介護施設運営を成功させるための8ステップ!
介護施設運営を任されている方々、お疲れ様です。
問題山済みで先が見えないかと思いますが、1つ1つ課題をクリアーしていき必ず、自分が管理者をしたことで施設がよくなったと実感できるところまで私がアドバイスしていきますので、ぜひ毎回の投稿を読んで実践してください。
①経営状況の把握から始める
まず、土台の整えからスタートをしていきましょう。
土台としては今の経営状況の把握です。
売り上げが毎月いくらなのか、年間いくらなのか、昨年より上がっているの下がっているのかをしっかり調べて、今の施設のポテンシャルを把握しましょう。
本部や、グループ会社の場合はノルマを必ず言ってきますが、基本理想が高い背伸びよりジャンプのような予算が多いのがうまくいっていない施設の傾向です。
それに押しつぶされる施設長を私は多く見てきました。
②現実的な目標設定をする
まずは今はどれくらいの利益を出せるのか、いわゆる成績を出せるのかをしっかり把握することです。
漠然と赤字、黒字ではなくいくら赤字なのか?昨年度も赤字なのか?をしっかり調べ、実力を把握することです。
これを怠る、施設長が多いため、「気合」や「根性」論で経営をしていってしまい、思わぬ経営不振につながります。
③適切なノルマ設定をする
プロ野球選手で例えると(私がプロ野球好きなのでごめんなさい)ホームランバッターであれば30本、40本とホームランをノルマとして与えるのはいいが、ホームランが打てない足の速い選手にはホームランを期待せず、盗塁のノルマを与えるのが必要となります。
私も昔、働いていた施設の管理者が、90床の施設なのに年間平均目標を91床の予算収入を上げて問題となったことがありますが、経営のノルマを達成することが優先され、達成できない数字が出てきます。
そのため、まずは達成できない数字を出さないためにも、今出せる数字をしっかり出すことが先決です。
④数字を理解・分析する
その数字が悪くても、今の結果なのですからしっかり出すべきです。だしてまずご自身(施設長、できればほかの運営者)で把握することです。
これは正直、やれば一人でできる作業です。
これが難しい、たとえば数字は事務員しか出せない、わからないや決算書などが読めない場合は至急、ご自身でできるようにするべきです。
⑤満床率と収益性を把握する
私は、相談員経験が多かったので、満床率をよく見ていました。その影響で、収益もよく見ていました。
ご自身が数字に強い、弱いはありますが、施設の運営に携わる者として、自施設の出せる数字はいったいなんのかをしっかり把握することが土台となります。
⑥無理な予算や目標設定をしない
上から、状況から無理な予算や目標を立てがちなのは、出せる数字の土台をしっかり自分のなかで理解していないからです。
学生時代のテストと一緒で数字を受け止めるのが辛い場合があると思いますが、受け止めるはまず置いておいて、今の数字をしっかり出すことです。
それができれば、昨年度の実数字を出し、その前の年の数字と比較することです。
⑦リアルな数字を見ることを習慣化する
数年前はコロナ化でおそらく数字は悪かったかと思いますが、常にリアル数字を見ることを癖づけることが土台となります。
あなたの社内評価はまずおいておきましょう。
それを気にしすぎるあまり理想の数字しか見れなくなってしまうのです。
理想や目標の数字は把握しているが今月の数字はあまり把握していない施設長が多いです。
その理由として嫌なことは目を背けることと数字が出るときはもう次の月になって次のノルマの意識になっているからである。
これによって、中間決算でようやく危機感を持つ施設長・経営者が多いのはそういった現象になっているからです。
⑧リアルな数字から改善策に着手する
現実の数字を把握・分析することで本当の改善策に着手できますし効果的な具体案も出ます。
何度も言いますが何より今出せる数字をしっかり見つめ理解することをしてください。
これができていれば必ず今苦しい状況を打破できますし自分の能力も発揮できます。
リアルな数字を今月分から把握しそこから過去3か月さらに昨年・昨年対比などに進めて行きましょう。
努力の方向性をしっかりすることで必ず結果はでますから今後も活用してください。