一歩前へ。
男性用の小便器の前の壁にはそう書かれていることが多い。
味わい深い。
便器に味わい深いもどうかと思うが。
小便器は形状からアサガオとも呼ばれる。
急ぐとも 心静かに 手を添えて 朝顔の 外に漏らすな 松茸の露
何て事を書いてある場合もある。
情緒である。乙である。
海外では、
Stand closer please.Your HONEST JOHN is not so long as your expect.
などと書かれることもある。
ちなみに息子に名前を付けるのは全世界共通らしい。
私のにも名前がある。
何故便器に付いて語っているのだろうか。
その謎は解けぬ。
たまに下品な言葉を脈絡も無く言いたくなる事がある。
古い友人と集まった時は「おっぱいおっぱい」と連呼している。
汚言症、コプロラリアという病気がある。
これはチック症の一種で、汚い言葉が止められないという病気だ。
私の場合には当て嵌まらない。
余計にアレな感じもするが。
アレって何だ。
ちなみに名前はジョニーである。
何故ジョニーに至ったのか。
「ジョニーが来たなら伝えてよ」
若しくは、
「ジョニーは戦場に行った」
のどちらかだろうか。
今世紀一どうでもいい疑問である。
性器だけにーー。
オヤジになると駄洒落が酷くなるという。
斯く言う私は幼少の折より駄洒落が好きであった。
そしてその能力に磨きをかけた。
しかしそれが役に立ったことは無い。
悲しいことである。
悲しみが竜巻を呼び薄羽蜉蝣は口を持たぬまま飛ばされた。
薄馬鹿下郎の範疇である。