歴史快道を自転車で往く#14
東海道
14)赤坂宿〜御油宿篇
さあ、ここからいよいよ赤坂宿へと向かいます。
近くにある<山中八幡神宮記>の一節に、「文武天皇(六九七~七〇七)の頃、雲の中より神樹の一片が、神霊をのせて舞い降りる」と書いてあるところから、「木が舞い降りる」を取って「舞木」と名付けられた舞木町の案内板を超えて東に走ります。
赤坂宿へ向かう途中に、立派な案内板があったので、思わず自転車を停めて読んでみたところ、この<本宿村>というのは、藤川宿と赤坂宿の間にあって、なかなか栄えていた村らしい。
今は、田畑が広がるのどかな赤坂宿跡ですが、大小さまざまなお寺があり、代官所や大きな旅籠、脇本陣などが並び、これほどのスケールだとは思ってもみませんでした。東海道も東になればなるほど、自分たちの生活圏とは離れてしまって、こういうことを知ることができただけでも良かったかな。
今回、特に期待していたのが、有名な<御油ノ松並木>です。藤川宿から本当に松並木が立派で、地域の方々が懸命に育ててきたことと、この車社会の道路に、どちらかといえば邪魔になる木々を大切にされてきたことに、本当に感謝です。
間近でみることができて、このスケールの大きさを感じることができるなんて。
さあ、周囲の看板にも豊橋という名称が出てくるようになり、そろそろ次の宿場町が近くなったということのようです。