台湾旅游記#10 台北小旅行〜東洋のハリウッド・基隆をめざす
■アジアのベネチアで死す?
まずは朝の腹ごしらえ。
ホテルから歩いて10分くらいのところにある<永和豆漿大王>に行き、現地の方々に混じって朝食をいただくことに。
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さて、前回の台中の旅で、台湾のローカルな街に魅せられた私は、なぜかカラフルなイメージのある国際的な港町【基隆】に行って見たいと思い、日本にいる頃から何度も、YouTubeで配信されている動画を見て、今度、台北に行くなら絶対に行こうと決めていました。
ホテルを出てMRTに乗り台北に着くと、あらら、なんとも簡単!台鉄の改札口の上に【基隆】行きの電車の時刻が表示されていました。結構、現地までには距離があるので、どのくらい運賃がかかるのかと思ったら多分50元くらいだったと思います。日本円だと240円くらいなので、台湾は本当に公共交通機関がリーズナブルで助かるわ〜。
電車も最初は地下を走っていくので地下鉄みたいな感じでしたが、松山駅を出たくらいから外に出て景色も楽しめました。電車は韓国の現代製の車両で、操作スイッチなどがむき出しになっていて、車掌さんや整備士さんたちは仕事がしやすいだろうけど、目の前に座る私たちからすると、ちょっと味気ない感じがしました。日本製であればこういうデザインはないだろうなとの感想。
そんなこんなで50分くらいで台鉄・基隆駅に到着。YouTubeの恐ろしいところは、もうすでに何度も駅構内の映像を見ているので、なぜか初めて来た感じがしないところ。もう少し新鮮な気持ちがあればと、贅沢な感想を持ちました。
◎基隆駅前
案の定、バスはなかなか来ないので、ここはお得意のUber Taxiをチョイス。あっという間に目的地に到着してしまいました。
私はめんどくさがりのところがあり、バックパッカーのように、いつまでも来ないバスを永遠と待ち、どこで降りたらいいかもわからないというのがストレスになるので、いざという時はUber Taxiを使っています。
ガイドブックなどによくあるパターンですが、実際に現地に行ってみると、そんなに大したことがない、という感想を持つのと一緒で、まあまあ、彩鮮やかな建物が並んでいますね、という感じでした。
現地の方々も普段の生活をしているので、あえて観光地として特別なご商売をしている感じもありません。ただ、カモだかガチョウだかが名物なのか、台湾あるあるの首から全身がボディビルダーのようにテカテカの照り焼きになって、ケースに収められていました。
入江の周りをぐるりと散策して終了。長居をしていても、他に何も見るものがないので、新しくできたという基隆タワーなる建物を見学に行くことにしました。早速、Uber Taxiを予約しましたが、これがまた来ない!何せ基隆駅から来るっていうので、20分くらい待たされました。
■あの、オレンジ色の憎いヤツ!
その上、到着して、さあ、建物の中に入ろうとしたら、<本日メンテナンスのため休館>とな。GoogleMapには営業中になっていましたが、台湾あるあるなので、諦めて外から写真を撮影して駅に向かいました。
◎基隆塔
失意のまま街中を歩き、昼間からやっている【基隆廟口夜市】へ。日中だというのに、多くの人で溢れかえっていました(混雑していて写真を撮れず🥹)。
お腹が空き過ぎて、写真を撮る前にカミさんと麺線やイカ入り麺と、人気の生ニンニク入りの甘いウインナーを食し、ゆっくりと駅に向かって歩き出しました。
◎世盛一口吃香腸
すると、入江に立ち並ぶ“台湾国旗”の数々。
そうか、今日は台湾の建国記念日だったんだ。
私たちが訪れる前に、市民の皆さんでお祝いのセレモニーがあり、その余韻が周辺に漂っていたのです。
そこで不思議なものを見ました。
台湾では、鳩が体を地面につけてへばりつくように休んでいるのです。これは淡水に行った時も同じ光景を見たのですが、たぶん、あまりにも気温が高いので、少しでも涼しい地面で放熱しているのではないかと思ったのですが、真実はいかに!
国際港といえば、日本では横浜や神戸を思い出しますが、そこまでのスケール感はありませんでした。ただ、港町らしく、外国人の方が他の地域よりも多かった印象です。山の中腹には、ハリウッドならぬ《KEELUNG》の文字が飾られており、雰囲気を醸し出そうと一生懸命さが伝わってきました。
#台湾旅游記