すると方向があってることと、ここからの行き方を丁寧に教えてくれた。
ポイントはちょっとした商店みたいなのがあるから、そこから横道にはいること、看板もでてるとよと。よかった合ってたとほっとして進む。教えてもらったポイントで看板も見つけ、横道に。
えええええと、横道はさらに道が細いし、白線やガードレールすらないんですけど!?これ一歩間違えば側道につっこむでしょって感じだったので、ほぼ押し歩き状態で進む。
全然明かりもみえなくて、本当にあってるの?ってずっと不安な中、2kmぐらい進むと、遠くに明かりが。
よかった!あってた!遭難せずにすんだ!
宿についたら宿の人に「暗かったですよね?自転車で来られるっておっしゃってたので、たどり着けないかとおもってました」といわれる始末。
とにかく、一日中雨にうたれた疲労もあったし,速攻でお風呂入ってご飯食べて生き返る。
そして自転車に濡れた靴とかバックは新聞紙突っ込んで明日の準備。
ここで一個ミスをしてしまう。雨に濡れたままのライトをちゃんと拭かずに充電してしまう。そのためただでさえ点灯モードになって壊れかけていたライトが完全にお亡くなりに。雨に濡れた状態での充電は一番だめなんだよね。また一個勉強になった。
結局雨で濡れた装備をなんとかしながら、夕飯食べてたら布団の上で気を失ってしまった。エネルギーは足りてなかったので、予備の補給食とかを食べて再度就寝。
ということで怒濤の5日目はなんとか命からがら終了。
6日目に続く。