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#ちょっと気になる汉语| 08

爱国 敬业

ài guó jìng yè
▶︎国を愛する/職業を敬う

かつて、日本の駅のロータリーには、さまざまな標語が掲げられていた。

覚醒剤、ぜったいダメ!
(そりゃダメでしょう。)

家族団欒、豊かな社会。
(家族が社会と一体化…ね。)

最近、見かける機会は無くなったけど、それらの標語がどれだけ人々の心に響いたか、というエビデンスはない。でもそういう風景の中で、私たち昭和世代は育ってきたわけで、学校の授業でも毎年、目標なる“標語”を書いてきた。それは日本人には馴染みのある5・7・5であり、そのリズムが自分の身体の中に息づいていたということなのだと、今になって思う。

■急速な発展を続ける中国のいま
そういう意味では、中国語の場合、どういう“標語”があるのか知りたくなった。漢文から想像すると、やはり、四字熟語のようになっているのだろうか。

身内の話だが、カミさんが今年の3月に姉妹で上海に行ってきた。亡くなった義父の、古くからの友人からのお誘いだった。

彼女はかつて、東京都主催の“青少年洋上セミナー”なる催しがあり、16歳の時に船で中国の北京・天津・上海へ行ったことがあるらしい。当時の中国とは見違えるほどの発展ぶりに驚きを隠せなかったようだが、準備段階で査証の取得などいろいろ手続きが大変で、今はまだ日本人には渡航に関してハードルがあるようだが、私としても、機会があればぜひ挑戦したいと思っている。

人民广场/rénmín guǎngchǎng

話を戻そう。中国の標語ならば、きっと漢文の構成だろうと予想し、カミさんが撮影してきた写真を見ていたら、ありましたよ。人民广场に掲げてあった赤いフラッグの文字を見つけ、早速、翻訳してみた。全部、スマホの翻訳アプリの結果を、拙い私の語学理解力でアウトプットしてみた。

反对浪费/ fǎnduì làngfèi 】
無駄遣い反対
崇高节约/ chónggāo jiéyuē 】
崇高な節約
文明健康/ wénmíng jiànkāng 】
健全な文明
绿色环保/ lùsè huánbǎo 】
環境にやさしい

■世界の超大国としての覚悟
このメッセージに対する私なりの解釈は、モダンな価値観というか、現代的な生き方というか、もはや中国は先進国の仲間入りをしたのだという強い意思を受け取った。そういう先進国、そして超大国としての振る舞いとして、全世界的な社会課題に積極的に取り組むことが大切だ、ということを言っているのではないだろうか。

上海・豫园/shànghǎi yùyuán

中国と日本は現在、微妙な関係ではあるが、国民レベルではむしろ関係性が深まっていると思う。やはり、私たち日本人の文化は、中国との関係なしでは成り立たないと思うからだ。これからも中国語を習いながら、悠久の歴史の中で培われた先人たちの想いに触れることができればと願ってやまない。

#ちょっと気になる汉语

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