あれ~
最期は、この丘の林の中にあるお宮の前で、
みんなで熱く感動しています。
「ああ今日も暑い」
南魚沼市も7月下旬からずっと酷暑です。
湿度と気温が高くて汗が滝のように流れます。
この暑い中上田地区で12年に一度の卯年祭りが、
行われます。
卯年祭りの起源は、室町時代に
上田地区で、疫病が流行ったそうで、
その疫病を鎮める為に卯年祭りを
行ったそうです。
私も若い頃は、神楽に御仮屋担ぎに
参加しました。
暑い季節、上田地区をヤンサン河原から出発
して上田中を2日がかりで練り歩きます。
2日間個の長い距離を行列なして歩くのは、
かなりハードな振る舞いです。
「よく熱中症にならないものだ」と脱帽します。
行列も大変ですが、祭りの準備も手間がかかります。
しかし今回は、過去とは違い
各地区とも人口減少になり、
従来のような祭りができない
と言う事で今回は、祭りの規模を
縮小することに祭典会議でなされます。
8月に入り徐々にお盆の卯年祭りに近づきます。
処が、卯年祭り行われる8月15日は、
大型台風、台風7号が新潟県に接近すると
天気予報で報知されます。
宮本から連絡がありました。
祭りは15日1日に短縮して練り歩くと言う事です。
私の集落は素通りすると言う残念な内容です。
集落の人たちに伝えたら、寂しがります。
ですが、「夕方天満宮から山崎神明社への
行列は行う」と言う事です。
区長は16:30に集合すると言う事です。
15日になります。
台風は徐々に収まりました。
私の集落は素通りしたため、
静かに時間は流れることに。
16:30に天満宮に到着
役員の方が数人います。
中学の同級生が、2人来ました。
2人とも他集落の区長です。
喜びながら缶ビールを飲んで
気持ちは酔ってワクワクです。
時がたつにつれて子供神輿、
神楽のメンバーが集まってきます。
女性の神楽も元気よく参加しています。
山太夫さんがきました。
山太夫さんも中学の同級生です。
懐かしい気分です。
山太夫さんが、天満宮に祝詞を上げます
終わりましたら祭りのフィナーレです。
山崎神明社に向かって行列は出発です。
神楽の「ワッショイワッショイ」の掛け声が
鳴り響きます。
道には見物人も興味ありそうに
見守ります。
杉門に来ました。
休憩して缶ビールをもみ干します。
徐々にあたりは薄暗くなります。
周りの田んぼは穂が出て、いい香りがします。
虫が鳴いてきました。
神楽は「ワッショイ、ワッショイ」と雄叫びを上げ
ものすごい勢いではしります。
しばらく歩くと山崎神明社の入り口に差し掛かります。
見物人も大勢集まります。
参道にはいります。
一足先に神楽は、到着して激しく騒ぎます。
ゆっくりと坂を上ります。
遂に行列は、山崎神明社に到着しました。
時刻は18:30ごろです。
山太夫さんが、祝詞をあげます。
後は宮司さんが来るのを待ちます。
お宮の前は、ワイワイと熱い吐息が流れます。
宮司さんが到着して神事が終了すると、
御仮屋を谷底に投げました。
手に汗握る瞬間です。
これで卯年祭りは、終了です。
後は12年後です。