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#7 ヨーロッパに残るか日本に残るか

はじめに

こんにちは。2021年からドイツに留学中のがんちゃんと申します。
ドイツへ来て3年が経とうとしている今、卒業後の進路を見据え、2024年をどう過ごしていきたいか考えたいと思います。


実りある2023年

博士課程2年目~3年目にあたる2023年、ようやく研究結果を主著論文として(しかも2本)発表することが出来ました。1年前は論文を1本も投稿できていない状況で焦っていたので、この結果は私自身も驚くほどでした。

研究結果が出たことで、カナダでの国際学会で口頭発表を行うことが出来ました。世界中の研究者と議論し、人脈もできて、とても楽しかったです。また大変ありがたいことに、ある先生からは博士号を取得した後のポスドクポジション(就職先)まで紹介していただきました。

モントリオールで開催された国際学会での発表の様子

次にプライベート面で振り返ると、人に恵まれ、人間的に成長できたうえ、大好きな旅行もたくさんできたので申し分ないくらい充実していました。
人に恵まれたと感じたのは、特に在独日本人留学生・研究者との交流のおかげです。

2023年の交流イベント一覧

  • 2月 ベルリン 第1回目のドイツ研究者ネットワーク交流会

  • 6月 デュッセルドルフ 留学生交流会

  • 9月 ケルン 第2回目のドイツ研究者ネットワーク交流会

  • 10月 デュッセルドルフ 留学生交流会

  • 11月 デュッセルドルフ デュッセルドルフ日本研究者交流会のキックオフミーティング(+懇親会)

2月にはベルリンの日本大使館で在ドイツ研究者のネットワーク交流会に参加しました。その後世話人の1人として企画を少しだけ手伝わせていただき、9月にケルンで第2回目の交流会を実施することが出来ました。加えて6月と10月には個人的に学部~博士の留学生のための交流会をデュッセルドルフで開催し、11月には「デュッセルドルフ日本研究者交流会」というデュッセルドルフ近郊の日本人研究者が中心となって地域に根差した知的交流を行うコミュニティを共同で立ち上げました。2024年はこのコミュニティの活動を軌道に乗せ、盛り上げていくことにも注力していきたいです。

デュッセルドルフ日本研究者交流会Facebookグループはこちら

旅行は5月の日本一時帰国と、12月のクリスマスから年末にかけての時期に集中的に楽しみました。今年だけで新たにヨーロッパ4か国(イタリア、オーストリア、チェコ、ハンガリー)を見ることができたのはとてもよかったです。特にクリスマスマーケットが開催している時期に訪れることができたので、チューリッヒやウィーン、ブルノではホットワインを飲みながら各都市のマーケットを巡って楽しみました。

ウィーンのマーケットは会場を囲む宮殿や市庁舎など建物が非常に美しく、規模も大きいうえに様々な食べ物もあってとても楽しかったので、個人的にずっと一番だと思っていたドイツ・ケルンのマーケットを抜き、ウィーンが今回で一位になりました。

チェコ・ブルノのクリスマスツリー
オーストリア・ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケットで一杯

卒業後、ヨーロッパに残るか、日本に帰るか


私はドイツでの博士課程修了後、ヨーロッパに残りたいと考えています。

博士課程修了後は、ヨーロッパの企業に就職するつもりです。
これも決して簡単な道ではないのですが、これまで自分の興味に従って生きてきた私は今もこれからも可能な限りそうして生きていきたいので、難しさは関係なく、ヨーロッパ就職を目指すと決めました。迷ったらより難しい道を選ぶと決めているので、その点でもヨーロッパ就職・就労に挑戦したいと思いました。

そのためにまず必要なのは言語能力です。
ドイツ語はこれまで少しずつ勉強してきましたが、大学での研究はほぼ全て英語で可能なため、日常会話以上のドイツ語を学ぶモチベーションがなかなか保てずにいました。

もしドイツで就職してこれから何年もドイツの会社で働くのであれば、もちろんドイツ語が必要でしょう。というわけで、ドイツ語の獲得が今年の目標の1つになりました。ドイツ語が話せなくても雇ってくれる企業はあると聞いたので、とりあえず今勉強しているB1の合格を目指します。

まとめ

まとめると、2024年は2023年より難しい試練が多く待ちうけている気がしますが、その試練を乗り越え、下記4つの目標を達成して忙しくも充実した1年を過ごしたいと思います!


  1. 博士課程修了

  2. ドイツ語B1合格

  3. デュッセルドルフ日本研究者交流会の盛り上げ

  4. ドイツでの就職活動


2024年はドイツでの博士課程がついにラストスパートを迎えます。
博士号取得の要件を満たしたことから、教授に博士論文の執筆を始めてよいと言っていただけました。今年は100ページを超える博士論文(英語)を完成させ提出し、口頭試問会では教授陣たちの質問攻めに耐え抜かなくてはなりません。

博士課程修了だけでも2024年ハードな1年になる予感がします笑。
就職活動も少しずつ進めていきたいと思います。

今回も読んでくださった皆さんどうもありがとうございました。
よかったら過去に書いた留学日記も読んでいってください。

では次回の投稿もお楽しみに!フォローをしてお待ちください!


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