#1　キャラクター偏愛　

1. はじめに

日本では空前絶後のキャラクターブームである。日本国内どこへ行っても、何かしらの公式キャラクターやご当地ゆるキャラ、玩具メーカーの正式なキャラクターまで、キャラクターに出会わない日は1日とてない。

他国はどうかというと、同じアジア圏内の国々でいうと、韓国、台湾、中国、香港あたりは日本と同様にキャラクターとの親和性が高く、有名キャラクターとコラボしたグッズを多く展開していいる。
欧州はイベントでの企画展は多いものの、本国で生まれたキャラクターは日本へ輸出され、日本で大ヒットしている（フィンランドのムーミンなどは良い例）ケースは多くみられる。
実際に欧州を訪問した際に、キャラクター生誕地にも関わらず、グッズ販売が少なすぎて、がっかりした思い出はたくさんある。

そうした経験を元に、私はクロスカルチャー的なキャラクター文化に奥深さを密かに感じている。
国民性、地域性、風俗などの慣習、これらが複雑に絡み合って、日本やアジア圏で殊更迎合されているのでは？と推測をしながら、個人で好き勝手に、noteで綴っていきたいと思う。

大学の研究室で行うフィールドワークや大手玩具メーカーの事業企画での統計調査を絡めた研究ではなく、ゆるく個人で好き勝手に考察していくコンテンツであるので、ご了承いただきたい。