走れメロス??
今日も暖かい1日です。
今日は午後から水道に工事があるため、まずは洗濯をすませ、下の姉にお届け物を。家に行くと義兄が在宅。久しぶり(まだ現役なのでたまにしか会えない)なので上がり込んで小一時間程世間話。
昼食後に業者が来て作業開始。
工事の間は何もすることがないので、大人しくnote更新中です。
今日の深夜の話です。
緊急入院以降ちょっと困ったことがある。
24時間点滴を行っていたのだが、夜の交換が1時頃であったため、その記憶が未だに抜けて無いように、この時間頃に目が覚めてしまいます。
そのうえ今日は何故か『走れメロス』。
なんでメロスって走ったんだっけ?と唐突に頭の中で駆け巡り、そう思うと目が覚めてしまった。
しかし、なんで『走れメロス』?
全然思い当たる記憶なし。
まあいいや。
ところで本はあったけ?
森見登美彦の『走れメロス』はあるけど、太宰治の本は大学時代に教養課程の試験で読後感想の提出のために買ってたような記憶はあるが。
この時間に本なんて探してたら、ほんとに朝になってしまう。
ので、ネットあらすじ検索(良い時代なり)。
ふむふむ。
こんな話だった(どんな話かはご自分で)。
友情の大切さとか人を信じる事なんかを言ってる話のようです。
でも色々ツッコミどころ満載の話なんだけど、全ては寓話ということですませてる。
とはいえ、この主人公独善的な人間で相手の都合なんかそっちのけ。王位継承関係者を次々と殺害してる王様に文句を言いに訪問するが、刃物を持ってたためあっさり捕まる(現在でも銃刀法違反に要人殺害の意思アリで十分に重罪ですね)。
で、死刑を言われるが、妹の結婚式を見届けてから死にたいので3日猶予をくれ、替わりに親友を置いてゆくからと宣う。
親友は人がいいので身代わりを引き受ける上、戻ってこなければ代わりに死刑。
と、ここまでが何でメロスが走るのかの導入。
で、なんやかんやあってギリギリセーフ。
王様も改心してめでたし、という流れらしい。
しかし腹色クローバー(略して腹黒)の私としてはこれを素直に読めない、受け入れない。
いや、逆説的な話と解釈する方なら良い。
この話は友情や人を信じましょうと言って近寄ってくる闇バイトや詐欺屋さんのための話だと思って読むと妙に納得する自分がいる(ほんと腹黒)。
いや私だけではない。
森見登美彦さんの『走れメロス』もおんなじ感覚で書いてる(と思う)。
そうかこのところ何か正義感ぶってる報道や書き物が多いのでうんざりしてたので夢に『走れメロス』が現れたのか?
で、ちょっと目が冴えてきてしまったので、TVerをつけてみると、『ミステリーと言う勿れ』をやってたので1話を見た。
この回は真実と事実と正義感の話。
何か全部つながってるようで…
さて、太宰の『走れメロス』の最後は王様の会心と民衆の歓声で終わらず、蛇足の5行が続きます。
大宰作品なので、色んな解釈が試みられてます。
普通の作品なら蛇足で切られそうですが。
蛇足といえば、私の試験の方も。
試験後、なぜか最後の授業があり、そこでなんと私の提出文書紹介。いやーはずかしい、と思ってたら最後の一行を読み終えた所で一言
「試験にこんな一行はいらない。蛇足」
とばっさり。
結局提出文書が良かったから紹介されたのか、蛇足分に文句いいたかったのか、今となっては不明です。
蛇足はやっぱ蛇足ですね。
で、なんて書いたかって。
乱筆乱文にて失礼