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治療2日目 暇なので『八日目の蝉』でも
気温は低いそうですがまあ良い天気みたいです。
とはいっても私は入院中。明日の午前中まではどーでも良いです。
さて部屋の住人たちは、1人を除き私を含めて3名が今日明日で退院だそうです。
そのせいか部屋の中は静かですって書き始めたら隣のオッサン鼾かき始めた。
こりゃ今晩も鼾に悩まされそうです。
ところで先日ドラマ『Mother』のことを書きましたが、このドラマと同時期にNHKで放送されたのが『八日目の蝉』です。
期せずして両作品とも女児誘拐・逃亡(誘拐のバックグラウンドは違いますが)を扱った作品です。
先日は『Woman』の途中までが残っていたので、仕上げてUpしてみました。
『Mother』と同時期の放映ということやその後映画化でその年の映画賞と話題を掻っ攫って行ったこの作品も是非と思い前回書いてたんですが消えちゃいましたので、今日もベッドでゴロゴロして他に書くこともないので、続きを書かせていただきます🙇
『八日目の蝉』は角田光代さんの原作で2007年刊行されました。
そしてNHKさんがドラマ10枠を作りその第1弾ですね。
もともとこの枠は『プロフェッショナル 仕事の流儀』をやってたんですが2009年度で休止となった後を受けた枠です。
コンセプトは「40代〜50代の女性を引き付けるドラマ」だそうです。
ドラマ10ではこの後、大石静さんオリジナル脚本『セカンドバージン』の大ヒットで枠が定着。
その後『49日のレシピ』やグレーのオープニングが盛り上がった『激流---』、若手俳優を積極的に使った『真夜中のパン屋さん』、角田光代さん原作で『紙の月』、小川糸さん原作『つばき文具店』。
2018年からはコンセプトを少し見直したのか、志尊淳の女装が話題をよんだ『女子的生活』や清原果耶さんのブレイク作『透明なゆりかご』、岡田将生さん主演の『昭和元禄落語心中』等話題作を世に送っています。
最近でも『正直不動産1,2』や岸田奈美さん原作『家族だから…』、『宙わたる教室』そして現在放送中の『東京サラダボウル』とつながっていきます。
だいぶ脱線しちゃいましたので本線『八日目の蝉』に戻ります。
原作本、ドラマそして映画とそれぞれがその特性と制約の中で十二分に面白さを発揮してます。
ドラマは、誘拐犯に檀れいさん(ドラマ初主演作)、成人した子に北乃きいさん。そして子役さんは生まれた子を誘拐するので6ヶ月児、2歳児(篠川桃音さん)、幼少時(小林星蘭さん)、中学時代(勝沼美紅さん)と、逃亡と2人の生活を中心に描いているためドラマ全6回の内5回がこれに当たる。
で、子役さんがここでも良い働きをしてます。
映画は、誘拐犯に永作博美さん、成人した子に井上真央さん、子役は渡邉このみさん、そして映画版ではこの物語の狂言回し的な役回りを担う小池栄子さん。
ということで物語の進行やラストの設定等違っていますが、時間的制約の中で逃亡生活の数年と誘拐された時間と自分の心を取り戻す時間をどう表すか?
両作品ともに苦心の後が見えます。
なお、映画版は日本アカデミー賞10冠を始め数々の賞を獲得しました。
ドラマ版は少し膨らんでる部分もありますが、時系列的にわかりやすいですし、仮の親子が愛おしく感じられます。
映画版は147分という時間的制約の中で小池栄子さんの存在をうまく使い、現在と逃亡場面を交互みせることでラストにうまく繋げています。
ただ交互に見せるので見逃し配信はちょっとつらいかも。
で、原作またはドラマを見てから映画版見てほしいですね。
それぞれの仮の親子だけど…、そして逮捕からラストへの描き方。そしてラストシーン。
3者3様 貴方はどのシーンを推しますか?
途中脱線記事で長々やったもので、長い割には中身の無い記事でごめんなさい🙇🙇🙇