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前頭葉が熱くなる!!【ゲームレビュー】「冒険者ギルド物語2」放置系RPG

ご来訪ありがとうございます。

今回は、私が今ドハマりしているゲームについてご紹介したいと思います。プラットフォームは、iPhoneとiPadになっております。今回ばかりはiPhoneで良かったと本当に思えることが出来ました。

さて皆さん、RPGと聞いてどういうゲームを想像されるでしょうか。有名な所では「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」があります。更にコンピュータでゲームをする以前は、TRPGのようなスタイルのRPGも存在しました。

今回ご紹介する「ギルド物語2」は、そのどれとも違います。いわゆる現代的ハクスラ・放置系のゲームですが、シナリオもしっかりしています。iPhoneという現代のプラットフォームに落としつつも、ゲーム性がきちんと確立したゲームです。放置系ということで好き嫌いが分かれるとは思いますが、興味を持たれた方はぜひプレイしてほしいと思います。

今回の記事では、
・このゲームに向いていない方
・ハクスラって?
・放置って?
・ギルド物語2ゲーム概要
・このゲームの面白さ
についてお伝えしたいと思います。


このゲームに向いていない人

ガンガン進めることはできません。

記事を全部読んでがっかりされると残念ですので、先にお伝えさせていただきます。

このゲームは放置系故に大変時間がかかります。週単位であまり進展しないこともザラです。一気にクリアーするのは、よほど課金しないとできません。道中を楽しむゲームですので、一気にクリアーを考えている方は向いていません。


画面はテキストとシルエットだけです。

超美麗なグラフィックで、ぬるぬる動きます、というようなことは一切ありません。テキストと冒険者・敵のシルエットのみです。見た目に期待できることは、ほぼありません。

このようにテキストと冒険者のシルエットのみです。


ハクスラって?

「ハクスラとは、コンピュータゲームの用語で、敵との戦闘(バトル)に終始し、それがゲームの主目的であり醍醐味となっている種類のゲームのことである。敵を打倒・殲滅し、プレイヤーキャラクターを強化して、さらなる強敵の打倒に挑む、という趣向が前面に出たゲームがハクスラに該当する。」

引用元:『weblio辞書』「ハク-スラ」閲覧日2022年1月11日

この「ギルド物語2」は、パーティをダンジョンに派遣させ、その結果が重要になってきます。その意味で本作は「ハクスラ」系と言えるのです。


放置って?

放置って?

例えばドラゴンクエストを想像してみて下さい。(ドラゴンクエストを知らない方はすみません。)ドラゴンクエストは主人公たる勇者をコントローラーで動かさないと、全くゲームが進みません。一歩も動かないと、敵とエンカウントすることすらありません。敵とエンカウントしたなら、コマンドを入れないと、戦闘は進みません。このようにゲーム中は、ずっと動かしています。

そういうゲームと真逆なのが「放置系」です。「放置系」は、文字通り放置する時間がないと、ゲームがすすみません。意図的に放置することが必要になってきます。そのためメリットとデメリットは顕著に出ます。


放置系のメリット

「冒険者達が敵と戦っている間はプレイヤーは冒険の様子を見守る以外何もする事がないのが「放置型RPG」です。
なので、電池残量を気にせずにプレイすることが可能です。
送り出してしまえばアプリを落としても電池が切れても問題はありません。
時間のかかるクエストも多いので、忙しくても自分のペースで十分遊べます。
また、ネット接続は3日に一度だけで大丈夫なので自宅以外での通信手段のないiPod touchでも十分楽しめます。」

引用元:『冒険者ギルド物語Wiki』「ゲーム概要」


放置系のデメリット

必ず放置の時間が必要になります。自分がガンガンに進めたいと思っても進めることはできません。本作では、課金によってその時間を縮めることも出来ますが、それでも放置時間そのものが0になることはありません。


ギルド物語2ゲーム概要

概要

価格:0円(ゲーム内課金あり)
リリース:2013/08/03
言語:日本語
条件:iPhone、iPad および iPod touch対応 iOS9.0 以降が必要。72時間ごとのインターネット接続必須。
公式サイト:http://guildstory.netgamers.jp/


どんなゲームなの?

プレイヤーは、ギルドを管理運営しているギルドマスターです。ギルドを大きくしていくために、冒険者を雇い、依頼をこなし、冒険を進めていきます。

プレイヤーが行うのは、冒険者の雇用や装備、パーティの編成、パーティをどのダンジョンに向かわせるかです。ダンジョンに向かってから帰ってくる(全滅もあります)までがオートになります。

黒雲山というのが、ダンジョンの名称です。プレイヤーは「目標階層」「帰還条件」などを設定下後、パーティをダンジョンに向かわせます。

「このゲームの特徴は、練られたストーリーと、キャラクター育成とアイテム集めが充実しており、オート戦闘でありながらプレイヤーの介入出来る幅がとても大きい事です。
キャラクターごとのパラメーターが豊富で、ステータス次第で戦闘が細かく変化します。
ダンジョンごとに敵の特徴も異なっており装備を付け替えるなどして対応していくので、管理する人数やステータス・装備が豊富であり、放置型ながらプレイしている感がとても強いゲームです。」

引用元:『冒険者ギルド物語Wiki』「ゲーム概要」

 

「冒険者ギルド物語2」の面白さ

大前提としてゴリ押しが一切通用しません。

本作における冒険者は、敵を倒し経験値を得ることでレベルがアップしていきます。ですが、冒険者のレベルアップのみでシナリオを進めることは不可能です。

また、様々なアイテムを得ていくことになりますが、単に攻撃力と防御力が強い武具を装備させるということでもシナリオを進めることは不可能です。

要は単に数値のみに頼ったゴリ押しでは、ゲームを進めることができない仕様になっています。これらを解決するために、ギルドマスターであるプレイヤーは、冒険者の細かな部分までマネジメントする必要があります。これが本作の醍醐味となります。

・圧倒的な冒険者の種類
・圧倒的なアイテム数
・圧倒的な戦略性
これらをマネジメントすることが、本作の根幹を成すのです。

 

圧倒的な冒険者の種類

まず、基礎的な部分で12の種族・14の職業・16の個性があります。もうこの時点で、初めてですとお腹いっぱいになります。

職業・種族・個性の組み合わせで雇用する冒険者が大きく異なってきます。

更に最大6人のパーティに落とし込まなければなりません。そのパーティに何をさせるのかが重要となります。

我がギルドのアタッカーの巨人族「アビマンユ」さんです。彼は前職が修道者で、現職が侍です。一撃に特化した冒険者で、固いボスに一撃を食らわせる役割を担っています。

 

圧倒的なアイテム数

武器・防具・その他諸々、本作のアイテムは、ものすごい量が存在します。単に何らかの数値が上がるアイテムもありますし、何らかの数値は上がるが何らかの数値は下がるものもあります。具体的には

抵抗ファイアーボール、弱点ブリザードのように、対ファイアーボールが100%あがるが対ブリザードは100%下がるといった具合です。

これらのアイテムをダンジョンの状況に応じて使い分けていく必要があります。

小烏丸という刀です。「恐ろしい」というのはアイテムに付く称号で、称号が異なるとアイテムの性能も異なってきます。 


圧倒的な戦略性

数多の冒険者とアイテムを使いこなすためには、ダンジョンの状況に応じた使い分けが必要になってきます。本作において、「汎用的最強パーティ」というものは存在しません。

ダンジョン攻略に対して、プレイヤーはまずダンジョンの状況を理解する必要があります。その上でパーティ編成を考えなければなりません。冒険者の特性を考慮し、パーティを編成します。さらには、そのパーティに応じた装備を考え、冒険者にアイテムを持たせるのです。

これらをマネジメントするのはギルドマスターたるプレイヤーなのです。

 

このゲームのおもしろさ

ログ解析

放置系なので、ダンジョン探索中のパーティに直接コマンドをすることはできません。パーティをダンジョンに送り出したならば、その後は無事生還を祈って待つのみになります。

では、どうやってダンジョンの状況を知るのか。それが「ログ解析」になります。ダンジョン内で何が起こったのかは、細かくログが残ります。プレイヤーはこのログを読み解きダンジョンの状況を知ることが出来るのです。

アタッカー「アビマンユ」はブレスでかなりダメージを食らいます。今回は沈んでしまっています。これは、ブレスへの何らかの対策が必要です。 


自分の力で最適解を見つけ出す

プレイヤーは、ログを読み解き、パーティ編成を「考え」ます。正にここがこのゲームの「おもしろさ」だと思います。前頭葉フル活用です。

6人パーティというレギュレーションの中でダンジョン攻略のために、種族を考え、職業を考え、パーティメンバーのそれぞれの役割を考え、手持ちのアイテムをどう振り分けるか考える。もうゲーム中ずっと考えています。

私はここまで考えさせられるゲームを、これまでしたことがありませんでした。どちらかというとRPGはレベルゴリ押し脳筋クリアーが好きなタイプです。本作は、正にゲームをしている、楽しんでいると思えるのです。

今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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